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企業内のさまざまな情報を一元に管理できる、ERPサービス。
スムーズな企業経営に向けて、自社にも取り入れたいとお考えのケースも多いのではないでしょうか。
しかし、一口にERPサービスといってもさまざまな種類があります。
効率的に活用するためには、慎重に比較検討して自社に適したタイプを選ぶことが大切です。
そこで、今回はERPサービスのおすすめ8選を比較しながらご紹介。
導入のメリット・デメリットや選び方などもチェックしながら、最適なERPサービスを見極めましょう。
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ERPに関する基礎知識
最適なERPシステムの導入に向けて、まずはERPについての基礎知識を深めておきましょう。
ERPとは
ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略語で、日本語で直訳すると「経営資産計画」という意味です。
一般的には、自社の経営に関する情報を集約するデータベース・データシステムのことを指します。
企業のなかには、部門や業務別に専用のシステムを導入しているケースもあることでしょう。
たとえば、従業員の給料関連は給与計算システム、商品在庫に関しては在庫管理システムといった具合です。
しかし、ERPサービスを利用すれば、あらゆる情報の管理を一元的に行うことが可能に。
業務の効率化やコンプライアンスの強化を目指せることから、近年はこのERPサービスを導入する企業が増えてきています。
ERPの主な機能
ERPが提供する主な機能は、以下の通りです。
- 販売管理
- 人材管理
- 顧客管理
- 在庫管理
- 生産管理
- 財務会計管理
ただし、利用するERPサービスによって使用できる機能は異なります。
自社において必要な機能をあらかじめ確認し、最適なサービスを利用することが大切です。
CRMやSFAとの違いは?
ERPと混同されやすいサービスに、CRMやSFAがあります。
それぞれ特徴や用途が異なるため、違いについてしっかりと把握しておきましょう。
CRMとは?
まずCRMとは「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客情報管理」と訳されます。
顧客との関係を構築し管理することを目的としたシステムで、顧客情報管理やマーケティング管理など、顧客情報管理に特化したサービスです。
SFAとは?
また、SFAとは「Sales Force Automation」の略で、日本語では「営業支援システム」のことです。
各営業担当者の売上を可視化できたり、取引先や案件情報の管理ができたりなど、営業活動に特化した機能が豊富です。
結局CRMやSFAとの違いは?
つまり、ERPが社内のあらゆる情報を一元に管理できるサービスであることに対し、CRMやSFAは顧客や営業先関連の情報を一元に管理できるというもの。
このように用途が大きく異なるため、混同しないように注意しましょう。
ERPの導入形態について
ERPには、大きく分けると2つの導入形態があります。
両者の特徴をチェックし、どちらの形態が自社に適しているかを考えてみましょう。
オンプレミス型
オンプレミス型は、自社サーバーにERPシステムを構築して利用するタイプです。
自社サーバーで管理することから自由度が高い点がメリットですが、導入時にサーバーの構築やライセンス取得のために多額の費用がかかるというデメリットもあります。
ただし、このタイプは何時間使用しても、大人数で使用してもシステム自体の費用は変わりません。
そのため、長期間の利用をお考えの場合や大企業への導入におすすめです。
クラウド型
クラウド型は、ERPサービスを提供する会社がオンライン上に構築したシステムにアクセスして利用するタイプです。
自社内でサーバーやシステムを構築する必要がないため、初期費用をおさえたい場合に向いています。
注意したい点が、クラウド型はユーザー数ごとの月額課金制であること。
利用数が多い場合や長期間利用する場合は、結果的にオンプレミス型よりも高くつく恐れがあるため慎重に検討しましょう。
ERPサービス導入のメリット
では、ERPサービスを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下では、ERPサービスの主な魅力を3つご紹介します。
情報をまとめて管理できる
ERPサービスを利用する最大のメリットは、部門や業務を問わずにまとめて情報を管理できることです。
情報を一元化することにより、データ共有にかかっていた時間を大幅に削減できます。
情報の正確性が向上する
部門や業務ごとに別々のシステムを利用している場合、ひとつのシステムで入力ミスがあると各システムの数字が合わないなどの支障が生じる恐れがあるでしょう。
しかし、ERPサービスを利用すれば一度打ち込んだデータを共有できるため、正確性の高い情報を活用できます。
コンプライアンスの強化につながる
ERPサービスを利用する際には、部門全体のアクセス権限をひとつのシステムで管理することになります。
それにより、部門ごとに異なるサービスを利用している場合に比べると大幅にコンプライアンス強化を実現できます。
ERPサービス導入のデメリット
さまざまなメリットがあるERPサービスですが、事前に知っておきたいデメリットも存在します。
業務範囲が広いほどコストがかかる
ERPサービスは非常に便利である半面、利用するにはコストがかかります。
取り扱う業務範囲が広ければ広いほど高額になる傾向があるため、自社の場合はどのくらいの費用がかかるのかを、事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
セキュリティ対策をしっかりと行う必要がある
ERPサービスにおいては自社のあらゆる情報を管理するため、セキュリティ対策を重視する必要があります。
特にクラウド型の場合は自社データを外部に置くことになるので、サイバー攻撃や情報漏えいなどの危険性も否定できません。
そのため、ERPサービスを選ぶ際にはこの点をきちんと確認し、セキュリティ面においても信頼できるシステムを導入しましょう。
サービスの数が多く選ぶのが難しい
実はERPサービスは種類が多く、国内製品はもちろん海外製品にも便利なタイプがそろっています。
そのなかからひとつに絞ることは難しいですが、検討期間を十分に設けて慎重に選定することをおすすめします。
ERPサービスを賢く選ぶ3つのポイント
ERPサービスにはさまざまなタイプがあり、自社に合うタイプを見極めるにはコツがあります。
以下でご紹介する3つのポイントを参考に、最適なERPサービスを選びましょう。
(ポイントその1)自社に必要な機能をあらかじめ選定しておく
ERPサービスごとに搭載される機能が異なるため、自社に必要な機能をあらかじめ選定しておくことが大切です。
また、利用するサービスによって初期費用や月額費用もさまざまなので、予算や費用対効果についてもしっかりと検討しておきましょう。
(ポイントその2)使いやすさに注目する
ERPサービスでは膨大な量のデータを取り扱うことから、操作性の高さにも注目して選ぶことがポイントです。
使い勝手が悪いサービスでは、かえって作業効率が下がってしまう恐れがあるためです。
そのようなリスクを回避するために、使い方の詳細を動画や画像などで購入前に確認しておきましょう。
(ポイントその3)導入後のサポート体制をチェック
導入後のサポート体制も、重要なチェックポイントのひとつです。
特にERPサービスを初めて利用する場合は、サポートが手厚いサービスを選ぶとよいでしょう。
基本的な使い方はもちろん、活用方法まで親身にアドバイスをもらえると安心です。
導入の相談をする際に、具体的なサポート内容についても問い合わせておきましょう。
ERPサービスのおすすめ8選を徹底比較!
ここでは、特におすすめしたいERPサービス8選を徹底的に比較しました。
機能や料金などの特徴を詳しくご紹介するので、ぜひERPサービス選びの参考にされてみてはいかがでしょうか。
1:ZAC
ZACは、販売・在庫・勤怠・経費などの基本的な業務管理機能をメインに利用できるクラウド型のERPサービスです。
導入実績は600社以上、17万ライセンスを突破しており、業界内では非常に高い実績を持っています。
注目したい点は、売り上げ予測機能や経営レポーティング機能など、経営状況を可視化できる便利な機能が豊富にそろっていること。
プロジェクト収支をタイムリーに把握して、経営判断や経営管理を行いたい企業に最適です。
機能 | ・プロジェクトの損益を一元管理
・経営状態をタイムリーに把握できるレポート機能 ・市販の財務会計システムと連携 ・業務ごとの電子申請・承認システム など |
料金 | 月額利用料金50,000円~(利用機能と利用人数による) |
2:ジョブマネ
ジョブマネは、中小企業やベンチャー企業におすすめしたいクラウド型ERPサービスです。
部門ごとの情報を紐づけてまとめることができ、プロジェクトの実行過程や利益などをわかりやすく管理できます。
スマホにも対応しているため、スケジュール登録や商談日報の作成などを、外部からでも行えるといううれしいポイントも。
ただし、在庫管理機能は付帯されていないため、無形商材を扱う業種に向いています。
機能 | ・スケジュール登録
・商談日報作成 ・顧客・売上・仕入・入金などの各種管理機能 ・見積書や請求書などの帳票作成や管理 など |
料金 | 月額10,000円~(無料プランもあり) |
3:Reforma PSA(レフォルマピーエスエー)
Reforma PSAは、クリエイティブ業に特化した管理システムを提供しているERPサービスです。
案件やプロジェクト別の収支管理をメインに、可視化や業績予想などの役立つ機能が豊富にそろっています。
このサービスならではのメリットが、導入コストを大幅に抑えられること。
初期費用0円、月額費用6,000円~とリーズナブルに利用できるため、導入を迷っている企業にもおすすめです。
機能 | ・販売・購買・勤怠・経費などの各種管理機能
・グラフによる売り上げ・収益分析機能 ・プロジェクト案件管理機能 など |
料金 | 月額6,000円~ |
4:SMILE V
SMILE Vは、基幹系システムと情報系システムの両方の良さを兼ね備えたERPサービスです。
幅広い種類の機能を搭載しているため、業種や職種を問わずに便利に利用できます。
注目したいのがRPA機能で、決まった時間に帳票を自動出力できるなど業務を効率的に進められる工夫がたくさん見られます。
独自のシステム構築もしやすい設計になっているので、自由度が高いERPサービスを探している企業に最適です。
機能 | ・販売・会計・人事給与などの管理機能
・ワークフローやドキュメントの管理 ・RPA(自動実行)機能 など |
料金 | 要問合せ |
5:CAM MACS(キャムマックス)
CAM MACSは、特に中小・中堅企業にとって便利なシステムのクラウド型ERPサービスです。
売上や在庫などをすべて一括で管理でき、情報喪失などのリスクを回避できます。
料金プランが細分化されているため、自社に適したタイプを選べる点も注目したいポイント。
また、ユーザー数や事業が増えたときに気軽にプラン変更ができるため、スタートアップ企業やベンチャー企業にもおすすめです。
機能 | ・発注管理・在庫管理・会計処理
・様々な外部連携サービスと運用可能 など |
料金 | 初期費用・月額費用ともに35,000円~ |
6:NetSuite(ネットスイート)
NetSuiteは、業界や業種を問わずに人気のクラウド型ERPサービスです。
ERPだけでなく、CRMやEコマースなど経営に必要な機能が全て含まれています。
海外の言語や法制度、税制度、商習慣などに対応しているため、海外進出を目指したい企業やすでに海外にも拠点を置いている企業に最適です。
国単位でデータを集計・分析できることから、経営判断をよりスムーズに進められるでしょう。
機能 | ・ERP・CRM・Eコマース機能
・経営状況や進捗状況の可視化 など |
料金 | 要問合せ(14日間の無料トライアルあり) |
7:HUE(ヒュー)
HUEは、近年注目のAI機能を搭載したERPサービスで、基本的には大手企業向けとなっています。
その導入企業はすでに2,240社以上となっており、継続利用率はいたっては、94%とかなりの数値に。
それほどまでに納得されているERPサービスということですね。
またHUEでは、基本的な機能が備わっていることはもちろん、業務を円滑にするためのコミュニケーションツールも内包。
業務に必要な最新情報も、画面上からサッと確認できるよう工夫されているので、ムダな時間をとられません。
多言語にも対応しているので、ある程度の規模がある企業なら、候補として検討してみるといいでしょう。
機能 | ・財務会計・プロジェクト管理・購買管理
・円滑なコミュニケーション機能 ・RPA(自動実行)機能 など |
料金 | 要問合せ |
8:SyteLine(サイトライン)
SyteLineは、知名度抜群の「日立システムズ」が提供している、製造業務向けグローバルERPサービスです。
世界的にはすでに導入数も増えており、全体で6,000社、アジア圏では1,400社以上が既に導入している状況となっています。
このERPサービスでは、おもに中小企業向けとしており、製造業であればほぼ全般に対応。
また多言語対応はもちろん、多通貨対応もしているため、これまで見えづらかった海外拠点の生産も丸裸に見える化することができます。
生産にかかわる部分から、CRM・保守もカバーしていますので、製造業ならまず注目のERPとなるでしょう。
機能 | ・財務管理・CRM・在庫管理
・幅広い生産管理に対応 ・多言語対応 など |
料金 | 要問合せ |
おすすめERPサービス8選の比較一覧表
ここでは、これまで紹介してきたERPについて、サクッと確認できるよう比較一覧表としてまとめています。
候補を絞り込む際にお役立てください。
機能 | 料金 | |
ZAC | ・プロジェクトの損益を一元管理
・経営状態をタイムリーに把握できるレポート機能 ・市販の財務会計システムと連携 ・業務ごとの電子申請・承認システム など |
月額利用料金50,000円~(利用機能と利用人数による) |
ジョブマネ | ・スケジュール登録・商談日報作成
・顧客・売上・仕入・入金などの各種管理機能 ・見積書や請求書などの帳票作成や管理 など |
月額10,000円~(無料プランもあり) |
Reforma PSA | ・販売・購買・勤怠・経費などの各種管理機能
・グラフによる売り上げ・収益分析機能 ・プロジェクト案件管理機能 など |
月額6,000円~ |
SMILE V | ・販売・会計・人事給与などの管理機能
・ワークフローやドキュメントの管理 ・RPA(自動実行)機能 など |
要問合せ |
CAM MACS | ・発注管理・在庫管理・会計処理
・様々な外部連携サービスと運用可能 など |
初期費用・月額費用ともに35,000円~ |
NetSuite | ・ERP・CRM・Eコマース機能
・経営状況や進捗状況の可視化 など |
要問合せ(14日間の無料トライアルあり) |
HUE | ・財務会計・プロジェクト管理・購買管理
・円滑なコミュニケーション機能 ・RPA(自動実行)機能 など |
要問合せ |
SyteLine | ・財務管理・CRM・在庫管理
・幅広い生産管理に対応 ・多言語対応 など |
要問合せ |
自社に必要な契約書管理システムを慎重に見極めよう
データを一元管理できるERPサービスは、業務の効率化を実現できるおすすめのサービスです。
ただし、利用するタイプによって搭載している機能やかかる費用が異なるため、自社に必要な機能や予算について慎重に検討することが求められます。
ぜひここでご紹介した内容を参考に、ERPサービスの導入をご検討ください。