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買取ビジネスとは、その名のとおり、買い取って儲けを出すビジネスです。
どうやって買取だけでしっかりとビジネスが成り立つのか、気になる人は多いのではないでしょうか。
その仕組みは、カンタンにいえば、買い取った商品を買値より高く売って儲けを出すという単純なものです。
また、一人でも買取ビジネスは可能なので、参入のハードルは低いのも特徴でしょう。
とはいっても、いざ参入するとなれば、この業界は未経験で不安だと悩む人も少なくありません。
そんなときにおすすめするのが、買取ビジネスのフランチャイズです。
フランチャイズを利用して申し込むことで、フランチャイズ本部が今まで培ってきたノウハウを学べ、また本部からのサポートも得ることができます。
リスクを軽減して買取ビジネスを開業することが可能だからです。
今回は、買取ビジネスで儲かる仕組みと、わたしがおすすめするフランチャイズ8種類を挙げて、解説していきます。
買取ビジネスの儲けの仕組みとは?
買取ビジネスの儲けの仕組みは、冒頭でも説明しましたが、安く買い高く売るのが基本です。
しかし、どのようにして売ればいいのかと、この部分について気になる人は多いでしょう。
まずは儲けの仕組みとなるポイントを順次に挙げて、解説していきます。
なお、「フランチャイズを利用しないで買取ビジネスを手掛けている」という前提での解説となっていることをご理解ください。
では早速、読み進めてみましょう!
安く買い取って高く再販売するのが基本
冒頭でも説明しましたが、商品を安く買って高く売るのは、買取ビジネスの基本です。
もう少し具体的にわかりやすく説明しますと、以下のような流れとなります。
- 商品を300円で買い取った
- 買い取った商品を自分でクリーニングして1,000円で再販売
1,000円-300円=700円
700円が利益となる
こんな感じとなります。
商品を単に買い取って再販売するわけではなく、クリーニングで綺麗にし、修理するなどして価値を付けるのです。
価値が上がれば、高値で売れることに期待が持てるというわけです。
インターネットを利用した買取ビジネスの展開も可能
買い取った商品をオークションサイトで販売するのも、買取ビジネスのひとつです。
実際、買取ビジネスを手掛ける業者も、買い取った商品をオークションサイトで再販売しています。
購入者への商品の発送方法ですが、基本的には、
- 定形外郵便
- メール便
- 宅配便
など、主にこの3つに絞られます。
商品を購入してもらうのは結構なことですが、送料について気を使わなければ、消費者に避けられるのです。
独自のルートで再販売するから
独自のルートと言っても、先ほど挙げたオークションサイトだけでなく、
- 自らが運営するリサイクルショップ
- 中古店舗などで販売
- 海外に販売
など様々です。
特に日本の製品は海外で高く評価されているので、中古でも海外では高値で販売されることが多い傾向にあります。
海外に独自の販売ルートを持っているのなら、買取ビジネスを日本で展開し、買い取った商品を海外で販売してもいいでしょう。
買取ビジネスのメリットとは
買取ビジネスのメリットを次に挙げて、解説していきます。
主なメリットは、以下の3点です。
- 個人事業主として一人で開業することが可能
- 買取専門なら必要なのは在庫スペースのみ
- 壊れた物や傷物の商品を修理して高値での販売ができる
では順にみていきましょう!
1.個人事業主として一人で開業することが可能
買取ビジネスのメリットは、個人事業主として一人で開業することが可能なことにあります。
なぜかというと、買取を行うのは一人も十分であるためです。
規模を大きくすれば、確かに人手が必要なのですが、その分の人件費もかかるでしょう。
だからと言って、家族に手伝ってもらうにしても、家族に対しても給料を支払わなければならないので、やはり人件費はかかります。
しかし、規模を大きくすることなく、一人でも手が回る範囲内で買い取り事業を行えば、一人だろうと切り盛りすることは可能です。
2.買取専門なら必要なのは在庫スペースのみ
仮に自宅で開業したとすると、必要なのは、
- 事業者と客が買取の査定を行うためのスペース
- 買い取った商品を保管するスペース
この2つだけです。
買い取った商品については、自宅または店舗などのバックヤードや倉庫に保管します。
3.壊れた物や傷物の商品を修理して高値での販売ができる
壊れた物や傷物の商品をあえて安値で買い取り、買い取った商品を修理して、その後は高値で再販売することが可能です。
こういった商品であれば、オークションサイトなどで、かなりの安値でジャンク品として販売されているでしょう。
修理できるのならそのジャンク品を購入して、修理して再販売しても問題はありません。
修理の部品代や、作業コストも考えながら、買取金額と販売金額は決めていくと良いです。
買取ビジネスのデメリットとは
メリットもある反面、当然デメリットも存在します。
デメリットもしっかりと理解して、対策をしていきましょう。
買取ビジネスのデメリットは、主に以下の4点です。
- 在庫リスクがある
- 必ずしも買い取った商品を希望価格で売れるとはかぎらない
- 盗難や強盗のリスクもある
- 古物商許可証が絶対に必要
こちらも順に解説していきます。
1.在庫リスクがある
買取ビジネスのデメリットのひとつに、在庫リスクがあります。
なぜなら、商品が必ずしも売れるとはかぎらないためです。
ここで注目すべきは、販売する商品に対しての需要にあります。
中古品でも高い需要性があれば、新品同然の価格で取引されることもよくあり、中にはそれ以上の価格となることもしばしばです。
逆に需要性がないと、仮に安く販売しても売れることはほとんどありません。
売れないということは、在庫が貯まる一方で、処分しようにも処分費用がかかります。
この商品に需要があるのかないのかを見極めるのが、買取ビジネスにおいて、かなり重要だといえるでしょう。
フランチャイズ利用の場合は在庫リスクが少ない
フランチャイズの場合だと、在庫リスクが少ないです。
なぜなら、買い取った商品を専門業者が買い取り、換金するためです。
換金そのものが、フランチャイズ利用の業者の利益となります。
フランチャイズによっては、即現金化が可能なところもあります。
ただし、在庫が全て無くなるとはかぎらないので、この部分に関しては注意が必要です。
2.必ずしも買い取った商品を希望価格で売れるとはかぎらない
買い取った商品が必ずしも高値、または希望価格で売れるとはかぎりません。
理由としては、先ほどお伝えしたことも含め、以下のようなものが挙げられます。
- 消費者にとって必要がない商品
- 値段が高過ぎて消費者から敬遠されがち
- 品質が良くなく価値が全くない
売れなくて悩み、挙句の果てに価格を下げて販売せざるを得ないという状況になってしまう場合もあるのです。
売れなくて価格を下げる、という繰り返しをすればするほど、ついにその商品の価値がなくなります。
3.盗難や強盗のリスクもある
高級ブライドやジュエリーなど、高級品の買取ビジネスを扱っている場合、盗難や強盗のリスクがあります。
これは高級品にかぎらず、どの商品にも言えることですが、高級品なほど盗難や強盗のリスクが高くなるというわけです。
ちなみに、盗難品と知らずに買い取りを行うというケースもあるかもしれません。
もし買い取った商品に盗難品の可能性がある場合は、最寄りの警察に相談してみましょう。
なお、盗難品であると知った上で買い取りを行った場合は、第256条「盗品等関与罪」に問われ、以下のような懲役または罰金刑が下されます。
- 盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者は,3年以下の懲役に処する。
- 前項に規定する物を運搬し,保管し,若しくは有償で譲り受け,又はその有償の処分のあっせんをした者は,10年以下の懲役及び50万円以下の罰金に処する。
まとめると、買取ビジネスの事業を展開する事業主にも、リスクがあるというわけです。
4.古物商許可証が絶対に必要
買取ビジネスを行う上で欠かせないのが、古物商許可証という免許です。
中古品を買い取り、再販売するのに必要なものなのですが、古物商許可証にも種類があります。
種類については、以下の引用文を参考にしてみましょう。
・美術品類
・衣類
・時計・宝飾品類
・自動車
・自動二輪車・原動機つき自転車
・自転車
・写真機類
・事務機器類
・機械工具類
・道具類
・皮革、ゴム製品類
・書籍
・金券類
これを見ていただくとわかる通り、全部で13種類あります。
これらは、ひとつだけという決まりはなく、複数取得することが可能です。
自身がどのような商品を中心に買い取りしていくのかを考え、古物商許可証を取得することが求められます。
古物商許可証は、最寄りの警察署に申請手続きすれば、取得可能です。
余談ですが、古物商許可証を必要とするケースと必要としないケースがあります。
- 個人目的で購入した商品の販売は、古物商許可証は不要
- 販売目的で購入した商品の販売は、古物商許可証が必要
買い取った商品を再販売する場合は、「古物商許可証が必要である」という認識をすべきでしょう。
買取ビジネス初心者ならフランチャイズ利用がおすすめ!
こんな不安を抱いている方には、フランチャイズの利用がおすすめです。
ただし、あらかじめ伝えておくと、フランチャイズにもデメリットはあります。
たとえば以下の2つが、それにあたるでしょう。
- 加盟料や研修費が必要になる
- 契約期間内に自分の都合上で勝手に解約できない
これは、契約に含まれた内容にもあるので、しっかりと自身で納得できるかどうかを考えておきましょう。
反面のメリットでは、先に紹介した通り、フランチャイズ本部が培ってきたノウハウや開業前後のサポートを受けられるというメリットがあります。
自身が一人だけで開業するよりも、近道になるのではないでしょうか。
とくに研修費用については、自己投資と考えることが大切です。
では、買取ビジネスのフランチャイズに興味をお持ちの方もいるでしょうから、ここで厳選した8社をご紹介していきます。
自身の道筋を決める際にでもお役立てくださいね!
1.買取専門店おたからや
買取専門店おたからやは、貴金属やジュエリーや高級ブランド品、骨董品や着物など、幅広いジャンルの商品を扱っています。
これからの開業で成功をめざすために、粗利40%の高収入が見込める買取ビジネスの構築をサポートしてくれるのが特徴です。
一般的には、未経験で参入し年収1,000万円以上を稼いでいる業者は多いと言われています。
しかし年収1,000万円を稼げる人は、地道な努力で現在に至っていることがほとんどです。
未経験でも努力を怠らなければ、年収1,000万円以上は見込めるというわけですね!
2.買取専門店大吉
買取専門店大吉は、先ほど紹介した「おたからや」に勝るとも劣らず、規模が大きい会社です。
店舗継続率96%(2019年6月15日時点)を誇るなど、フランチャイズを利用している事業者に対するサポートを徹底しているのが特徴です。
初年度のみですが、赤字補填や収入保障(年間500万円)などのサポートがあるので、買取ビジネスの参入のハードルが低いといえるでしょう。
3.ブランドリバリュー
ブランドリバリューは、高級ブランド品や宝石や時計類など、高価な商品を中心に買い取りを行っている会社で、フランチャイズも対応しています。
開業サポートや開業後のフォローなどを行っているので、事業者は安心して利用できるというわけです。
4.買取店わかば
買取店わかばの特徴は、洋酒買取に対応していることにあり、そのフランチャイズを利用すると、事業者は洋酒買取を可能としています。
洋酒とはいえお酒なので、
と不安を抱く人はいるかもしれません。
その点については、未開封にかぎり買い取りをしているので、心配はありません。
洋酒の買い取りを扱いたい事業者は、「わかば」がおすすめだということです。
5.大黒屋
大黒屋はフランチャイズに対応する会社ですが、特徴は加盟料ゼロ円のところにあります。
加えて、予算で選べる契約プランが3種類用意されています。
- ベーシックプラン
- ライトプラン
- トリプルゼロプラン
どれも加盟料ゼロのプランなので、自分の予算を考慮しつつ、フランチャイズを利用したい場合は、大黒屋がおすすめです。
6.銀座パリス
銀座パリスは、高収益で迅速なキャッシュフローを実現すべく、あらゆる販路を提供してくれます。
またその販路の中には、フランチャイズ本部へと売却する手段もあるため、売り方に困ることも少ないでしょう。
もしどの販路を選ぶべきか迷った場合には、担当者が適正な販路を選定してくれるので、その点も安心です。
研修内容についても、実習も交え体験しながら学べる環境があります。
また、内容も充実しているので、スキルアップはかなりできるのではないでしょうか。
開業後も、365日テレビ電話でサポートが受けられるので、困ったときもすぐに解決を図れるでしょう。
もし、どれにすべき迷ったのなら、候補としてまず入れておきたいフランチャイズとなります。
7.キングラム
キングラムは、貴金属やブランド品だけでなく、幅広いジャンルの商品の買い取りに対応しています。
また、収益性の高いブランドやジュエリーなどの、買い取り方法に関するノウハウを学べることも特徴でしょう。
開業後は、広告や宣伝などのサポートについても受けられます。
これは、これから認知度を高めていくためにも、かなり嬉しいサポートではないでしょうか。
一人で開業できるようにサポートを行っているので、個人事業主として、小スペースで開業したいという方にもおすすめです。
8.お宝本舗えびすや
お宝本舗えびすやのフランチャイズの特徴は、徹底したサポートにあります。
具体的に説明すると、Webカメラを設置して、本部からの査定サポートを受けられることです。
特にジュエリーや高級ブランド品などの査定のときには、Webカメラを利用した査定サポートは活かされるでしょう。
開業前後のサポートやフォローも徹底しているので、買取ビジネス初心者には、お宝本舗えびすやはおすすめです。
買取ビジネスで失敗しないために!成功させるためのコツを知ろう
フランチャイズで買取ビジネスを始めるにしても、フランチャイズを介さないにしても、せっかく新たにビジネスを始動したいのなら、誰しも成功したいと考えるものです。
そこでここでは、買取ビジネスをはじめるにあたって、「どういったことに注目し力を注げばいいのか」について紹介していきます。
どれも自身を守るためにも、必須の内容となりますので、しっかりと目を通してみてくださいね!
ここでは紹介するコツは、4つとなります。では順にみていきましょう!
本部が提案を聞く体制にあるか確認する
これは、買取ビジネスでフランチャイズ契約する場合にいえることですが、「言われた通りやればいい」という雰囲気のフランチャイズ本部は避けた方が良いでしょう。
加盟店と本部でお互いに成長し合える関係が大切です。
いくら担当スタッフといっても、すべてが正しいわけではありません。
だからこそ、一方的なやりとりでは、時に失敗へと突き進んでしまうリスクもあるのです。
実際に顔合わせをする時は、
- 提案しやすい環境にあるのか
- また聞き入れてくれる体制にあるのか
は、しっかりと見極めた方が良いでしょう。
偽物を見抜く目を徹底して身につける
買取ビジネスをするのであれば、ブランドものを見抜く目が重要となります。
フランチャイズであれば、本部からサポートを受けられる場合もありますが、そういったサポートがない場合は、自身が詳しくなるしかありません。
こうした偽物を見抜く目があまりない場合では、偽物を買取してしまうケースもあるでしょう。
それで偽物を販売していては、お店の信用にも関わります。
お店の信用がなければ、その後の集客にも大きく響くでしょう。
もちろん買取金についても、損をすることとなります。
立地のリサーチを徹底する
いくらフランチャイズとして開業したとしても、立地が悪ければ売り上げの天井が限られます。
だからこそ、立地には徹底してこだわらなければなりません。
一度そこで決めたら、その場所でしばらく商売をしていかなくてはならないのです。
立地を選ぶ際は、どの年代の層が多いのか、何時ごろに人が多いのかも把握しておいた方が良いでしょう。
ただし、あまりに目立ちすぎる場所だと、お客さんの心理としては入りづらくなることもあります。
反面で、治安の悪い場所では薄暗い場所は避けた方がいいでしょう。
これも利用者の方が換金後に「怖い」といった心理を抱かせないための配慮となります。
外装費や広告費などにお金を投下しすぎない
初めて店舗を構えるとなると、その外観や内観に注力しすぎてしまうものです。
ただ肝心なのは、利益が上がらなかった場合、今ある資金でどの程度店舗を維持できるのかを考えなくてはなりません。
もちろん未来のことなので、どの程度の利益が出るかは予想できないでしょう。
だからこそ、ある程度の資金は保持しておく必要があるのです。
外装や内装は、利益が安定したあとでも十分に投資できます。
最初は最低限で、様子を見ながら徐々に資金を投下していく方向で進めるといいでしょう。
買取ビジネスの仕組みを理解して着実に成功へと近づこう
買取ビジネスの儲かる仕組みと、おすすめするフランチャイズ8種類を紹介しました。
儲かる仕組みは単純に、商品を安く買い取って高く売るのが基本中の基本です。
しかしフランチャイズの利用だと、買い取った商品を全て専門業者が買い取り、フランチャイズ利用事業者は粗利として利益を得ることが可能です。
加えて、在庫リスクがほとんどありません。
どれだけ安く買い取り、専門業者に高く買い取ってもらうか、結局のところは事業者の努力と工夫次第と言ったところとなります。
逆に考えると、年収1,000万円以上という高収入をたたき出すことも、その努力と工夫次第で可能になるというわけです。
できる努力はしっかりと行ったうえで、ぜひ成功へと着実に近づいていってください。
ここでの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。