この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
ビジネスフォンは、多くの従業員を抱える法人にとって欠かせない存在です。
スムーズに連絡することができて、外部からの電話を別のビジネスフォンに転送できることで、業務効率もあがるでしょう。
これによって、本業の妨げにほとんどならないですし、ビジネスフォンも従来通りの電話機としても使用できます。
しかし、ビジネスフォンは一般の家庭用電話機より価格が高く、資本力が少ない中小企業の法人でも、なかなか手が届きにくいというデメリットがあるのです。
そこでおすすめしたいのが、中古のビジネスフォンとリース業者の利用です。
中古のビジネスフォンの価格は、新品よりももちろん安く、ひかり電話にも対応している機種もあります。
リース業者も同様で、新品購入よりも、ビジネスフォンを安く提供するサービスを展開しています。
今回は、おすすめのビジネスフォンとリース業者を計10種類挙げて、ランキング形式で紹介していきます。
新品のビジネスフォンも紹介しますが、それについては事業に軌道が乗ってから、新品のビジネスフォンに変えてもいいでしょう。
ではまずは、基本的なおさらいから解説していきます。
ビジネスフォンとはなにか?
ビジネスフォンとは、法人向けの電話機で、通話方法に関しては家庭用電話機とは変わりません。
しかし、ビジネスフォンの真価を発揮するのは、社内の連絡と外部電話の転送です。
そこで今回、ビジネスフォンについて紹介する前に、まずはビジネスフォンとは何か、導入するメリットとデメリットは何なのかについて、紹介していきます。
家庭用電話機では通話料のコストが高過ぎる
家庭用電話機でも法人で利用可能ですが、通話料のコストが高過ぎるという残念な部分があります。
通話料自体はあまり気にならない程度なのですが、家庭用電話機では1回線1電話という組み合わせが前提となるのです。
そのため、それが複数契約となると、基本料などを含めた通話料自体が高くなっていきます。
一方のビジネスフォンは、1回線3電話、1回線5電話などの組み合わせができます。
そのため、基本料を含めた通話料の削減にも期待がもてるのです。
加えて、電話工事費やビジネスフォンの購入費用についても、全て経費として計上できます。
仕訳方法に関して具体的に説明すると、
借方 | 貸方 | |
現金預金 | 785,106 | |
210,420 | 電話加入権 | |
306,306 | 消耗品費 | |
268,380 | 工事器具及び備品 | |
785,106 | 785,106 |
※参照:教えて!goo/NTTビジネスフォンの工事代金・機器代金の仕訳は?
このようになります。
あくまで例なので、参考程度で見ていただければと思います。
ビジネスフォンを導入するメリットをまとめてみた
ビジネスフォンを導入するメリットを次に挙げて、解説していきます。
具体的なメリットは以下の4つです。
- 台数分の回線契約をしなくていい
- 他のビジネスフォンへの転送
- 内線を利用すれば通話料がかからない
- ビジネスフォンを扱うリース業者を利用する方法もある
では、順に見ていきましょう。
1.台数分の回線契約をしなくていい
先に触れていますが、ビジネスフォンを導入すれば、台数分の回線契約をしなくて済みます。
おさらいとなりますが、ビジネスフォンはひとつの回線で、複数の電話番号を受けることできるためです。
つまり、一度契約すれば良いだけなので、費用面でも手間の面でもコストダウンを図れるのです。
事業を運営する以上、削れるところは積極的に削っていきたいため、このメリットは非常な重要なものとなるでしょう。
2.他のビジネスフォンへの転送
外部から電話がかかってきた場合、ビジネスフォンの転送機能を利用することで、別のビジネスフォンにかけることができます。
通常、別の社員への電話がかかってきた場合、その社員に口頭で知らせなければなりません。
しかしその方法の場合、相手を待たせてしまうことがほとんどで、クレームの要因にもなります。
ビジネスフォンであれば、口頭で知らせる必要がなく、社員が利用するビジネスフォンに内線機能で伝えることができます。
つまり、そのビジネスフォンで、外部からの電話に対応することができるというわけです。
もちろん、近くに社員がいれば、口頭で知らせても問題はありません。
3.内線を利用すれば通話料がかからない
ビジネスフォンで内線通話を利用すれば、通話料は一切かかりません。
なぜ通話料がかからないのかというと、ビジネスフォンの主装置が、ビジネスフォン同士の通話を可能にしているからです。
NTTという電話回線提供業者に関係なく、内線通話はできるものが多く、この機能を用いることで、わざわざスマートフォンを利用して呼び出すことなく、コミュニケーションが図れます。
ちなみに、主装置について簡単に説明すると、ビジネスフォンの親機となります。
これがないと、ビジネスフォンを利用することができません。
主装置が親機なら、ビジネスフォンは子機となります。
4.ビジネスフォンを扱うリース業者を利用する方法もある
ビジネスフォンを導入するとなると、コストが非常に高くなります。
というのも、ビジネスフォン自体の価格が高いからです。
しかし、ビジネスフォンのレンタルサービスを提供しているリース業者を利用すれば、月額費用はかかりますが、導入のハードルが低くなります。
ビジネスフォンを購入できないなら、リース業者を利用するのもひとつの手だということです。
ビジネスフォンのデメリットをまとめてみた
ビジネスフォンのデメリットを次に挙げて、解説していきます。
- ビジネスフォン本体の価格が高い
- ビジネスフォンの使い方が難しい
- FAX機能を持つビジネスフォンはない
- 個人事業主はビジネスフォンを導入しなくていい場合がある
1.ビジネスフォン本体の価格が高い
ビジネスフォンの本体は一般家庭用電話機より高く、新品だと20万円を超えるビジネスフォンが存在します。
中古のビジネスフォンもあるのですが、高くても6万円~8万円と言ったところでしょう。
2.ビジネスフォンの使い方が難しい
ビジネスフォンの本体を確認しますと、一般家庭用電話機よりもボタンの数が多く配置されています。
これは、特にビジネスフォンに慣れていない新入社員や、そのビジネスフォンを導入したばかりの法人にとって、混乱の素にもなるのではないでしょうか。
時間の経過とともに、使い方が慣れてくるとは思いますが、それに対応できるかどうかは社員や事業者次第と言ったところでしょう。
時には、導入研修みたいなものも必要になるかもしれません。
3.FAX機能を持つビジネスフォンはない
FAX機能を持つビジネスフォンは現時点で存在しません。
それでもFAXを利用したい場合は、
- 別回線契約してFAXを利用する
- インターネットFAXを利用する
効率的にFAXを利用するとなると、この2点しかないでしょう。
特にインターネットFAXは、そのサービスを提供する業者と契約する形となります。
インターネットFAXおすすめ比較11選!事業者に向けて選び方を解説わざわざFAXを用意しなくても、プリンター本体さえ用意できれば、そのサービスの利用は可能でしょう。
4.個人事業主はビジネスフォンをムリに導入しなくてもいい
個人事業主の場合、ビジネスフォンをムリに導入する必要はありません。
なぜなら、一人または家族で事業を行っていることがほとんどだからです。
プライベート用と事業用を分けたい場合は、別々に回線契約をする必要はありますが、事業用であれば、通信費として経費の計上が可能となります。
ビジネスフォンの選び方とは?
ビジネスフォンにも選び方があるのですが、事業規模や社員の人数などを考慮して、予算と相談しつつビジネスフォンを選ぶ必要があります。
その選び方を次に挙げて、解説していきます。
新品にこだわる必要はない
少し前でも触れていますが、ビジネスフォンの価格は家庭用電話機より高いです。
しかし、その高額な費用を支払ってでも、新品を購入する方も中にいます。
ただ無理をしてまで新品でビジネスフォンを購入するメリットはどこにもありません。
というのも、基本的な機能は中古でも、十分事足りてしまうためです。
どうしても、「ある機能が搭載されたモデルが必要」といった場合以外では、中古で十分です。
新品に切り替えるのは、事業に軌道が乗ってからでも遅くはありません。
まずは現在のキャッシュ状態を優先し、ビジネスフォンにそれ以上の機能を求めるのなら、新品に切り替えるようにしていきましょう。
どういった機能を求めているのかを考えて選ぶ
多種多様なビジネスフォンがあり、機能もビジネスフォンによって異なるのですが、一番注目していただきたい機能があります。
それは、コードレスに対応したビジネスフォンです。
コードレスなので、モジュラーケーブルの配線工事を必要としません。
また、子機だけでも追加可能なビジネスフォンもあります。
防水性のビジネスフォンもあるので、水産加工業など水に関係する事業を手掛ける法人であれば、防水性のビジネスフォンは向いていると言えるでしょう。
ひかり電話対応のビジネスフォンを選ぼう
ビジネスフォンには、ひかり電話対応とそうではないものがあるのですが、ここはひかり電話対応のビジネスフォンを選びます。
なぜなら、ADSLやISDNなどの回線タイプは古く、廃れていく傾向にあるからです。
中古でもひかり電話対応のビジネスフォンもあるので、あまり機能にこだわりがない場合は、ひかり電話対応のビジネスフォンを選ぶようにしましょう。
ビジネスフォンの導入前に知っておくべき注意点
さて、ここまでで選び方について見ていきましたが、選ぶ際には注意点も存在します。
ここでは、ビジネスフォン選びで失敗しないための注意点について共有していきますので、かならず目を通すようにしてください。
主な注意点は3つです。では順にみていきましょう。
スペックの把握は必須
ビジネスフォンを選ぶ際は、どうしてもその導入コストが気になってしまい、価格だけに意識が向きがちです。
もちろん、予算の関係もあるため、それ自体に問題があるわけではありません。
しかし、それと同時に主装置のスペックにも目を向けておかないと、後になってコストが高くつくこともあるのです。
たとえば、ビジネスフォンには専用電話機の設置台数が、あらかじめ決められているものです。
もしこの台数が上限に達してしまい、さらに増やしたい場合では、「新たに主装置を契約するか」「グレードを上げる」しかありません。
それでは手間にもなるので、将来のことも見据えて、設置台数制限に余裕のあるものを選ぶべきとなるのです。
ここで、注目すべき視点をまとめておくと、以下の通りとなります。
- 将来の増設も考慮して、設置台数が多いものを選ぶ
- 同時通話できる数も考慮する
これらについては、事業規模や事業内容によっても、選ぶべきスペックは異なります。
まずは、これらをどうするべきかを洗い出して、その上で希望に近い主装置を選ぶ必要があるでしょう。
激安の中古品に惑わされない
ビジネスフォンの費用を極力抑えようと、相場から外れた金額のものに手を出してしまう方がいますが、これはおすすめできません。
まず、ビジネスフォンには「保有期間(修理に必要となる補修用部品の保管期間)」というものが設けられているものです。
しかし、この保有期間を過ぎてしまえば、メーカーはその部品の保管もやめてしまうため、修理をしたくともできないケースが出てきます。
すぐに修理ができない状況は、業務にも悪影響を及ぼす可能性もあるため、極力避けたい状況でもあるでしょう。
つまり、激安のビジネスフォンは、保有期間が切れているようなマイナスを抱えているということなのです。
中古を購入する際は、
- 製造が終了している製品ではないか
- 保有期間はちゃんと残っているのか
についても、しっかりと確認するようにしてください。
リース契約は慎重に
初期費用のコストを極力減らす、有効な方法として、リース契約もあります。
しかし、この方法にも落とし穴があるのです。
それは最低契約期間となります。一般的にこの期間は3~7年となっているでしょう。
実は、この期間中に解約することは、基本的にはしてはいけません。
もし、どうしても解約をする場合では、契約満了までの残りのリース代を支払う必要があるのです。
これは、万が一のことを考えると、かなり痛い出費ではないでしょうか。
ただ、この契約内容については、各社で異なるものですので、契約する前にしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
ビジネスフォン本体の価格比較6選!おすすめなのはどれ?
わたしがおすすめするビジネスフォン本体を6種類挙げて紹介していきます。本体価格を比較しつつ特徴を解説いたします。
なお、紹介するビジネスフォンは全て、ひかり電話に対応しています。
6位:Panasonic IP-Digaport
Panasonic IP-Digaportは、すでに生産を終了しているビジネスフォンですが、ひかり電話に対応しているだけでなく、コードレス電話機にも対応しています。
ラルリエ屋によりますと、Panasonic IP-Digaport対応の主装置は34,800円から、子機となるビジネスフォン本体は5,800円から購入が可能です。
使用できれば問題ないという法人には、おすすめであると言えるでしょう。
5位:saxa PLATIA(プラティア)
上記に説明したsaxa PLATIA(プラティア)Ⅱの型落ちタイプでありますが、機能が充実しているので、人気が高い傾向にあります。
ビジフォン.comによりますと、本体価格とリース料はsaxa PLATIA(プラティア)Ⅱと同じです。
他のリース業者でも、このsaxa PLATIA(プラティア)を中古品として扱っているところはあります。
この場合でも、機能が充実している上にデザインもシンプルなので、人気は高いと言えるでしょう。
4位:saxa PLATIA(プラティア)Ⅱ
コードレス機能やスマートフォン内線機能が搭載されたビジネスフォンです。
ビジフォン.comによりますと、本体価格は3台で234,000円から購入することが可能で、リースの場合だと、3,500円から利用が可能となっております。
専用のコードレス基地局から半径200m以内であれば、コードレス電話機を利用することが可能です。
煩わしい配線を必要としないのが、最大の特徴であるといえるでしょう。
3位:ナカヨNYC-Si
ナカヨNYC-Siは、Bluetooth対応の電話機です。
大きめのディスプレイが、パッと見で情報を把握しやすく重宝します。
困った迷惑電話の番号も、最大なんと10,000件も登録が可能。
また、留守番電話が登録されると、自動通知で知らせてくれる機能も重宝するのではないでしょうか?
これなら、大切な電話を見逃さずにスピーディーに対応することができますね。
さらに、ミーティングの際に便利な同時通話機能が付いており、最大で10のグループ、32人との通話も実現。
本体価格は3台で234,000円から購入することができ、リース価格は3台で3,500円からの価格となっています。
2位:日立integral-F
日立integral-Fは、シンプルでオシャレなデザインが特徴的な電話機。
デザインだけでなく、さまざまな機能が付いているため、コストパフォーマンスに優れています。
中でもおすすめしたい機能は、着信画面にメモを表示させるというもの。
突然、着信があったとしても、メモを記録しておくことで、すぐに対応することが可能となります。
他にも、あらかじめスマートフォンと連携しておくことで、内線電話として利用できたり、ビデオ機能を利用して、ミーティングを行うこともできるのです。
本体価格は3台で267,000円から購入可能で、リース価格は3台で4,000円となっています。
1位:NEC Aspire(アスパイア)UX
IP電話やコードレス電話機に対応したビジネスフォンです。
ビジフォン.comの場合だと、本体価格は3台で234,000円から購入可能です。
リースの場合だと、月額3,500円からとなります。
AXモバイルリンク機能が搭載されているので、スマートフォンでもビジネスフォンと同様の機能を利用することが可能です。
ビジネスフォンのリース業者おすすめ4選!コスパ高いのはどれ?
ビジネスフォン本体が高く、とても買えない、だけどビジネスフォンを導入したいという法人には、リース業者の利用がおすすめです。
どれもコスパが高いのですが、どれを選べばいいのかと悩む事業者は多いと言えるでしょう。
今回はおすすめするリース業者を次に挙げて、特徴や費用などについて、ご紹介いたします。
4位:OFFICE110
OFFICE110は、新品と中古のビジネスフォンのレンタルを扱っている業者です。
4,000円からレンタルが可能となっているのですが、注目していただきたい部分は、OFFICE110がクラウドPBX「OFFICE PHONE」のサービスを提供しているというところです。
クラウド上にPBXという主装置が構築されるので、主装置の設置を必要とせず、IP電話対応のビジネスフォンであれば、従来通りに利用できます。
クラウドPBXがあれば、スマートフォンに対応アプリをインストールすることで、そのスマートフォンをビジネスフォンとして活用することが可能になるのです。
3位:ビジテル
ビジテルはビジネスフォンに関する様々なプランを用意しているのが特徴です。
- リースプラン:月額5,000円からで契約期間が6年~7年
- レンタルプラン:月額10,000円からで契約期間が3年
- 購入プラン:1セットで350,000円から購入が可能(中古も含む)
長いお付き合いを検討しているならリースプラン、やはり購入したいなら購入プランなど、選択肢が広がります。
事業環境に見合ったプランを選ぶと良いでしょう。
2位:大塚商会
大塚商会は、多くのメーカーのビジネスフォンを取り扱っている業者です。
しかし、具体的な価格は公開されていないので、その価格を知るためにはまず、問い合わせから始める必要があります。
1位:ビジフォン.com
ビジフォン.comはビジネスフォン本体価格について何度も触れているのですが、機種によってはリース料が異なってきます。
2019年6月20日時点で、0円キャンペーンが行われており、指定のビジネスフォンを無料で購入できて、当然ながらリース料もかかりません。
ビジフォン.com指定の電話回線を申し込むことが、0円キャンペーンの対象になります。
様々なビジネスフォンを取り扱っていますので、初めてビジネスフォンを導入する法人にはおすすめです。
そもそもビジネスフォンではなくクラウドPBXを検討するのも手
ビジネスフォンを利用するのではなく、クラウドPBXを利用するという方法もひとつの手でしょう。
ここでは、そもそもクラウドPBXとはどんなものなのか、これを利用することによって得られるメリットとデメリットをわかりやすくご紹介していきます
それでは、早速見ていきましょう。
クラウドPBXとは
まずは、クラウドPBXとはどんなものなのかを、カンタンに説明していきます。
すでに、クラウドPBXがどんなものなのかご存知の方は、ここは飛ばして次のメリットから読み進めてください。
まずクラウドPBXではなく通常のPBXは、主装置や親機、電話交換機のことを指します。
このPBXがあることで、内線や外線の通信を分けることができたり、保留や取次ぎ機能が利用できるようになるのです。
ですが、通常のPBXを利用するには、ハードウェアを購入しなければいけませんでした。
しかし、クラウド版となったクラウドPBXでは、その必要もありません。
以降は、このクラウドPBXのメリットやデメリットについて詳しく触れていきます。
クラウドPBXを利用するメリット3つ
クラウドPBXを利用するメリットは、いくつかありますが、ここでは代表的なメリットを3つ上げていきます。
主なメリットは以下の3点です。
- ハードウェアの購入が不要
- どこでも代表電話番号が使える
- アナウンスやガイダンス機能を利用できる
ではそれぞれについて、順に詳しく見ていきましょう。
ハードウェアの購入が不要
1つ目のメリットは、クラウド上のPBXなのでハードウェアを購入する必要がないことです。
そのため、PBXを導入するためのコストがかかりません。
またビジネスフォンが無くても、スマートフォンやパソコンだけで完結することができます。
これは大きなメリットではないでしょうか。
さらには、店舗の移転や社員が増えた際も、導入費用がかからないためコストを大幅に下げることもできます。
どこでも代表電話番号が使える
2つ目のメリットは、利用する場所(機器)が異なっていても、代表電話番号を利用することができること。
これはビジネスフォンでは、なかなか叶わないことですよね?
たとえば、会社の外にいても代表電話番号からかけることで、相手が誰から電話がきたのか分かるため、電話に出てくれやすくなるでしょう。
この代表電話番号を外出先で使いたいシーンは案外多いので、重宝する機能となりそうです。
アナウンスやガイダンス機能を利用できる
3つ目のメリットは、アナウンスやガイダンス機能を利用できるということ。
アナウンスの場合は、通話相手に営業時間外のお知らせもできるでしょう。
これだけ見ても、クラウドPBXを利用するメリットはそろっていますが、他にもipadでの受付連携が導入しやすくなったり、通話料のコストを下げることができたりと、メリットが多いサービスとなるわけです。
クラウドPBXを利用するデメリット2つ
クラウドPBXのメリットを知った上で、デメリットも知っておきましょう。
主なデメリットは以下の2点です。
- 月額利用料がかかる
- 音質があまりよくない
では、こちらについても、順に詳しく見ていきましょう。
月額利用料や追加料金がかかる
クラウドPBXは、メリットが多いサービスですが、月額の利用料がかかってしまうことデメリットとなりそうです。
この月額利用料の一般的な相場はというと、1回線2,000円ほどです。
その他に、通話料やオプションで便利な機能を追加するごとに、追加料金がかかりころもあります。
ただし、内線電話や社員の個人が持つスマートフォンをそのまま利用することにより、通話料は無料にすることもできます。
つまり、トータル的にはお得になることが多いわけです。
音質があまりよくない
ビジネスフォンとは異なり、クラウドPBXはネット回線の状況によって、通話状況が不安定となることもあります。
とくに3G回線などでは、その音質も少々頼りないかもしれません。
またこれはクラウドPBXの提供会社によっても、音質は左右されますので、事前にどこにすべきかはリサーチしておく必要があるでしょう。
念のため、次項では大手で代表的なクラウドPBXを紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
代表的なクラウドPBXには何がある?
さて、安定を求めるのなら、大手で代表的なクラウドPBXが信頼できるでしょう。
この点で紹介するのなら、以下の3つのクラウドPBXがおすすめです。
- ひかりクラウドPBX
- ソフトバンクの「ConnecTalk(コネクトーク)」
- 楽天の「クラウドPBX」
専用機器がいらないというのは、固定された場所にいなくても良いということなので、効率UPは十分に図れるでしょう。
ただし、音質などに不安を抱えたくないというのなら、やはりビジネスフォンが良いケースもあります。
何を重視するのかによって、これらは選択していってくださいね!
ビジネスフォンは価格以外にも着目して賢く選ぼう
ビジネスフォンの価格と、そのビジネスフォンをリースまたはレンタルのサービスを提供する業者の価格を比較しつつ、合計10種類紹介しました。
ビジネスフォンの価格は、新品だとかなり高い一方、中古だと安く抑えられます。
その中古のビジネスフォンがIP電話に対応していれば、クラウドPBXに利用することも可能です。
また目先の安さに惑わされないように注意もしてください。
導入現場の把握はもちろん、将来的な部分も見据えて、主装置のスペックは選んできましょう。
そうすることで、後の手間も大きく削減できます。
事業に合ったビジネスフォンを賢く導入して、今後の業務効率をより高めていってくださいね!
ひかりクラウドPBX
ソフトバンクの「ConnecTalk(コネクトーク)」
楽天の「クラウドPBX」
のそれぞれに興味を持ちました。