この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
そう考えている人は少なくないでしょう。
しかし、具体的にどんな種類の仕事があるのか分からない部分も多いです。
この記事では、
- フリーランスって具体的にどんなもの?
- 仕事の種類にはどんなものが合って、どんなスキルが必要?
- 事前に知っておくべきフリーランスの実情は?
などについて、わかりやすく紹介していきます。
将来フリーランスになって働いてみたい人は、ぜひ参考にしてください。
フリーランスの定義ってなに?
フリーランスとは、企業や組織に所属せずに、独立して仕事を受ける人のことをいいます。
正社員や契約社員は、企業と雇用契約をして、それに従い仕事をします。
フリーランスの場合は、1つの仕事ごとに契約をして仕事をします。
間違いやすいですが、フリーランスとは働き方を指すもので、職業ではありません。
カメラマンやプログラマー、翻訳家などさまざまな職種があります。
フリーランスの数は年々増えている
フリーランスの数は年々増え続けており、経済規模も非常に大きなものになっています。
世界的に見ても経済規模はどんどん大きくなっており、企業と雇用契約をしない働き方は、一般的になってきています。
ここ10年で、クラウドソーシングサイトが登場し、インターネットを通して簡単に仕事を探せるようになりました。
簡単に仕事が探せる環境が整ったため、フリーランスになるハードルが低くなったことが、増加に繋がったといわれています。
また、政府が進めている働き方改革で副業が解禁される企業が多くなったこともあり、副業や兼業のフリーランスも増えています。
フリーランスになる方法は?
フリーランスになるための申請書類などはありません。
仕事ができれば、すぐにフリーランスになれます。また現在企業に勤めていても、副業が禁止されていなければ、副業フリーランスとして働けます。
仕事を探す方法としては、営業活動や知人からの紹介、簡単にできるところではクラウドソーシングサイトなどがあります。
ただし、なるだけなら簡単ですが、専業で生きていくためには、その分野の知識や経験が必要です。
まずは、知識や経験を身につけるために、資格の取得や会社で経験を積むことをおすすめします。
フリーランスに向いている人は?
フリーランスは上司からの指示で動くわけではないため、仕事の管理を全て自分でする必要があります。
仕事を取ってくる営業活動から納期までのスケジュールなど、管理することは非常に多いです。
そのような管理を1人でできる人がフリーランスに向いています。
また、仕事の内容が毎回同じではなく変わることも多いため、変化に適応するのが得意な人も向いています。
逆に同じことを繰り返して進めていくのが得意な人は、あまり向いていません。
「孤独に1人で仕事をしている」というイメージが強いですが、仕事を取ってくるためには、コミュニケーションが大切です。
人と積極的に話して、仕事を獲得するコミュニケーションスキルも、フリーランスで働くためには必要になることがあります。
フリーランスの仕事を12種類ご紹介
ここからフリーランスの仕事をご紹介していきます。
経験なしからでも仕事が受けやすいものから、知識や経験が必要なものまで、幅広くご紹介していきます。
これからフリーランスになりたいと考えている人は、参考にしてください。
1:WEBディレクター
WEBディレクターの仕事は、WEBサイトの制作を管理することです。
WEBサイトの制作には、プログラマーやライター、デザイナーなどさまざまな人が関わります。
その制作チームをまとめて、指揮するのが役割になります。クライアントからの要望を聞いて、WEBサイトの内容や方向性を決定し、スケジュールを組み、進行を管理します。
WEBサイト作成のスタートから完成まで、ほとんどの業務に関わるため、非常に業務範囲の広い仕事です。
WEBに関するプログラムやマーケティング知識を広く必要としますが、最も必要なのが、管理するマネジメントスキルです。
しっかりと実行可能なスケジュールを組み、仕事の先を読んで、制作チームをまとめるのは簡単ではありません。
高いコミュニケーション能力と人をまとめるリーダーシップが必要になります。
パソコンやスマホでWEBサイトを利用する機会は増えています。
さまざまなスキルが必要になりますが、上手く人脈を作っていけば、仕事には困らないでしょう。
2:カメラマン
カメラマンは、モデルや商品を対象にした雑誌・ポスターなどの撮影から、事件や事故現場の撮影まで幅広く分野で活躍しています。
その他にも、スポーツ選手の撮影や結婚式などのイベントを撮影することもあります。
基本的には、一眼レフカメラが1台あれば仕事を受けることはできます。
もちろん、カメラに関する知識なども必要です。また、状況に合わせて最適な構図を考える能力も大切になります。
最近では、インスタグラムなどのSNSの普及もあり「プロに綺麗な写真をとって欲しい」という需要も伸びています。
ただし、仕事を安定して獲得するのは難しいといわれています。
初めは単価の低い仕事から、人脈や実績をコツコツと作る必要があります。クラウドソーシングサイトなどを利用して、副業から始めるのがおすすめです。
3:ライター
ライターは、雑誌やWEBサイトなどに掲載する文章を書く仕事です。以前までは、雑誌などの本がメインでしたが、WEBサイトが増えたこともあり、需要が伸びています。
ライターには、
- ネット上の文章を書く「WEBライター」
- 映画やゲームのシナリオを書く「シナリオライター」
など、さまざまな種類があります。
フリーのライターになるには、出版社などで経験を積んでから独立する方法や養成スクールに通う方法があります。
最近では経験がなくても、クラウドソーシングサイトを通じて仕事を獲得できるケースが多いです。
文章を書くだけではなく、クライアントや取材先とコミュニケーションを取る必要もあります。
また書くためには、その分野の知識が必要になるため、調べる能力も大切です。
4:翻訳家
翻訳家は、外国語を日本語に翻訳する人のことをいいます。
企業に所属している翻訳家もいますが、フリーランスとして活躍している翻訳家のほうが多いといわれています。
海外で出版されている本や、海外のWEBサイトを翻訳する仕事などがあります。
基礎的な外国語の知識に加え、医療やITなどの分野に特化した知識が必要です。
独学での勉強や翻訳学校で、しっかりとした知識を身につけなくてはいけません。
外国語の知識があれば、クラウドソーシングサイトでも仕事の募集はあるため、すぐに始められます。
5:エンジニア
エンジニアとは、機械製品やシステムを開発する、技術者のことです。
さまざまな種類のエンジニアがいます。最近増えているのは、ソフトウェアの開発で提案から開発、動作テストまで関わるシステムエンジニアです。
他にも、WEBアプリなどの設計・開発をするWEBエンジニア、ゲームの開発に関わるゲームエンジニアなどがあります。
そのほとんどがコンピューターに関わる分野のため、プログラミングスキルや現場を管理するマネジメントスキルが必要になります。
複数のスキルと経験が必要になるので、一般的には企業に所属して経験を積んでから独立するケースが多いです。
クラウドソーシングサイトなどのネットでも仕事は探せますが、安定して仕事を得るためには、人脈作りも重要になります。
未経験からスタートする場合は、養成スクールでスキルを身につけて、仕事探しのサポートを受けるといいでしょう。
6:デザイナー
デザイナーは、ポスターや商品パッケージなどをデザインする仕事です。
洋服や鞄のデザインを担当するファッションデザイナー、見やすいWEBサイトを設計するWEBデザイナーなど、さまざまな種類があります。
デザインする能力はもちろん、クライアントの要望を読み取る力も大切です。
クライアントに、ユーザーの性別や年齢層に合わせたデザインを提案することもあります。
一般的には、デザイン系の大学や専門学校から就職し、そこで経験や実績を積んだ後に独立する人が多いです。
未経験からの場合は、民間のスクールや独学で学ぶのがおすすめです。
仕事はクラウドソーシングサイトなどを利用すれば、ネット上で探せます。
バナー制作やロゴ制作など、単価は低いものの、未経験でも始めやすい案件も多くあります。
7:イラストレーター
イラストレーターは、本やポスター、ゲームなどの媒体に合わせたイラストを描くのが仕事です。
最近では、スマホゲームのカードイラストの仕事が増えています。
単純にイラストが上手いだけではなく、クライアントの要望に沿ったイラストに仕上げなくてはいけません。
イラストレーターになる際に資格は必要ありませんが、デザイン系の大学や専門学校を卒業していると、仕事を受けやすくなります。
スマホゲームが流行っていることもあり、仕事の数は安定しています。
しかし、実績がない状態では、単価が低くなります。
まずは、副業で確実に実績を積んでいくのが重要になるでしょう。
8:プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を使ってプログラムを組むのが仕事です。
プログラムは、さまざまなシステムやアプリケーション、WEBサイト、ゲームなどで幅広く使われます。
システムエンジニアが作成した設計をもとに、プログラムを組んでいきます。
プログラミング言語はJava、Perl、PHPなど多数あり、仕事によって使用する言語は変わってきます。
独学やスクールでプログラミングを勉強する際は、自分がやりたい仕事の分野で使用されている言語を勉強する必要があります。
一般的には、企業勤めで経験や知識を付けてから独立します。
全くの未経験から、いきなりフリーランスになり、仕事を獲得するのが難しいです。
しっかりと人脈を作れば仕事を獲得しやすいですし、実績を積めばネット上からでも仕事を獲得できます。
9:投資家
投資家は、株式やFX、不動産などに投資をするのが仕事です。
自分の資金を使って投資をする方法が一般的になります。
その他にも、金融機関から依頼を受けて代わりに投資をしたり、投資をコンサルティングすることもあります。
投資をすることは誰でもできますが、安定して利益を出すには、相場の動きや経済を分析する能力が必要になります。
口座は誰でも作れるため、未経験からすぐに始められます。
ただ、初心者が安定して利益を出すのは難しいため、企業に勤めて機関投資家として経験を積む方法もあります。
10:ネットショップ運営
ネットショップ運営は、ネット上に自分だけのショップを開設して、商品の販売をしていくのが仕事です。
1からサイトを構築するには、さまざまな知識が必要になります。
作成や運営は代行を依頼することで、知識がなくても作成できます。
また、最近ではネットショップを始められるサービスの「BASE」や「STORES.jp」などを利用することで、簡単に始められるようになりました。
売れる商品を見つけるリサーチ力、ショップを宣伝する能力がないと、なかなか成功は難しいでしょう。
最初は多くの人が副業として、ヤフーオークションやメルカリなどの販売サイトを利用して経験を積んでから、ネットショップに移行しています。
11:農家
農家は自営業になるため、ほとんどの人がフリーランスになります。
農地があれば始めることはできますが、知識や経験がないと安定して稼ぐことはできません。
独学では難しいため、多く人は農業学校などで知識を身につけます。
将来的に農家を目指すための社会人向けスクールもあります。
最近では、農協を通さずにネットを利用して、農作物を販売するケースも増えています。
自分で価格を設定できるため、上手くいけば大きく利益を出せます。ただし、安定して利益を出すには、始めてから数年が必要といわれています。
12:アフィリエイト
アフィリエイトとは、WEBサイトに掲載される広告のことです。
その広告経由で商品が購入されると、サイトの運営者に広告料が入ります。
広告の種類によっては、広告が表示されたり、広告のリンクがクリックされただけでも報酬が発生します。
広告経由で商品を購入してもらうためには、サイトへのアクセス数が必要です。
アクセス数を増やすためには、検索の上位に表示される必要があります。
そのため、アフィリエイトの専門書やスクールなどで、専門的な知識を身につける必要があります。
ブログなどのサイトを作成して、広告を掲載すれば誰でも簡単に始められるため、副業としても人気を集めています。
これが実情?フリーランスで「仕事がない」を防ぐための対策とは
フリーランスでは、稼いでいる人ばかりでなく、収入が低い人の方が多いのが実情です。
当たり前ですが、いくらフリーランスになったとしても、仕事がなければ安定した生活は見込めません。
フリーランスを目指しているのなら、今の段階から、そうならないための対策を把握しておくことが大切です。
では早速、その対策について3つほど紹介していきますので、一緒にみていきましょう。
対策1:仕事の探し方を知る
フリーランスでは、自分自身で仕事を獲得するのが一般的です。
そのため、仕事の探し方を理解していなければ、安定的に仕事を得ることは難しくなるのです。
仕事の探し方については、
- 「自身の人脈を活用する」
- 「クラウドソーシングを利用する」
- 「自身で営業をかける」
など、やり方はいくつかありますが、どれもメリットとデメリットが存在するものです。
これらの特性を理解し、適切にアプローチしていかなくては、得られる仕事も逃す結果となってしまうでしょう。
この対策については、ここで紹介すると長くなってしまいますので、詳細は以下の記事に譲ります。
フリーランスで生き残るために必要な知識が記載されていますので、一読しておきましょう。
フリーランスの仕事を獲得するには?4つの賢い探し方!対策2:スキルアップをしていく
近年では、IT導入が当たり前となり、あらゆる業種においての変化が目まぐるしくなっています。
そんな中で、スキルをとくに磨くことなく現状維持のままでは、時代に追いつけずに仕事がなくなる可能性が一気に高まってしまいます。
スキルを得るために
また専門スキルであれば、そのスキルを深掘りしてスキルアップしていけばいいですが、そうでない場合では、自身の守備範囲を広げることもしなくてはなりません。
最近では書籍以外にも、動画で学べるコンテンツやセミナーなども充実していますので、自身に合う方法でスキルアップしていくことが大切です。
なにより、これからフリーランスを目指すのであれば、現在会社員として勤めている方もいるでしょうから、そういった方は今のうちに業務で得られるノウハウを蓄積していくのもいいでしょう。
スキルが報酬に直結する
どれを選ぶにしろ、フリーランスではスキルをどの程度持っているのかが、報酬額にもダイレクトに反映されます。
そして、そのスキルが時代に合っているものなのかも、重要な観点となるでしょう。
今のスキルに甘えることなく、常にスキルアップしていくことが、フリーランスでは重要なこととなります。
対策3:トラブルを未然に防ぐ方法を知る
フリーランスになる敷居が低くなる一方で、トラブルも増えていることはすでにお伝えした通りです。
ここで重要となるのは、
という点でしょう。
たとえば、発生率の高い報酬未払いのトラブルに対しては、事前に未払いにならないような仕組みを利用するなどの対策があります。
より具体的にいえば、クラウドソーシングの支払いシステムを介すことで、こういったトラブルを未然に防ぐことができます。
クラウドソーシングを介さない場合では、契約書を交わさない仕事を最初から受けないことも、トラブルを回避するためには必要な手段となるでしょう。
これについても、報酬未払いや不当な契約解除を回避するために重要なことです。
また契約書の中身は、漏れることなく確認し、納得した上で締結するように心がけてください。
自身を守るものは、その契約書だけということをよく理解しておくことが大切です。
フリーランスで安定させることは簡単ではない
ここまで見てきたように、フリーランスになるには、そのリスクについてもしっかりと理解しておく必要があります。
また仕事を安定させるためには、それなりの努力が必要となるのです。
会社員でいれば、毎月決まった額がお給料としてもらえますが、フリーランスの報酬についてはすべて自分次第なのです。
つまり、会社のように守ってくれる存在がいません。
しかし、そんな中でも良いクライアントと巡り合えれば、可能性は十分に広がります。
そういった方と巡り合うためにも、出会う方一人一人を大切にしていくことが、フリーランスには重要なこととなるのです。
自分のスキルを使ってフリーランスを始めてみよう
フリーランスの定義から仕事の種類まで解説しました。
フリーランスと聞くと、一部の特殊なスキルを持った人しかなれないイメージがあります。
しかし、実際は資格や経験がなくても始められる仕事も多いです。
フリーランスになりたいと考えている人は、自分にどんなスキルがあるのか、そしてどんな仕事に活かせるのか考えてみましょう。
そして、しっかりと準備を整えた段階で、フリーランスとして独立することをおすすめします。