婚活ビジネスは儲かる?収益の内訳や開業のメリット・デメリット

未婚率が上がり、婚活がブームになっていることから、結婚相談所を開業したいと考える方や婚活ビジネスに興味を持つ方も増えています。

婚活ビジネスは始めやすく儲かると言われていますが、実際に開業するにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。そこで、婚活ビジネスの魅力や、どのように収益を得られるのかなど詳しく紹介します。

婚活ビジネスとは?

 

婚活ビジネスは会員の婚活を支援し、成婚を目指すサービスです。プロフィールを作ったり、プロフィールを検索したり、相手の紹介やお見合いのスケジュール調整をしたりといった仕事です。

また、交際をする際やプロポーズの際のアドバイスやフォローなども行います。出会いが少なかったり、恋人はいたものの結婚はできなかったりなど、会員の事情を汲み取り、きめ細やかなサポートをします。

 

婚活ビジネスで結婚相談所を開業する際の収益

 

婚活ビジネスでは、どのような項目で収入を得られるのでしょうか。婚活ビジネスの主な収入源と、項目ごとの平均収入を紹介します。

 

入会金

入会金は、結婚相談所へ入会する際に支払う費用を指します。例えば、ジムに入会する際に入会金を支払うのと同じイメージです。入会金は結婚相談所ごとに大きく異なり、安いところだと7,000円ほど、高いところでは30万円ほどと差があります。

 

登録料

登録料は、会員の個人情報を検索システムで閲覧できるよう、サイトに掲載する作業料のようなものです。登録料は3万円が相場であり、登録料の名目ではなく初期費用に含めている結婚相談所が多いです。

 

月会費

月会費は、お見合い相手を検索するシステムを使ったりスタッフから紹介してもらったり、婚活イベントに参加する権利を得たりといったサービスを受けるための費用です。
月会費は1~2万円が相場で、結婚相談所によってはお見合い料も月会費に含まれているケースがあります。

 

お見合い料

お見合い料は、お見合いが成立するようにスケジュール調整をしたり、場所の予約をしたりといったサポートをする費用です。
1回のお見合いにつき、5,000円~1万円が相場だといえるでしょう。

 

イベントやパーティー参加料

結婚相談所の会員限定で行われるイベントやパーティーは、1人5,000円ほどが相場です。なかには「1年間に何回まで無料になる」といったサービスを提供していることもあります。

 

ブライダル企業への紹介料

結婚が決まったカップルをブライダル企業に紹介する際に、紹介料をもらいます。1件につき10万円~30万円が相場です。

 

成婚料

成婚の定義は、両親に挨拶に行く、プロポーズをされる、同棲を開始するなど、結婚相談所によって異なります。
成婚料も、5万円~30万円と相場に差があります。トラブルが起こらないように、まずは成功の定義を明確にすることが重要です。

結婚相談所を開業するメリットデメリット

 

婚活ビジネスで結婚相談所を起業する場合、儲かることがメリットですがデメリットもあります。

そこで、婚活ビジネスのメリットとデメリット、起業時に気を付けたいことを紹介します。

 

自宅や小さい場所で開業できる

来客の対応をする部屋と、顧客を管理するためのパソコンやインターネット環境が整っていれば、自宅や小さなテナントでも開業可能です。結婚相談所を開業する際に資格を取得する必要がなく、未経験でも開業できます。

さらに、スタッフを雇えば自分は副業で働けるでしょう。結婚相談所は開業・運営資金を節約することが重要です。個人事業主で自宅や小さい場所で開業する場合は、ほとんど費用をかけずに開業をしましょう。

なお、開業してすぐに問い合わせや入会希望者が殺到することはないため、自宅で開業するのがおすすめです。自宅に人を入れたくない場合は、自宅では顧客管理を行い、入会の面談はカフェやホテルのラウンジなどを利用する方法もあります。

 

特別な設備が不要

結婚相談所は小売店や飲食店とは異なり、スペースや特別な設備が不要なため開業コストを抑えられます。

さらに、毎月の賃料も抑えられるうえに、1人で開業するのであれば人件費も不要です。少ない資金でも開業や運営ができるため、利益を得やすいでしょう。

 

集客にアイデアが必要

未経験で開業する場合は、実績や経験がないことから、信用性や安心感がなく入会希望者が集まらない可能性があります。会員数が少ないと「出会いがないのでは」と思われるため、より集客が困難になるでしょう。

そのため、サービス内容に適した料金を設定したり広告を出したりと、集客をする方法を工夫しなければなりません。

 

成婚までに時間がかかる

婚活ビジネスは登録料やお見合い料などで儲かる仕事ですが、成婚料を稼ぐのは簡単ではありません。

会員数が多ければ成婚率も高くなりますが、会員が少ない段階では成婚までに時間がかかり、「出会いがないのは結婚相談所のせいだ」などの理不尽なクレームを受けることもあるでしょう。

婚活ビジネスをサポートを受けながら独立開業したい方はこちらの「日本結婚相談所連盟」がおすすめです。

 

まとめ

 

婚活ビジネスは儲かるといわれていますが、会社を立ち上げるにあたってメリットだけではなくデメリットもあります。

小さなスペースで開業できることはメリットですが、会員を集めるのは簡単ではなく成婚までに時間がかかる点に注意が必要です。
収入を得るための仕組みや会員を集める工夫、コストを抑えて運営する方法などをしっかり検討したうえで、婚活ビジネスを始めましょう。

 

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