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個人のコミュニケーションツールとしては、LINEなどのSNSが中心となり、メールは下火です。
10~20代ではLINEなどの交換だけで、メールアドレスを知らないままの人も少なくありません。
しかし、ビジネスにおいてはビジネスチャットツールの普及も進んでいますが、依然としてメールが強い存在感を放っています。
ビジネスでメールを最大限に活用する方法として注目されているのが、ステップメールです。
興味はあっても、さまざまなステップメールサービスがあるため、どれを導入すればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ステップメールおすすめ17選をご紹介しましょう。
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ステップメールとは?
ステップメールとは、起点からスケジュールに合わせて自動配信する仕組みのメールです。
詳しい内容は後述しますが、マーケティングにおいて最適なタイミングでメールを配信できます。
一般的なメールマガジンとの違いは?
次に、一般的なメールマガジンとステップメールの違いをご紹介しましょう。
メールマガジン:最新情報やニュースをすぐに伝える
一般的なメールマガジンは、最新情報や報せたいニュースを一斉配信するシステムです。
登録者全員に配信され、全員が同一内容のメールを受け取るのが特徴。
アパレルブランドのクーポン配布や、メーカーの新商品発表が代表例といえるでしょう。
もし、探しているツールで「メールマガジンの方が見たい」という方は、以下の記事も参考にしてみましょう。
厳選したおすすめを集めていますので、ヒントになるかもしれません。
メール(メルマガ)配信システムおすすめ16選を比較!選び方や主な機能を解説ステップメール:あらかじめ設定した内容を状況に合わせて伝える
ステップメールは、あらかじめ設定した内容を起点から状況に合わせて伝えるシステムです。
起点からスケジュールに沿って、複数のメールを順番に配信します。
たとえば、
- メルマガ登録したその日は「メルマガの購読ありがとうございます」
- その翌日は商品の紹介
- さらに次の日はクーポンの配布…
というのが例です。
先にメールの内容を決めることで、メルマガ登録をしたタイミングに合わせて、登録者ごとに最善のタイミングでメールが自動送信されます。
そのため、わざわざ一人ひとりに合わせてメールを作成して送る手間はかかりません。
ステップメールの選び方・注意点
ここからは、ステップメールの選び方や注意点をご紹介しましょう。
配信可能件数は?
ステップメールには、日ごとや月ごとに送れるメールの件数が定められています。
メルマガ登録者やステップメールのステップ数が増えれば増えるほど、配信するメールの件数も増加するでしょう。
そのため、導入するステップメールの配信可能件数をチェックするときは、現状や目標よりも余裕を持たせるのがおすすめです。
配信可能ステップ数は?
ステップメールの構成段階は「ステップ」といいます。
先述の説明なら、メルマガ登録当日の「メルマガの購読ありがとうございます」メールは1ステップ目です。
翌日の商品紹介メールは2ステップ目、さらに次の日のクーポン配布メールは3ステップ目…となります。
ステップメールのサービスやプランによって、配信可能なステップ数はさまざま。
無制限でステップ数を組めるサービスは増えていますが、なかには100ステップ未満のサービスもあるので必ず確認しましょう。
利用料金は?
利用料金も、ステップメールによってさまざま。
完全無料で利用できるステップメールもあれば、月額10,000円からのステップメールもあります。
料金体系も定額制のものもあれば、配信数などに応じた従量課金制のものも。
実際に、どれくらいステップメールを活用する予定なのかを、大まかな計算をしたうえで利用料金を検討しましょう。
利用できる機能は?
ステップメールやプランに応じて、利用できる機能はさまざまです。
想定している読者層やステップメールで訴求したいポイントに応じて必要な機能は異なるので、必要な機能を洗い出したうえでプランを吟味するといいでしょう。
HTMLメールは?
ステップメールの機能で最も人気なのは、HTMLメールの機能です。
文字列だけのメールではなく、画像やバナーを挿入したり文字色やサイズ、フォントを自由に設定できたりします。
大半の有料ステップメールでHTMLは利用できますが、対応していない場合もあるので確認しましょう。
ファッション系などの画像を用いてメルマガ購読者に訴求したい企業などに、HTMLはおすすめです。
ステップメールのおすすめ17選
ここからは、ステップメールのおすすめ17選をご紹介しましょう。
1:オレンジメール
60,000件以上の導入実績を持つ「オレンジメール」。
マーケティング専門のシステム会社が開発していて、ステップメールを始めてみたい方におすすめです。
半年間限定で無料版を利用でき、時間をかけて使用感を確かめたうえで有料版に移行できます。
無料版は、登録可能アドレス数が100件までとかなり少ないのがデメリット。
しかし、有料版に切り替えれば一番安いプランでも登録可能アドレス数2,000件と20倍に拡充されます。
2:オートビズ
「オートビズ」は、メルマガやステップメールに特化したサービス。
月額1,980円からと、有料版では比較的安価に導入できるステップメールとして定評があります。
料金プランは3種類あり、一番安い「スーパーライトプラン」でも、無制限にステップ数を設定できるのが魅力です。
オートビズ利用者限定のFacebookグループがあり、利用者同士でサポートや情報交換できます。
Facebookは数あるSNSでもクローズドな印象が強く、企業間の交流や担当者の人脈形成に繋がるのも、オートビズを導入するメリットといえるでしょう。
3:アスメル
「アスメル」は、完全定額制の料金体系が評判のステップメールです。
月額料金は3,333円で、登録アドレス数と配信数、ステップ数すべて無制限で利用できます。
追加料金は一切発生しないので、登録アドレス数が膨大に膨れ上がっても3,333円でステップメールを利用できるのは、他社にないメリットといえるでしょう。
しかし、運営側のサーバー容量の都合で利用できるユーザー数に制限があり、いつでも誰でも利用できると限らないのが最大のデメリットです。
4:EXPA(エキスパ)
アフィリエイターによって開発されたステップメールとして知られる「EXPA(エキスパ)」。
ユーザー数は10万人以上にのぼる、人気ステップメールです。
開発者が元アフィリエイターなので、ステップメール配信者の立場で設計された使いやすさがEXPA最大の魅力。
また、B to C向けのために、LINEやショートメールでステップメールと同じように情報発信できる機能を搭載しています。
そのため、メールをまったく利用しない層にも訴求したい場合には、EXPAの利用がおすすめです。
5:ワイメール
「ワイメール」は、最短で申込当日、遅くても3営業日以内に利用開始できるスピード感に定評のあるステップメール。
利用料金は完全定額制の月額4,980円からで、登録アドレス数と配信数、ステップ数すべて無制限で利用できます。
契約者ごとに独立した専用サーバーやIPアドレスを用意しているので、他の契約者の利用状況に影響を受けることはありません。
申込時に独自ドメインを用意する必要があるので、その点だけ注意しましょう。
6:配配メール
「配配メール」は、10年で7,000社以上に導入されているステップメール。
日本経済新聞のグループ企業の日経HRや、伊藤忠商事などに導入実績があります。
利用料金は登録メールアドレス数による従量課金制なので、問い合わせが必要です。
メール配信直後から配信状況をチェックできるため、開封率やコンバージョン率を上げるためのPDCAサイクルを回しやすいのがメリットといえるでしょう。
また、継続利用率は98%と非常に高く、配配メールの使いやすさの表れといえます。
7:ワンステップメール
完全無料で利用可能なステップメールとして知られる「ワンステップメール」。
無料で利用できて、なおかつ配信数とステップ数は無制限なのが大きな特徴といえるでしょう。
オレンジメールのような無料期間の制限はなく、何年でも永年無料で利用可能です。
ただし、ワンステップメールのメールに組み込めるのは文字列だけで、HTMLによる装飾やPDFなどのファイル添付はできません。
メルマガ登録者にファイルのダウンロードなどを要求する場合、URLへ誘導する必要があるので、その点は注意しましょう。
8:メールdeコネクト
「メールdeコネクト」も、完全無料で利用できるステップメール。
ワンステップメールと異なり、HTMLメールを作成できるのが大きな魅力です。
メールの開封率やメールに掲載したURLのクリック率などを確かめられる効果測定機能も搭載されていて、無料のステップメールとしては十分な機能を搭載しています。
登録者の追加・削除といったデータの変化はリアルタイムでサーバーに同期されるので、サーバー上での登録者管理の手間を省けるでしょう。
9:める配くん
「める配くん」は、簡単にステップメールを作成できると評判のサービスです。
クラウド型のステップメールなので、ソフトの購入やインストールなど、特別な手順を踏む必要なく導入できます。
プランは無料版から月額40,000円のものまで多種多様で、配信するメール件数や登録メールアドレス数に応じて最適なプランを選択可能。
無料版でも広告が入らないので、メルマガ購読者にもストレスを感じさせません。
10:Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)
「Zoho Campaigns(ゾーホー・キャンペーン)」は、使いやすい管理画面に定評のあるステップメールです。
HTMLメール用のテンプレートが多数用意されているので、HTMLの知識がなくても、簡単におしゃれなステップメールを作成できるのがメリット。
メールの送信件数、購読者数、クレジット数の3つの軸から料金体系を選択可能です。
都度課金のクレジット数に応じた料金プランが最も安く、720円で利用できます。
一部機能は日本語対応していないので、その点のみ注意が必要です。
11:WiLL Mail(ウィルメール)
「WiLL Mail(ウィルメール)」は、月ごとの配信メール件数に応じた従量課金制です。
「シンプルプラン」と「プレミアムプラン」の2種類がありますが、ステップメールに対応しているのは高額なプレミアムプランのみ。
ドラッグ&ドロップで簡単に作成できるHTMLメールは、レスポンシブデザインなので、どんなデバイスからでもきれいに表示されます。
そのため、デバイスに合わせてHTMLを組み替えたメールを用意する必要はありません。
また、効果測定機能にはヒートマップがあり、直感的にメルマガの効果を検証できるのもメリットといえるでしょう。
12:VPS-NEO(ブイピーエス ネオ)
「VPS-NEO(ブイピーエス ネオ)」は、無料版のFreeNEO(フリーネオ)とあわせて人気のステップメール。
有料・無料どちらでもHTMLによるステップメールの送信は可能です。
有料版はメールアドレス登録数に応じた従量課金制。
有料版だけの機能としては、有料メルマガの配信や効果測定、自動バックアップなどがあげられます。
無料版でも基本的な機能は十分網羅されているので、段階的に有料版に切り替えるのもおすすめです。
13:MailChimp(メールチンプ)
高コストパフォーマンスのステップメールとして知られる「MailChimp(メールチンプ)」。
登録メールアドレス数2,000件、メール配信数月10,000件までなら無料で利用できます。
有料版でも一番安いのは月額1,150円のプランで、上記の50倍の制限に拡充可能です。
基本的な機能に加えて効果測定も利用でき、無料版でも十分な機能を備えています。
唯一のデメリットとして日本語対応していない点があげられるので、その点には注意しましょう。
14:Cuenote FC(キューノートエフシー)
「Cuenote FC(キューノートエフシー)」は、レスポンシブデザインに対応したステップメールを送れるサービスです。
サイバーエージェントや永谷園などの大企業も、こぞってCuenote FCを導入しています。
直感的にメールを作成できるHTMLエディタを採用しているので、プログラミングの専門知識がない方でも簡単にHTMLメールを作成可能。
クラウド型だけでなくオンプレミス型での提供も可能なので、自社の方針に合わせたスタイルで導入できるのもCuenote FCのメリットといえるでしょう。
15:Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
「Benchmark Email(ベンチマークイーメール)」は、世界50万社で導入されているステップメール。
9言語に対応しているグローバルなステップメールで、日本語にも対応しています。
ドラッグ&ドロップでレスポンシブデザインのHTMLメールを作成できるのはもちろん、エディタ内に画像編集機能があるので、さまざまなアプリを同時に起動させてパソコンの動作が重くなる心配はありません。
デザインプレートも非常に充実しているので、おしゃれなステップメールを送りたい企業にBenchmark Emailはおすすめといえるでしょう。
16:AccessMail(アクセスメール)
10年以上のサービス提供歴を持つ「AccessMail(アクセスメール)」。
月間メール配信数ごとに、料金は4プランから選択できます。
どのプランでも、登録メールアドレス数とステップ数は無制限です。
HTMLメール作成はもちろん、ステップメールの基本機能は標準搭載。
セキュリティー対策も万全で、Googleの推奨するTLS暗号化メール送信や最新のSSL暗号化通信にも対応しています。
一週間の無料トライアルもあるので、使用感を確かめたうえで導入可能です。
17:パワーステップメール
「パワーステップメール」は、月々9,900円と少々高額にはなりますが、登録アドレスやステップ数は無制限。
また値段に劣らずで、機能が充実している点も、パワーステップメールの魅力です。
とくに配信条件については、細かく設定ができるため、ユーザー一人一人に対してきめ細かいケアも可能となっています。
もちろんクリック測定機能も付いているため、登録しているユーザーがどのようなことに興味を示しているのかについても、漏れることなく把握することができるでしょう。
まずは、どういった機能が搭載されているのか、ご自身の目で確認してみると良いかもしれません。
ステップメールおすすめ17選の比較表
月額料金 | 登録アドレス | 配信数 | ステップ数 | ||
ビジネス | 無料 | ||||
オレンジメール | 2,480円~ | ○ | 2,000件 | 無制限 | 999ステップ |
オートビズ | 1,980円~ | × | 3,000件 | 14,000件/日 | 無制限 |
アスメル | 3,333円 | × | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
EXPA | 3,470円~ | × | 1,000,000件 | 5,000件/日 | 50ステップ |
ワイメール | 4,980円~ | × | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
配配メール | 要問合せ | × | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
ワンステップメール | 無料 | ○ | 要問合せ | 無制限 | 無制限 |
メールdeコネクト | 無料 | ○ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
める配くん | 1,886円~ | ○ | 5,000件 | 30,000件/月 | 要問合せ |
Zoho Campaigns | 720円~ | ○ | 2,000件 | 12,000件/月 | 要問合せ |
WiLL Mail | 10,000円~ | × | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
VPS-NEO | 4,600円~ | × | 1,000件 | 6,000件/月 | 無制限 |
MailChimp | 1,150円~ | ○ | 2,000件 | 10,000件/月 | 要問合せ |
Cuenote FC | 5,000円~ | × | 2,000件 | 無制限 | 要問合せ |
Benchmark Email | 1,800円~ | ○ | 600件 | 無制限 | 要問合せ |
AccessMail | 2,300円~ | × | 無制限 | 50,000件/月 | 無制限 |
パワーステップメール | 9,900円 | × | 無制限 | 4,000件/日 | 無制限 |
ステップメールの作成ポイントと効果的な使い方とは?
ステップメールサービスを利用する前に、ステップメールの作成ポイントと、効果的な使い方について紹介していきます。
これらを事前に知っておけば、ステップメールサービスを、より有効に活用することができるでしょう。
これからサービスの導入検討をしている方は、ぜひ目を通しておくことをおすすめします。
ポイント1:目的とニーズを把握する
まず、ステップメールの作成ポイントから紹介します。
ステップメールを作成する際は、目的とユーザーのニーズを知る必要があり、これはステップメールを作成する上で非常に重要です。
目的が定まっていないと、内容がブレてしまい、期待する結果を得ることは難しくなるでしょう。
また伝えたいことが多すぎて、1度のメールに内容を詰め込みすぎてしまう方も少なくありませんが、それは控えた方が良いかもしれません。
そもそもユーザーは、長文であるメールを熟読してくれる可能性は低く、それどころか読む気力すら奪われてしまいます。
つまり、1つのメールにつき目的はひとつに設定することが、メールの内容を作成する上では大切なこととなってくるのです。
目的を的確に絞り、データ分析機能をしっかりと活用しながら、ユーザーのニーズを満たす内容も盛り込んでいきましょう。
ポイント2:商品やサービスばかりを配信しない
前述のとおり、ステップメールの内容はユーザーのニーズに合わせて配信することも重要です。
たとえば、いくら商品やサービスを売りたいと思っていても、毎回その内容ばかりではユーザーに「商品やサービスをとにかく売りたいだけ」だと誤解されてしまいます。
そうなってしまえば、せっかくの便利なステップメールサービスが台無しです。
商品やサービスの情報を配信するのも大事ですが、それと同様でユーザーにとって、役立つ情報も配信していくといいでしょう。
効果的な使い方とは?
ステップメールは、商品が購入された際に送る注文確定メールや、「発送・到着」の際に送る確認メール、セール情報などがあります。
中でもおすすめしたい使い方は、リピーター購入を促す際に送るメールです。
それはたとえば、化粧品やサプリメントなど定期的に使うものに関しては、商品がなくなるタイミングで商品購入を促すのと同時に、継続することの重要さを伝えるような内容を送るといったものです。
他にも機械などの商品の場合は、メンテナンスを促したり、使用感などを問うようなメールを送っても効果的でしょう。
最適なステップメールを導入し効率よく集客していこう
今回は、ステップメールおすすめ17選をご紹介しました。
ステップメールは一度シナリオを組めば自動でメールが配信されるので、手間がかかりません。
しかし、その分メール配信後の分析やPDCAサイクルの回し方が重要になります。
そのため、ステップメールの配信だけでなく、その後の分析などに注力しているサービスを選ぶのがおすすめです。
ステップメールを導入して、効率的に集客し続けましょう!