法人カードローンとはなにか?その特徴を徹底解説

法人カードローンとはなにか?その特徴を徹底解説

法人カードローンは、事業者に向けた金融商品です。

法人カードローンの利用は資金調達方法のひとつですが、一方でビジネスローンやファクタリングなど、多種多様な資金調達方法も存在します。

法人カードローンの場合、法人用のローンカードさえ手元にあれば、そのカードでATMから資金の引き出しが可能です。

しかし、他の資金調達方法とは違い、法人カードローンは、必要な分の資金を必要なときに引き出せるという特徴を持ちます。

ここでは、そんな法人カードローンについての基本知識や特徴、また返済方法の種類についても紹介していきます。

資金調達の面で手札を増やすためにも、一読してみてください。

法人カードローンとはなにか?

法人カードローンとはなにか?

法人カードローンは冒頭でも説明したように、法人または個人事業主の事業用途のために向けられた金融商品です。

短期間(最短で即日)で審査が完了した時点で、法人カードローンの融資を受けることが可能です。

その数日後に、法人カードローン用のローンカードが指定の住所に郵送されます。

ビジネスローンとはなにが違うのか?

融資を受けるなら、法人カードローンでなくても、ビジネスローンなど、即日資金調達を可能にした事業者向けの金融商品は存在します。

しかし、法人カードローンとビジネスローンにはっきりとした違いがあります。

法人カードローン ビジネスローン
金利手数料 やや高め 低め
審査期間 最短即日 最短即日
借り入れ方法 限度額内であれば何度でも引き出しが可能 希望借入額の一括振込
扱っている金融機関 銀行&ノンバンク系 銀行&ノンバンク系

大雑把にまとめましたが、注目していただきたいのが、借り入れ方法です。

ビジネスローンの場合、希望額を一括して、指定の銀行口座に振り込まれるという仕組みを持っていますが、ATMを利用した借り入れは不可能です。

一方、法人カードローンの場合だと、インターネットや電話だけでなくATMを利用した借り入れにも対応しています。

ATMを利用して借り入れという方法で資金調達を行いたい方は、法人カードローンの利用がおすすめといえるでしょう。

法人カードと法人カードローンは別である

法人カードと法人カードローンは名前が似ているのですが、その内容は全くの別物です。

法人カードとは、法人や個人事業主に向けた、事業向けクレジットカードとなります。

使用方法は、一般向けのクレジットカードと同じなのですが、違うのは経費精算が楽でキャッシュフローにゆとりができるところです。

加えて、その法人カードに備わっている付帯サービスやポイント還元といったサービスの利用が可能となります。

法人カードローンはその名の通り、ローンカードを利用してお金を借りるという意味合いとなり、そのローンカードで直接、買い物を行うのは不可能です。

法人カードローンを扱っているところは?

法人カードローンを扱っているのは主に、銀行とノンバンク系(消費者金融など)の金融機関です。

多くの金融機関が法人カードローンを扱っているだけでなく、インターネットからの申し込みにも対応しています。

近年では、面談不要の審査に対応する法人カードローンが多く見かけるようになり、新規申込に対するハードルが低くなった感があります。

時間がなくて金融機関に行けないという人には、インターネットで法人カードローンを新規に申し込むことがおすすめでしょう。

法人カードローンの注意点

法人カードローンの注意点で挙げられるのは、

  1. 審査があるが内容は甘くない
  2. 金利が他の融資より高い傾向にある

この2つです。

審査があるが内容は甘くない

法人カードローンには当然ながら審査があるのですが、ビジネスローンなどと同様、内容は甘くないと考えたほうがいいでしょう。

審査の基準は非公開となっているのですが、非公開の理由は、審査基準を公開すれは公平性に欠くと言われているからです。

仮に審査基準を公開したとなると、利用予定の顧客は審査基準を満たそうと努力するのですが、その努力がかえって公平性を欠くことにつながりかねません。

なぜなら、その顧客は事業以外の関係でお金に困っている可能性があるかもしれないからです。

本当に事業のために資金調達を行いたく、法人カードローンを申し込む場合は、申し込み条件を満たしたうえで申し込みます。

この場合、虚偽記載などがなく事業者本人に金融事故といった問題がなければ、審査の通過が見込まれるでしょう。

金利が他の融資より高い傾向にある

一方、法人カードローンの金利は、他の融資より高い傾向にあります。なぜ高いのかといいますと、

  • 借入金額が少ない
  • 借入限度額が大きいほど金利が低くなる
  • 利息制限法という法律で金利の上限が決められているから

など、こういった理由があるからです。

ここで注目していただきたいところは、利息制限法というところです。

利息制限法第一条には、

  • 借入限度額10万円未満:20%
  • 借入限度額10万円以上100万円未満:18%
  • 借入限度額100万円以上:15%

(参照:利息制限法

このように記載されています。

これは法人カードローンに限ったものではなく、一般向けのカードローンやキャッシングなどの金利が高い傾向にあるのは、利息制限法第一条に基づいてのためです。

しかし多くの銀行とノンバンク系の金融機関は、顧客獲得のためなのか、金利を上限より少し引き下げた程度に設定している形にも見うけられます。

法人カードローンにかかる金利を経費として計上が可能

法人カードローンの金利手数料そのものを「利子割引料」という勘定科目として、経費の計上が可能となります。

経費は非課税になりますので、法人税(個人事業主は所得税)の負担軽減につながるので、経費として計上が可能なら、積極的に利用するのがいいでしょう。

法人カードローンの特徴を徹底的に解説

法人カードローンの特徴を徹底的に解説

法人カードローンの特徴は、

  1. 無担保無保証が魅力的
  2. 一度カードが発行されると限度額まで繰り返し利用が可能になる
  3. 最短即日で融資を受けることが可能
  4. 総量規制の対象外となる
  5. ATMからの現金引き出しが可能となる

この5つが挙げられます。

この5つの特徴を次に挙げて、徹底的に解説していきます。

特徴1:無担保無保証が魅力的

法人カードローンを扱っている金融機関の多くが、無担保無保証に対応しております。

特に自己資金が少ない中小零細企業や個人事業主にとって、この無担保無保証は大いにメリットがあるといえるでしょう。

具体的にどのようなメリットが得られるのかと、

  • 担保を必要としない
  • 保証人を必要としない
  • 申し込みの敷居が低い

などが挙げられます。

銀行や公的機関からの融資を申し込む際、担保と保証人が必要になる場合があるのですが、法人カードローンであれば、担保と保証人を必要としません

特徴2:一度カードが発行されると限度額まで繰り返し利用が可能になる

法人カードローンを申し込み、審査が通ってローンカードが発行されると、限度額内であれば繰り返し利用が可能となります。

ただし、借り入れなので、金利も含めて必ず返済しなければならないことが、最大の注意点です。

法人カードローンの詳しい返済方法は、「法人カードローンの返済方法とは?」という見出しで詳しく解説していくのですが、借入金額が大きければ大きいほど、返済の負担が大きくなることをご理解ください。

特徴3:最短即日で融資を受けることが可能

銀行とノンバンク系の金融機関のほとんどが、最短即日で法人カードローンの利用が可能となります。

法人カードローンの利用が認められたら、法人カードローン用のローンカードが指定の住所に届く手筈になっています。

しかしそのローンカードが届くまでの間であっても、インターネットや電話などで希望すれば、銀行振込でも対応が可能です。

最短即日で融資を受けることが可能であると断言したのは、こういった仕組みが理由なのですが、中にはローンカードが届いてから融資が可能という対応を取っている金融機関も存在します。

急な資金を必要している場合、審査期間だけでなく融資期間も最短即日に対応している金融機関を選ぶようにしましょう。

特徴4:総量規制の対象外となる

基本的にお金の貸し付けを行う場合は、「総量規制」というものを守らなければなりません。

■ 総量規制とは

総量規制とは、年収3分の1以上を超える貸し付けを原則禁止にする、貸金業法に基づいたルールです。

しかし、法人カードローンの場合は、その総量規制の対象から外れ、年収3分の1を超える借り入れが可能になります。

なぜ対象外となるのか

なぜかというと、総量規制の対象になるのは原則個人であって、法人ではないからです。

個人が借り入れる資金の用途は主に生活資金となり、総量規制の対象となります。

一方で、法人または個人事業主が借り入れる資金の用途が事業資金であれば、総量規制の対象から外れることになるわけです。

しかし、総量規制の対象から外れるとはいえ、事業者にも少なからず審査での影響はあります。

審査に年収は関係ないのか

総量規制の対象から外れるので、法人または個人事業主の年収は関係ありません。

関係あるのは、事業者の過去の利用状況についてです。

過去の利用状況とは主に金融事故です。

■ 金融事故とは

金融事故とは簡単に説明すると、長期に渡る滞納や料金の踏み倒し、加えて自己破産などが該当します。

これらの経歴を持っている事業者だと、法人カードローンに申し込んだとしても、審査の通過が認められない可能性が非常に高くなります。

法人カードローンを利用するときは、自分の利用状況をチェックするようにしましょう。

特徴5:ATMからの現金引き出しが可能となる

法人カードローンのローンカードをATMに利用することが可能ですが、セブンイレブンやローソンなどのコンビニATMでも利用が可能です。

ローンカード発行から、お手元までに届くまでに数日間かかるのがデメリットでもありますが、そのローンカードがあれば、必要なときにATMを利用して、現金を引き出すことが可能になるというわけです。

注意

ただし、その法人カードローンと提携しているATMでなければ、そのATMで現金を引き出せないというデメリットがあります。

法人カードローンを利用する際は、申し込む前に提携ATMをチェックするようにしましょう。

またもし、カードローンでピンっと来ない場合では、他の資金調達方法も探してみるといいでしょう。

個人事業主も法人も要チェック!事業資金の調達方法14選個人事業主も法人も要チェック!事業資金の調達方法14選

法人カードローンの返済方法とは?

法人カードローンの返済方法とは?

法人カードローンの利用方法を理解した一方で、その返済方法は何なのかと気になる人が多いと言っても過言ではありません。

そこで、法人カードローンの返済方法を次に挙げて、解説していきます。

直接ATMで返済

法人カードローンは、ATMで直接返済することが可能であるという一面を持ちます。

ATMを利用することで、気軽な返済を可能としています。

自動引き落としで返済

多くの顧客が、この返済方法を利用しています。自動引き落としを設定することで、支払い忘れというのがほとんど起こりませんし、面倒な支払い手続きの省略が可能です。

しかし、返済額以上の残高が銀行口座になければなりません。

その残高が返済額より少ない場合は、自動引き落としが機能せず、滞納という形になります。

この部分については必ず通知が来るので、その通知に従うようにしましょう。

Tips

ちなみに、法人カードローンを取り扱っている金融機関は全て、明細書の発行に対応しています。明細書はご自身の利用状況を明確に記されているので、その利用状況のチェックが可能です。

 

加えて、多くの金融機関はインターネットで明細書の閲覧を可能にしていますので、そのインターネットを利用することで、場所を問わず、いつでも明細書を閲覧することが可能となります。

銀行振込で返済

期限までに、支払金額を指定の口座に自分で振り込み返済する方法です。

自動引き落としという機能があるので、銀行振込による返済方法を利用する顧客は少ないと言えるでしょう。

店舗窓口で返済

金融機関の支店などに足を運び、窓口で直接返済するというものですが、法人カードローンの繰り上げ一括返済を行うのに融通が利くという一面を持ちます。

なぜなら、窓口であれば、直接面談での相談が可能になるためです。

法人カードローンでおすすめできるものは?

法人カードローンでおすすめできるものは?

ここでは、法人カードローンの中でも厳選した3つを、おすすめとして紹介しておきます。

また、ここで紹介しているカードローンは、どれも最短即日融資ができるものとなります。

それぞれ特徴がことなりますので、状況に合わせて参考にしてみましょう。

ビジネクストカードローン

おすすめビジネスローンビジネクスト

対象者 20~69歳までの法人・個人事業主
融資限度額 1~1,000万円(新規上限:500万円)
利率 100万円以上:8~15%

100万円未満:13~18%

融資日数 最短即日
遅延損害金 20%
返済期間 最長5年(最大60回払い)
返済方式 元金定率リボルビング返済

ビジネクストカードローンは、利用者数も多く、累計で10万口座以上もの実績があります。

返済期間については、少々タイトな感じにはなりますが、融資限度額については最大1,000万円と今回紹介する中では最も高額です。

初回は500万円の制限となりますが、今後のことも考え限度額に余裕を持たせる意味でも、契約しておいて損はないカードローンといえるでしょう。

プロミス自営者カードローン

プロミスカードローン

対象者 20~65歳までの自営者
融資限度額 ~300万円
利率 6.3~17.8%
融資日数 最短即日
遅延損害金 20%
返済期間 最長6年9ヶ月(最大80回払い)
返済方式 残高スライド元利定額返済

プロミス自営者カードローンは、法人ではなく個人事業主にフォーカスした法人カードローンとなります。

CMでもおなじみのため、その信頼感に申し分はないでしょう。

緊急な資金調達にも対応できるよう、当日中の融資も実現しており、いざという時には心強い味方となるでしょう。

ただし融資可能額については、300万円までと少し心細いので、小規模事業者向けのカードローンといえそうです。

オリックスVIPローンカードBUSINESS

オリックスVIPローンカードBUSINESS

対象者 20~69歳までの法人・個人事業主

※個人事業主は業歴が1年以上

融資限度額 50~500万円
利率 100~500万円コース:6~14.9%

50万円コース:8~17,8%

融資日数 最短即日
遅延損害金 19.9%
返済期間 最長10年2ヶ月(最大122回払い)
返済方式 元利込定額リボルビング返済

新残高スライドリボルビング返済

オリックスVIPローンカードBUSINESSでは、なんと最長10年を超える返済期間が用意されており、短い期間での返済見通しが立ちづらい方におすすめのカードローンとなります。

また審査についても、最短60分で結果がわかるため、次の手段も考えやすいでしょう。

このオリックスの会員になることで、オリックスならではの優待を受けることもできます。

たとえば、以下の料金が優待価格で利用できるようになります。

会員特典の例
  • ビジネスホテルの宿泊費
  • リゾートホテルの宿泊費
  • レンタカーの基本料金
  • 提携施設の入場料

もし、申込み対象者に該当し迷っているのであれば、このカードを選んでみてもいいでしょう。

まとめ:法人カードローンの特徴を理解して上手く活用しよう

法人カードローンとはなにかについて、紹介しました。

ビジネスローンとは違い、法人カードローンはATMなどを利用することで、いつでもどこでも、手軽に資金の調達を可能にしています。

金利手数料が高いというデメリットがあるのですが、急な資金が必要になったときに、法人カードローンは頼りになる存在だということです。

これらの特徴を上手く活用して、事業を軌道に乗せていきましょう。

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