専門卒と大卒では就職率や年収はどれくらい違うのでしょうか。
また専門卒や大卒ではどのような職種に就けるのでしょうか。
それぞれ詳しく説明していきます。
もくじ
専門卒と大卒の就職率・年収
まずは専門卒と大卒の就職率や年収の違いを説明していきます。
専門卒はその業界の仕事に就くためのカリキュラムとなっているので就職率は99.6%とほどんどの学生が就職することできます。
大卒は97.6%なので、やや差があるといえます。
また年収ですが、すべての年齢の平均収入が大学卒だと400,500円で、専門卒だと313,800円です。(男性の場合)
しかしこの数字はマスコミやコンサルティング業など平均年収が高い業界も含まれているため、一概に専門卒の方が安いとはいえません。
また専門卒の場合、スキルをもっているためある程度経験を積んだら独立する傾向もあるため平均が安くなる理由でもあります。
そのためこの数字はあくまで目安として考えるとよいでしょう。
専門卒で稼げる仕事
それでは専門卒で稼ぐことができる仕事をご紹介してきます。
特殊な専門知識や技術が高い仕事が多いのが特徴的です。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザインは商品開発やホームページなど、さまざまな分野において需要が高まっております。
さらにグラフィックデザインは特別なスキルが必要であるため、スキルが高い人は稼ぐ機会が多いということです。
ゲーム制作
ゲームの制作は学歴よりも、専門知識が必要となります。
そのため専門学校で十分な知識やスキルを持っている人が稼ぐ機会の多い職種です。
ゲーム会社に務めることが多くなりますが、将来的に独立をする人や、ゲーム会社と委託契約をしたり、また自分で独自のゲームを開発している人もいます。
これからも需要が高まる仕事と言えるでしょう。
ゲームで稼げる仕事は他にもたくさん存在します。こちらの記事では詳しく解説していますので参考にしてみてください。
プログラミング
WEBやゲーム、AIやロボットなどさまざまな自動的に動くものに対してプログラミングが必要になります。
そのためプログラミングの需要は高く、専門的な知識を持っている人は高い報酬を得らえるチャンスが多くなります。
近年IT技術を必要としている企業は多く、十分な技術をもっていればチャンスは増えるのです。
最も需要が高まっている仕事の一つと言えるでしょう。
プログラミングを一から習得するにはやはりプログラミングスクールで学ぶことが近道となるでしょう。
服飾
パタンナーやデザイナーなど服飾には数多くの専門知識が必要になります。
これらは独学で勉強することは困難であり、専門学校を卒業して知識やスキルを持っている人は優遇され、さらに高い報酬を得られることが多いのです。
企業に就職する他、将来的に独立する人も大勢います。
理容・美容
理容や美容師はほとんど学歴をもとめておらず、高校を卒業して専門学校に入ったり直接美容院で修行をすることが多いです。
そのため専門卒であることが多く、専門卒で稼ぐことができる仕事の一つです。
大学卒でも就職することはできますが、スキルが全くないと一からの修行となるので稼げるようになるには時間がかかってしまいます。
こちらの記事では美容系で稼げる仕事を紹介していますので参考にしてみてください。
調理師・パティシエ
調理師やパティシエは学歴よりも技術力が必要であることから、専門的な勉強をしている人が多いです。
大手の調理師専門学校が多く、調理の技術だけでなく調理師として必要なことを学ぶことができるので調理師やパティシエになるには専門卒を出た方が早道であるといえます。
鍼灸・マッサージ師
鍼灸・マッサージ師も大学で教えていることはほとんどなく、専門的に技術を学ぶ必要があります。
そのため専門学校で勉強をする人がほとんどなのです。
最初はすでに開業しているところに就職する形になるのがほとんどですが、将来的には独立をしてさらに稼ぐチャンスを増やすことができるのです。
救命救急士・臨床検査技師・歯科衛生士
救命救急士、臨床検査技師・歯科衛生士は大学で学ぶことは少なく専門学校で専門的な知識を学ぶことが多いです。
そのため専門学校を卒業して稼げるチャンスの大きい職種です。
また特別なスキルが必要な職種であり、初任給から一般職よりは高くなるケースがほとんどです。
さらに将来的に独立をして、さらに高い報酬を得ている人も多くいます。
専門卒で稼げる仕事に就くメリットデメリット
上記で説明したような仕事は、学歴よりも技術力が必要であることが多いです。
そのため専門学校でそれぞれの業界において必要なことを勉強している方が、就職しやすいのがメリットです。
専門卒で稼げる仕事に就くデメリットしては、他の仕事に転職することが難しい点があげられます。
特に学歴を求められる仕事に転職するのは容易ではありません。
まとめ
新入社員時の平均年収でいうと、大卒の方が専門卒よりも高いです。
しかし専門卒で就くことができる仕事は、専門的な仕事であることから将来的に稼げるチャンスは多くあります。
また専門卒の場合はその業界における専門的なスキルを持っていることから、将来的に独立をする人が多いです。
そのため高い報酬を得ている人が多い傾向にあります。
あくまで自分の努力次第で、報酬をあげやすい環境にあるということです。