この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
データベースソフトを導入する企業は近年増えています。
しかし、データベースソフトがそもそも何なのか、どのソフトが自社に向いているのかがわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、データベースソフトおすすめ15選をご紹介します!
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データベースソフトとは?
まずは、データベースソフトについて紹介しましょう。
「データベース」とは、さまざまなデータを整理したり蓄積したりする「箱」のこと。
データベースソフトは、データベースを保存してくれるソフトウェアを指します。
その用途は幅広く、住所録や在庫管理など、さまざまな業務に活用可能です。
各種データは、データベースに格納することで検索や活用がしやすくなり、作業効率もアップします。
辞書や電話帳も、広義のデータベースといえるでしょう。
データベースソフトを導入するメリット
ここからは、データベースソフトを導入するメリットをご紹介します。
簡単にデータを編集できる
データベースソフトに格納されているデータは、簡単に検索・編集可能です。
データベース内を一括検索できるので、データ自体の格納場所を知らなくても作業に支障をきたしません。
自動バックアップ機能を利用できる
データベースソフトの多くには、自動バックアップ機能が搭載されています。
それを使用すれば、手動でバックアップしなくても最新状態のデータベースをバックアップ可能です。
自動でバックアップしてくれるので、まとめてデータをバックアップしてパソコンが固まってしまったり、動作が重くなってしまったりする心配はありません。
複数人で同時に編集可能
データベースソフトを利用すれば、複数人で同時にデータを編集可能です。
一度に複数人がデータベースにアクセスできるので、作業効率があがります。
入力するデータやユーザー権限を細かく管理できる
データベースソフトには、ユーザーごとの捜査権限や入力可能なデータの種類を管理できるものがあります。
「データ入力だけ、閲覧だけ、両方可能」など細かく管理できるものもあるので、データベースに格納されているデータを、不用意に編集されてしまう心配はありません。
自社構築のデータベースよりトラブルを解決しやすい
データベースソフトを使わないデータ管理方法のひとつに、自社構築のデータベースを活用する方法があります。
自社構築のデータベースと比較したデータベースソフト使用のメリットは、自社構築のデータベースよりトラブルを解決しやすいこと。
自社構築のデータベースを使うのは、自社の人間だけなので、万が一トラブルが発生してもデータベースエンジニアなどデータベースに長けた従業員がいないと解決できません。
しかし、市販のデータベースソフトなら製品サイトのQ&AやYahoo!知恵袋などの質問サイトで同じトラブルの事例が見つかることもあり、解決の糸口を見つけやすくなります。
データベースソフトの選び方
ここからは、データベースソフトの選び方をご紹介しましょう。
運用コストは?
まず欠かせないのは、運用コストです。
データベースソフトの利用に要するコストは、ソフトの利用金額だけではありません。
具体的には、保守・運用する人件費やカスタマイズにかかる工数などが発生します。
データベースに格納するデータは業務に必要なものなので、費用をかけるところと節約するところのバランスの見極めが重要です。
使いやすさは?
使いやすさは、作業効率を上げるうえで欠かせないポイント。
画面がごちゃごちゃしていても多機能な方が使いやすいのか、シンプルな方が使いやすいのかなど、選び方はさまざまです。
できるだけ多くの人が使いやすいと感じるソフトを選ぶためにも、無料トライアルは積極的に活用するのがおすすめです。
どんなに性能がよくても使いにくければ意味はない
どんなに他の性能に優れていても、ユーザーである従業員にとって使いづらいデータベースソフトならおすすめできません。
そのデータベースソフトが使いやすいかどうかは、社内で使用する他ソフトと比べた操作の類似性や個人差によるので、一概にはいえないでしょう。
保存するデータ量は?
保存でするデータ量は、データベースの性能を大きく左右します。
データ量が多ければ何かにつけて便利ですが、利用料金が高くなるなど、デメリットもゼロではありません。
今後も使えるようにデータ量に余裕を持たせつつ、無理のない範囲でデータ量を選びましょう。
データ量が少なければ、データベースソフトは不要な可能性も
データ量が多ければ、それなりのデータベースソフトを選ばなくてはいけません。
しかし、扱うデータ量が少ない場合、データベースソフトがなくても十分な場合もあります。
GoogleスプレッドシートやExcelでのデータ管理も、広義のデータベースに当てはまります。
クラウド上で管理しても問題ないデータなら、Googleスプレッドシートで無料管理できますし、Excelで管理するならOfficeの利用料金だけで足ります。
本当にデータベースソフトが必要かどうかも、改めて考えましょう。
データベース管理を任せられる従業員は?
すでに書いた通り、データベースソフトの導入には保守管理できる人材が欠かせません。
そのため、データベース管理を任せられる従業員がいるかどうかは、データベースソフト選びで大きなポイントになります。
特に既成ソフトを独自にカスタマイズしたい場合、高い技術力を持ったエンジニアが必要不可欠です。
それに、万が一トラブルが発生したとき、データベース管理を任せられる従業員がいなければ、サーバーダウンが発生してしまう可能性もあります。
データベースを管理できる従業員がいなければ、サポートが充実したソフトを選ぶべき
どうしてもデータベースを管理できる従業員がいないなら、サポートが充実したソフトを選びましょう。
サポート体制がしっかりしていれば、従業員側で解決できなくてもサポート側で助けてもらえる可能性があります。
もちろん、サポートによる追加料金の有無やサポート内容は、データベースによってさまざま。
それらも確認したうえで選べば失敗しません。
データベースソフトと業務内容がマッチしているか?
データベースソフトと業務内容のマッチングも、データベースソフト選びで重要です。
基本的にデータベース自体の機能は、データベースソフトごとに大きく異なるものではありません。
とはいえ、データベースの用途や業務内容に適したソフトを利用すれば、作業効率はぐんと上がります。
顧客データを扱う場合はとにかくセキュリティー重視
データベースソフトで顧客データを扱う場合、最優先はセキュリティーです。
顧客情報の流出は、どんな些細な情報であれ企業の信用を大きく損ねる原因になります。
企業の信用を守るためにも、データベースソフトのセキュリティーは必ず確認しましょう。
売上・在庫管理や会計業務に使う場合はカスタマイズされたパッケージがおすすめ
売上・在庫管理や会計業務のためにデータベースソフトを導入する場合は、あらかじめカスタマイズされたパッケージを選びましょう。
多少カスタマイズは必要ですが、一般的なデータベースソフトから売上・在庫管理や会計業務のためにカスタマイズするよりもずっと簡単に導入可能です。
会計関連で利用するのなら、それは会計ソフトを利用するのが最も得策です。
以下の記事では、会計ソフトのおすすめをまとめて紹介しているので、気になる方は一読しておくといいでしょう。
会計ソフトを無料から利用できるおすすめ13選を紹介!賢く利用するコツもデータベースソフトおすすめ15選を比較
ここからは、データベースソフトのおすすめ15選をご紹介します。
1:MySQL(マイ エスキューエル)
「MySQL(マイ エスキューエル)」は世界で最もシェアの高いデータベースソフトのひとつ。
そのため、MySQLを使ったことがあるエンジニアは非常に多く、トラブル発生時の解決策をインターネットで簡単に見つけられます。
オープンソースで、基本的に無料で利用可能です。
しかし、公式サポートを必要とする場合などは商用の有料ライセンスを取得しなくてはいけません。
Oracle社が扱っているのも、安心して利用できるポイントといえるでしょう。
2:PostgreSQL(ポストグレス キューエル)
日本国内でのシェアが多い「PostgreSQL(ポストグレス キューエル)」。
カリフォルニア大学バークレー校で開発されて以来、30年以上開発され続けていて、世界中で信頼されているデータベースソフトです。
オープンソースにもかかわらず、接続するユーザー数が増えても安定して作動。
商用でも無料で利用できる「BSDライセンス」もあるので、副業で利用したい方やフリーランスのエンジニアにもおすすめです。
3:高速機関(こうそくきかん)
「高速機関(こうそくきかん)」は、データを大量に扱う場合におすすめのデータベースソフトです。
大量のデータを分析・解析するのに特化した独自技術によって、高速処理を実現。
少ないデータベースサーバー数でも、高速で処理できるので、中小企業でのデータベースソフト導入にもおすすめです。
4:kintone(キントーン)
プログラミング技術を必要とせず、最短3分でデータベースを構築できる手軽さで人気を博しているのが、「kintone(キントーン)」。
マウス操作だけでデータの登録や管理はもちろん、グラフ化や集計まで行えます。
そのため、他社製品のカスタマイズは厳しい場合でも、kintoneなら使いこなせるという企業も少なくありません。
スマートフォンやタブレット端末からも操作できるので、取引先との打ち合わせ内容などをリアルタイムでデータベースに反映可能です。
5:UnitBase(ユニットベース)
「UnitBase(ユニットベース)」も、kintone同様に専門知識がいらないデータベースソフトです。
直感的なマウス操作やExcelファイルの読み込みでデータベースを作れるので、技術力の高いエンジニアに依存する必要はありません。
誰でも操作しやすいものの、アクセス権限は柔軟に管理できるので、不要なデータ変更などのトラブルを未然に防げます。
6:SQLite(エスキューライト)
「SQLite(エスキューライト)」は中小規模の開発におすすめのデータベースソフトです。
SQLiteの大きなメリットは、商用でも無料で利用可能なパブリックドメインのソフトであること。
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一般的なデータベースソフトと異なり、サーバー不要で利用できるため、フリーランスや副業での開発、企業のテスト環境構築にもぴったりです。
7:Oracle(オラクル)
大規模開発におすすめのデータベースソフトの代表格が「Oracle(オラクル)」。
世界初の商用データベースともいわれるOracleは、MySQLなどと並んで世界で指折りのユーザー数を誇るデータベースソフトのひとつです。
Oracleのデータベースは法人向けで、多彩な拡張機能によって企業ごとの細かいニーズを実現します。
多層防御による堅牢なセキュリティーも、Oracleの魅力のひとつといえるでしょう。
8:楽々Webデータベース(らくらくウェブデータベース)
「最新ファイルがわからない」「同時に複数ユーザーで利用できない」などといったExcelのデメリットを解消するために誕生したのが「楽々Webデータベース(らくらくウェブデータベース)」。
Excelユーザーの悩みを解消しつつ運用方法はExcelと同じです。
そのため、新しいデータベースソフトの運用方法を学ぶために研修を開いたり、慣れないインターフェースで誤操作してデータが吹っ飛んだりすることを防げます。
Excelと同じ操作性なので、データベースエンジニアが不要なのもメリットといえるでしょう。
9:WaWaD-Be(ワワ・ディービー)
「WaWaD-Be(ワワ・ディービー)」は、カスタマイズ性の高いデータベースソフトとして人気を博しています。
プログラミング知識は不要で、クレーム情報や販促ツール、顧客情報など好きなフォームを自由に作成できるため、必要な機能を過不足なく利用可能。
スマートフォンやタブレットからも操作可能なので、データに変更が生じても即時反映できるのが大きな魅力です。
データはすべてCSVで出力できるのも、WaWaD-Beのメリットといえるでしょう。
10:SharePlex(シェアプレックス)
インターネットに接続するクラウド型とオフライン環境でも利用可能なオンプレミス型の両方でサービスを提供している「SharePlex(シェアプレックス)」。
SharePlexは、データベースソフトのなかでも拡張性と高可用性に優れています。
サポートは24時間365日対応しているので、想定外のトラブルにも即座に対応可能です。
11:PowerGres(パワーグレス)
PostgreSQLをベースに開発されたのが「PowerGres(パワーグレス)」。
PostgreSQLの使いやすさはそのままに、データベース操作ツールやサポートを追加し、より使いやすいデータベースソフトを追求しています。
JSONの扱いを変えることで全文検索の高速化を実現しました。
管理ツールはブラウザにも対応しているため、リモートワークの従業員ともデータを共有しやすくなっています。
12:MongoDB(モンゴ デービー)
ドキュメント指向型のデータベースソフトとして注目を集めるのが「MongoDB(モンゴ デービー)」。
一般的なデータベースソフトとは異なり、構造データの集合体「ドキュメント」を「コレクション」として管理するのがMongoDB最大の特徴です。
13:Canbus.(キャンバス)
「Canbus.(キャンバス)」は、データの蓄積だけでなく、活用や共有にも主眼を置いたデータベースソフトです。
業務アプリの作成にはプログラミング知識不要で、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるのも大きな魅力といえます。
鹿児島銀行や横浜銀行といった金融機関での導入実績もあり、セキュリティーの堅牢性は一定の評価を得ているといえるでしょう。
すべてのプランでユーザー数に制限を設けていないので、事業拡大を視野に入れている成長企業などにおすすめ。
14:ACCESS(アクセス)
「ACCESS(アクセス)」は、Microsoft者が販売するWindows向けのデータベースソフトです。
他社のデータベースソフトに比べると操作性がシンプルで、より複雑な処理を行うにはプログラミング言語「VB」を用いた拡張が必要になります。
拡張しなければ個人利用もしやすいですが、拡張する場合は専門的な知識があるエンジニアが必須といえるでしょう。
どちらかといえば小規模開発向きです。
15:MariaDB(マリアデービー)
「MariaDB」もまた、有名なオープンソースRDBとなります。
このデータベースは、元MySql開発者が開発したもので、MySqlとの相互性もあるのが特徴。
また独自機能も搭載されているために、その利便性もさらに向上しています。
このデーターベースは無料でありながら、高負荷にも対応できるように設計されており、大量の情報もしっかりと処理。
安定さやMySql以上の性能を求めている方におすすめです。
無料のデータベースソフトの利用はコレに注意!
ここまでで、おすすめのデータベースを紹介してきましたが、候補はある程度絞れたでしょうか?
もしこれら紹介した中で、無料のデータベースに興味を持った方は、これから紹介する内容は納得した上で利用するようにしましょう。
では、一体何に納得すべきか、その注意点を2点ほど以降より紹介していきます。
運用する上でそれなりのスキルが必要となる
一般的に有償で提供されているデータベースでは、その仕様マニュアルが充実していたり、機能も揃っていることがほとんどです。
しかし、無償提供されているデータベースでは、自社でコードを読みながらシステムを組む必要があるのです。
つまり、ある程度データベース構築のためのプログラミング力や知識が必要となるということでもあります。
商用利用であっても無料で利用できるものもあり魅力も感じますが、そうしたスキルを持つ人材が必要なことも頭にいれておくといいでしょう。
トラブル対応は自社で解決する必要がある
選び方の解説でも触れていますが、有償データベースの場合、なんらかのトラブルが発生したとしても、提供している企業側でサポートをしてくれるものです。
一方の無償の場合では、オプションなどでお金を払わない限り、そういったサポートを受けることができません。
もしこれらを自社で解決しようとすれば、それなりにコストもかかったりするもの。
とくに知識がある方がいない場合では、労力だけでなく、時間も多く消費してしまうでしょう。
もちろん先述したとおり、サーバーダウンにより、サービス提供に影響が出てしまうかもしれません。
もし、人材の確保ができないのなら、有償のデータベースの利用を検討するようにしましょう。
利用目的に合わせて効率よくデータベースソフトは選ぼう
今回は、データベースソフトおすすめ15選をご紹介しました。
データベースは導入やデータの移管に膨大な費用と労力が必要です。
他のソフトと異なり、失敗したから他のソフトに変更して…というのを何度も繰り返すわけにはいきません。
そのため、最初に利用目的などをしっかり決め、それに沿ったデータベースソフト選びが必要不可欠になります。
この記事を参考にデータベースソフトを選び、失敗しないデータベース運用をしましょう。