この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
転職に役立つさまざまなサービスを提供している、転職エージェント。
ぜひ利用したいと思う半面、以下のような疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
- なぜ無料で利用できるのか
- 紹介してもらえる求人はどのように決めているのか
- エージェント都合で求人を押し売りしてくることもあるのではないか
などなど、本質の部分がどうなっているのか気になるところです。
そこで、今回は転職エージェントの裏側を徹底調査。
すると気になる10個の裏事情が浮き彫りになったので、ここで詳しくご紹介します。
これから転職エージェントを利用しようと考えている方、もうすでに使い始めている方。
裏事情をチェックした上で賢い利用方法を知り、転職エージェントを上手に活かしたスムーズな転職を目指しましょう。
転職エージェントとは
裏事情をチェックする前に、まずは転職エージェントに関する基本的な理解を深めておきましょう。
転職エージェント利用の流れ
転職エージェントとは、企業と転職希望者とのマッチングを行う仲介業者です。
利用するためにはサイト上で会員登録をする必要があり、そのあとは以下のような流れで進んでいきます。
- 会員登録
- 担当のキャリアアドバイザーから連絡が来て、面談の日時を決める
- キャリアアドバイザーとの個別面談
- 条件に合う求人を紹介してもらう
- 履歴書や職務経歴書へのアドバイスをもらう(転職エージェントのサービス内容による)
- 希望する企業に応募する
- 面接対策(転職エージェントのサービス内容による)
- 企業との面接
- 内定
内定後は、給与交渉や入社日の調整なども行ってくれるエージェントが多く見られます。
このように、登録してから入社するまで親身になって転職のサポートを行うことが、転職エージェントの役割です。
転職サイトとの違い
「転職エージェント」で検索してみると、なかには「転職サイト」と呼ばれるツールもあることに気づくでしょう。
どちらも転職者向けのサービスであることは共通していますが、実はその内容はまったく異なります。
転職サイトが提供している主なサービスは、求人検索です。
気になる求人を自由に閲覧できるので、自分のペースで求人探しがしたい方に向いています。
ただし、転職エージェントのようにキャリアアドバイザーが手取り足取りアドバイスをしてくれたり、企業に給与交渉を行ってくれたりなどの手厚いサポートは受けられないのが一般的です。
選考の準備や面接対策などはすべて自分ひとりで行う必要があり、特に初めての転職の際には心細く感じることもあるでしょう。
一方、転職エージェントならしっかりとサポートを受けながら転職活動を進められます。
自分に合う求人を客観的に探してくれるメリットもあるので、今後どのような仕事をするべきか悩んでいる方にもおすすめです。
転職エージェントにおける10個の裏事情
それでは、いよいよ転職エージェントの裏事情についてご紹介します。
ここでは、以下の10個のポイントについての真相をまとめました。
- 企業が転職エージェントに支払う紹介手数料について
- 人気企業ほど転職エージェントを利用している
- キャリアアドバイザーにはノルマがある
- そもそも面談を断るケースもある
- 転職者はランク付けされている
- 求人情報には記載されていない条件もある
- エージェントの本気度によって面談の設定方法が異なる
- 受かりやすい求人を差し込んでくる場合がある
- 交渉で条件が大きく変わることはない
- 入社後のフォローはエージェントとしての売り上げを守るため
これらの裏事情が具体的にどういうことなのか、以下で詳しく見ていきましょう。
(裏事情その1)企業が転職エージェントに支払う紹介手数料について
転職エージェントに関して気になることのひとつに、「いろいろなサポートをなぜ無料で利用できるのか」という点が挙げられます。
もちろんエージェントはボランティアでサポートを行ってくれるわけではなく、そこには着実に利益が生まれるビジネスモデルが存在します。
それが、企業から得る「紹介手数料」です。
ではどのようにして紹介手数料が支払われるのか、報酬発生の流れを以下でチェックしていきましょう。
- 人材を求めている企業から求人をもらい、企業側が必要としている人物像やスキルについて詳しくヒアリングする
- 転職希望者と面談を行い、希望条件やスキル、経験などをヒアリングする
- 企業が必要としている人材と転職希望者が求める条件をマッチングさせ、転職希望者にその企業を紹介する
- 双方が気に入れば面接などの選考をスケジューリングする
- 面接後に双方が了承すれば企業と転職希望者は雇用契約を結び、企業から転職エージェントに紹介手数料が支払われる
つまり、雇用契約が結ばれて初めてエージェントは報酬を得ることができます。
そのため、なるべく多くの報酬を得られるように、エージェントは転職希望者に親身なアドバイスを行い、面接などの選考がスムーズに進むようにサポートしてくれるというわけです。
ちなみに、紹介手数料の目安は「転職者の年収の3割~3.5割程度」といわれています。
たとえば年収が500万円の方の契約を取れれば、150万円~175万円程度の報酬を得られる計算になります。
そう考えると、「企業はなぜそのような高いお金を支払ってまで転職エージェントに依頼をするのか」という新たな疑問が沸いてくるでしょう。
企業が高い報酬を転職エージェントに支払う理由
たった一人の人材を採用するのに、それほどのお金がかかるのであれば、
と思ってしまいます。
しかし、実は転職サイトに求人を出す場合にも週に十数万円の手数料を支払う必要があり、決して割りがいいわけではありません。
また、転職サイトを利用する企業は非常に多いため、ほかの案件に埋もれてしまってなかなか応募が来ない恐れもあります。
さらには転職サイトに掲載して応募が殺到してしまうと、人事の仕事が増えて余計にコストがかかる可能性も。
つまり、スムーズな求人の獲得や人事負担の軽減などの理由から、企業は高い紹介手数料を支払ってでも転職エージェントを利用しているのです。
(裏事情その2)人気企業ほど転職エージェントを利用している
やはり、人気企業ほど応募者が殺到する傾向があります。
そのため、人気企業ほど転職サイトではなく転職エージェントを利用する傾向があり、逆に考えれば転職エージェントを利用すると転職者は優良案件に出会いやすいといえるでしょう。
なかでも注目したいのが、大手の転職エージェントです。
たとえば上場企業の場合は、一部上場している転職エージェントとしか契約をしていないケースが多く見られるためです。
そこで、もしも大手の上場企業への転職をお考えの場合には、この記事後半で紹介しているサポート力も優秀な転職エージェントを活用するといいでしょう。
(裏事情その3)キャリアアドバイザーにはノルマがある
先ほど転職エージェントのビジネスモデルについて詳しくご紹介しましたが、さらにその裏側にある「キャリアアドバイザーのノルマ」について見ていきましょう。
実はほかの職種と同様に、キャリアアドバイザーにもノルマがあり、少しでも多くの転職をマッチングさせることが個人の営業成績アップにつながります。
エージェントにもよりますが、営業活動に尽力しているエージェントの場合はノルマ管理表が設けられ、個人がどれだけノルマを達成できているかが一目瞭然です。
ノルマを達成できればその分給与に反映されますし、逆に達成できなければ給与や賞与などに響いてしまうことでしょう。
そのため、キャリアアドバイザーはひとつでも多くの契約を取ろうと、転職希望者を必死にサポートしてくれます。
場合によっては「この人はおすすめです」と、企業側にアプローチしてくれることもあるので、利用する価値は非常に高いといえるでしょう。
(裏事情その4)そもそも面談を断るケースもある
転職エージェントは、転職を成功させてこそ報酬を得られるビジネスのため、転職がむずかしそうな場合では面談を断るケースもあります。
具体的には、自社が抱える案件に、その転職希望者が応募できるものがないケースがコレにあたるでしょう。
各転職エージェントは、それぞれに特性があり、抱える案件の質も異なるもの。
たとえば、ハイクラス案件を中心に取り扱う企業もあれば、20代向けの案件を中心に抱える企業もあります。
そのため、特性に見合っていない転職エージェントに登録希望をしたとしても、断わられてしまうのです。
転職エージェントを選ぶ際は、こうした特性にも注目するようにしましょう。
(裏事情その5)転職希望者はランク付けされている
転職希望者が転職に成功すると、転職後の年収の3割~3.5割程度の報酬が転職エージェントに入ります。
つまり転職者の年収によって利益が左右されるため、転職希望者はあらかじめランク付けされ、ランクが高い人ほど優先的にサポートしてもらえるという実態があります。
そうなると、
と不安を感じるかもしれません。
ランクによってキャリアアドバイザーの気合度に多少の差があることは否めませんが、できるだけ多くの利益を得るためにしっかりとサポ―トしてもらえる点は安心して大丈夫でしょう。
(裏事情その6)求人情報には記載されていない条件もある
続いては、求人情報に関する裏事情です。
実は、企業が求める条件のすべてが求人情報に記載されているわけではなく、なかには提示されていない条件もあります。
たとえば、年齢や性別、国籍など法律上求人票に記載できない内容についてです。
特に年齢や性別に関しては重要視している企業が多いため、エージェントにだけ伝えて転職者をふるいにかけているケースが多く見られます。
また、人材のスキルや経験などに関しても、実は裏側でさらに細かな条件が設けられている可能性があります。
たとえば、実際の求人票には「マネジメント経験がある方」とだけ書かれている場合でも、本当は「営業部署でのリーダー経験があり実績を残している方で、清潔感があってコミュニケーション能力に長けている方」という具合です。
つまり転職希望者が閲覧できる求人票には、企業が実際に求めている要件よりも、はるかに低いハードルの要件が記載されている可能性があることを肝に銘じておきましょう。
(裏事情その7)エージェントの本気度によって面談の設定方法が異なる
実は、転職エージェントの自分に対する気合度は「面談の設定方法」によってわかります。
一般的にキャリアアドバイザーとの面談は60分~90分程度で、面談の主な設定方法は以下の3種類です。
- 転職希望者の勤務地近くのカフェやホテルラウンジでの面談
- 転職エージェントのオフィス内での面談
- 電話による面談
このうち、転職エージェントが自ら出向いてくれる①は最も本気度が高く、何としてでもうちのエージェントを利用して転職活動を進めてほしいという強い熱意が垣間見れます。
②は最も一般的なスタイルで、転職エージェント側において最も効率的な面談方法といえるでしょう。
③に関しては、残念ながら転職エージェント側の熱意を感じることができません。
本気度は低く、「登録だけはしておきますね」程度の対応に見受けられます。
ただし、なかには電話での面談を基本としているエージェントも。
その場合には上記の傾向は当てはまらないため、一概には言い切れない点だけ覚えておいてください。
(裏事情その8)受かりやすい求人を差し込んでくる場合がある
転職エージェントから紹介される求人案件は、すべてが希望条件にマッチするわけではありません。
なかには、受かりやすい求人を差し込んでくるケースもあることを認識しておきましょう。
たとえば、年収アップを希望している転職者に対して年収が変わらない求人を紹介したり、仕事の幅を広げたいとキャリアアップを狙っている転職者に業務内容がほぼ変わらない求人を勧めたり。
そのような転職は、職者にとってはあまりメリットがないので、注意が必要です。
では、なぜあえてそのような求人を紹介してくる場合があるのでしょうか?
希望条件にマッチしない求人を紹介する理由
主な理由としては、転職エージェントは紹介者が内定すると紹介手数料をもらえることから、確実に内定がもらえそうな案件を積極的に紹介したいという狙いがあることです。
また、企業側から「なるべく経験者を紹介してほしい」と頼まれている場合に、その依頼に応えたいという気持ちから紹介するケースもあります。
ただし、もしもエージェントが受かりやすい求人ばかりを紹介してくる場合は、提示した希望条件が市場価値からかけ離れている可能性もあるため注意しましょう。
つまり、転職者のレベルよりもはるかに高いレベルを希望した場合に、エージェントとしては紹介できる案件がなく、「あなたにはこのレベルの求人しか紹介できません」と間接的に主張してきている場合もあるためです。
その場合には、今一度希望条件の見直しを図るか、どうしても条件を変えたくない場合はほかのエージェントを当たってみましょう。
(裏事情その9)交渉で条件が大きく変わることはない
転職エージェントでは、年収などの条件交渉は積極的に実施してくれます。
というのも、転職希望者の年収が上がれば、自社の売上も比例してあがるため。
だからといって、大きく年収アップをさせることはありません。
あくまでも市場価値に基づいて年収を引き上げてくれます。
これは、必要以上に企業から求職者への期待値を高めてしまうことで、求職者が転職後に職場のプレッシャーから退職することを防ぐためでもあります。
年収交渉などでは、大幅なアップは期待せず、市場価値の範囲内で上がると考えておきましょう。
(裏事情その10)入社後のフォローはエージェントとしての売り上げを守るため
転職エージェントの多くが、内定後も継続してサポートしてくれます。
実際に勤務してみて職場の雰囲気はどうか、給与や待遇が条件と異なるなど問題がないかなど、親身なフォローを受けられるケースが多く見られます。
転職者側としては非常にうれしいポイントですが、実はその裏側には「売り上げを守りたい」というエージェント側の心理があることは否めません。
もしも、内定後に何らかの理由で契約破棄となってしまうと、もちろんエージェントは紹介手数料を得ることができないためです。
そうならないように、転職者の入社後のフォローはもちろん、企業側にも問題がないかどうか定期的にヒアリングを行います。
企業にもしっかりとフォローを入れることで、「またこのエージェントを利用して人材募集をしたい」と次の契約につながるメリットもあります。
自分が転職エージェントに歓迎されているかがわかるチェックポイント
以上の裏事情を踏まえた上で、転職エージェントの本気度を知れるチェックポイントをご用意しました。
以下を参考に、利用しているエージェントが本当に味方になってくれているかどうかを見極めましょう。
カウンセリングは電話?面談?
登録後初めての面談が電話なのか直接会うのかで、エージェントがどのように見てくれているのかがわかります。
「この転職希望者はぜひうちでフォローしたい」と思った相手には、電話ではなく面談でのカウンセリングを案内するためです。
とはいえ、電話でのカウンセリングを案内されたからといってあきらめてはいけません。
「直接会ってご相談したいです」と転職への熱意を見せることが大切です。
キャリアアドバイザーは、やる気が高い人を応援したいと思うもの。積極的な姿勢で、やる気をアピールしましょう。
面談後のフォローはこまめにある?
初めのカウンセリング後にこまめに連絡が来る場合は、キャリアアドバイザーから「この人の転職を成功させたい」と思われた証拠です。
しかし、なかなか連絡が来ないからといって本気度が低いと言い切れるわけではなく、単にキャリアアドバイザーが忙しすぎる可能性もあります。
そのため、ぜひご自身のほうから積極的に連絡を取ってみましょう。
面接対策や年収交渉は行ってくれている?
企業と面接する段階に進んだ場合に、しっかりと面接対策や年収交渉を行ってくれるかどうかも重要なポイントです。
親身にアドバイスをしてくれるようなら、エージェント側が本気でサポートしてくれていることがわかるでしょう。
なかには、面接時に付き添ってくれるケースもあります。
転職のプロであるキャリアアドバイザーが、「この人はおすすめです」と企業の採用担当者にアピールしてくれれば、確実に企業への印象はアップするでしょう。
転職エージェントに見捨てられる人はどんな人か
先ほどは、転職エージェントに歓迎されているのかどうかを判断するポイントでしたが、反面で見捨てられる人も、一定数存在します。
ここでは、一体どんな人だと転職エージェントから見捨てられてしまうのか、その特徴を挙げてみました。
自身が当てはまっていないか再チェックし、転職エージェントを利用する際の参考にされてみてください。
面談時に「だらしない人」と判断されてしまった人
まずひとつ目の見捨てられてしまう人は、だらしない印象を転職エージェント側の人に与えてしまう方です。
それはたとえば、見た目のだらしなさはもちろんのこと、遅刻や忘れ物をしたり、敬語が使えてないといった言動のだらしなさも含まれます。
こうした良しとしない行動が目立つ方を、客先である企業に紹介することなど、転職エージェント側がするでしょうか?
転職エージェント側の質に影響してくるため、どうしても避けられてしまう転職希望者となります。
転職エージェントの方と会う際は、誠実な言動を心がけましょう。
転職する気が薄い(そう感じられない人)
転職エージェントは、転職希望者がしっかりと転職できてこそ、報酬を手に入れることができます。
それが前提となっている以上、転職するかどうかもわからない人を、必死にサポートはしません。
当然「積極的に転職活動している」方をサポートします。
またどんなに転職の意志があろうと、その意志が見えなければ、この場合も「転職意思が低い人」という判断をされてしまうでしょう。
たとえば、連絡がなかなか取れなかったり、希望条件も何もつたえないといった場合では、注意が必要でしょう。
自身が転職する気があるのなら、その雰囲気を積極的に伝えるようにしてください。
経歴やスキルに見合わない希望条件を提示し続ける人
自身の経歴やスキルに見合わない年収や職種を希望条件にしている場合も、転職エージェントから見捨てられる特徴となります。
こうしたタイプの方は、「ただワガママな人」「現実が汲み取れない人」といったように、マイナスの印象を与えてしまうのです。
とはいえ、自身の市場価値がわかっていない人を、いきなり見捨てるということも転職エージェントはしません。
その点はしっかりと指摘をしてくれるはずです。
それにも関わらず、そのアドバイスを聞き入れない様子では、紹介する案件もないため見捨てられるという結果となってしまうでしょう。
嘘が多い人
他の転職エージェントで同じ案件に応募していることを隠したり、提供情報に嘘があったりする場合も、転職エージェントから見捨てられてしまう可能性があります。
また会話中に嘘が見受けられる場合も、当然人格を疑われてますので、転職エージェント側から良い印象は持たれないでしょう。
自身を良く見せたいという気持ちから、嘘をついてしまうようですが、ある程度会話を積み重なれば、キャリアアドバイザーはその嘘を見破ってしまうもの。
何人もの方と面談しているため、そういったことを見抜く目も長けているのです。
この点も誠実に丁寧に対応するようにしましょう。
上から目線で横柄な態度の人
上から目線で横柄な人に対しては、多く人が良い印象を持たないのではないでしょうか?
そもそも手間なく仕事を見つけることができる転職希望者と、それで報酬を得る転職エージェントは、そもそもが対等な関係であり、どちらが上ということもありません。
それにも関わらず、自身を「お客様」と勘違いしてしまっているようでは、転職エージェント側も良い風には捉えないでしょう。
接し方には気を配り、丁寧な受け答えをするのが得策です。
転職エージェントを賢く利用するコツ
最後に、転職エージェントの裏事情に基づいた賢い利用方法をご紹介します。
以下の3つのポイントを参考に、転職活動を有利に進めていきましょう。
転職エージェントは複数登録する
最も重要なポイントが、複数の転職エージェントを利用することです。
そうすることで、もしも紹介された求人内容やサポート内容に納得がいかない場合は、ほかのエージェントを利用して効率的に転職活動が進められます。
ただし、あまりにも多くのエージェントに登録をすると管理が難しくなるので、目安として3社程度にとどめておきましょう。
そして最終的に1社に絞り、納得できる転職を目指すことをおすすめします。
転職エージェントを複数利用していくコツについては、以下の記事で詳しく紹介していきます。
気になる方は、サッとでも目を通しておくといいでしょう。
転職エージェントを複数利用するコツとは?メリット・デメリットも紹介自分に合わない求人を紹介されたらしっかりと断る
もしも希望条件にマッチしない求人を紹介された場合は、きちんと断ることが大切です。
優柔不断な態度を取っていると、似たような案件をどんどん紹介されてしまう恐れがあります。
しっかりと条件に合う求人を紹介してもらうために、まずは条件を細かく提示し、その条件に合わない求人には興味がない旨を伝えておくとよいでしょう。
そのように、ブレない芯を持っていることで、最終的に理想の転職を成功させることにつながります。
親身にサポートしてくれるアドバイザーを見つける
キャリアアドバイザーの質はさまざまで、なかにはご自身の性格や考え方に合わないアドバイザーもいます。
そのような相手と組んで転職活動を進めていても、満足の転職がしにくいばかりかストレスになる可能性もあるでしょう。
そのため、複数の転職エージェントに登録するなかで、親身にサポートしてくれるキャリアアドバイザーを見つけることが大切です。
相性が良く熱意があるアドバイザーが付いてくれれば、より自身を持って転職活動に臨むことができるでしょう。
裏事情を把握したうえで!サポート力も優秀なおすすめの転職エージェント3選
さてここからは、転職エージェントの登録を検討している方のために、数あるなかでも特にサポート面で優秀な3社を紹介していきます。
ここで紹介している転職エージェントは、登録必須ともいえる優良企業ですので、ぜひチェックしてみてください。
では早速、ひとつ目から見ていきましょう。
転職支援実績No.1の「リクルートエージェント」
まず紹介するのは、転職支援実績No.1の「リクルートエージェント」です。
この転職エージェントでは、なんと20万件もの非公開求人を抱えており、これらは一般求人サイトでは出回らない案件となっています。
つまり、レア案件に出会える可能性も十分にあるわけです。
またこれら案件は、各業界を熟知したプロのキャリアアドバイザーによって、的確にあなたに紹介。
さらに面接対策についてのフォローはもちろん、内定後についても年収交渉や入社日調節、円満退社にむけた退職交渉までもサポートしてくれます。
サポート体制で選ぶのなら、「リクルートエージェント」は外せないひとつ目の候補となるでしょう。
Wサポートで徹底支援の「doda転職エージェント」
「doda転職エージェント」もまた、聞いたことがある方が多い転職エージェントではないでしょうか?
この転職エージェントの特徴は、抱える求人数の膨大さ。非公開求人も含めると、なんと10万を超える案件をかかえているのです。
そんな「doda転職エージェント」では、業種別のキャリアアドバイザーが専任となることはもちろん、企業の人事目線をもった採用プロジェクト担当も、転職希望者をサポートしてくれます。
また、スキルや希望条件などをヒアリングするキャリアカウンセリングは、平日だけでなく土曜日の19時まで実施。
普段仕事でなかなか転職活動ができない方も、「doda転職エージェント」なら心強い味方となるでしょう。
20代に絶大の支持を得ている「マイナビエージェント」
最後に紹介する「マイナビエージェント」は、特に20代の方から支持を集めている転職エージェントとなります。
また未経験の業界にチャレンジしたい方には、そのヒアリングも行い、しっかりと見合う求人がないかを探してきてくれます。
もし現状の職場と案件を照らし合わせて、転職希望者にとって現状のままが良い場合は、ムリに案件を紹介することもありません。
しっかりと、隠すことなく、その旨を伝えてくれるのです。
また面接対策についても徹底しており、模擬面接の実施とそれに対するフィードバックもしてくれます。
細かい点まで確認し、キャリアアドバイザーがアドバイスをくれるので、転職が初めてという方でも安心して利用できる転職エージェントとなりそうです。
転職エージェントといっても、業種ごとに特化しているものあれば、ポジションや利用者の属性に特化しているものもあります。
以下の記事では、そうしたカテゴリーごとにおすすめの転職エージェントも網羅的に紹介しているので、気になる方は一読しておくといいでしょう。
きっとぴったりの転職エージェントが見つかるはずです。
転職エージェントおすすめ26選を比較!選び方や注意点、転職サイトとの違いは?裏事情を踏まえて良い転職エージェントを見極めよう
転職エージェントは転職希望者の転職を応援してくれている一方で、求人企業に対する営業や自身の会社に利益といった側面も持っています。
そういった裏事情をしっかりと踏まえておくと、冷静にエージェントを利用できるのではないでしょうか。
エージェント側の都合はいろいろとあるものの、最終的なゴールが「転職希望者の転職成功」であることはエージェントにも転職者にも共通しています。
ご自身をしっかりとサポートしてくれる良い転職エージェントを見極めて、満足できるキャリアアップを目指しましょう。