この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
Webマーケティングに重要なことはたくさんあります。
そのなかでも最も重要といえるのが集客した顧客にメールマガジンの登録や会員登録をさせること。
どんなに優れたコンテンツを作っても、問い合わせや登録で離脱してしまっては意味がありません。
そこで今回は、フォーム入力を最適化するEFOツールのおすすめをご紹介しましょう。
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EFOツールとは?
EFOは「Entry Form Optimization」の略で、「エントリーフォーム最適化」と訳されます。
エントリーフォーム入力における離脱防止を目的としたツールが、今回ご紹介するEFOツールです。
EFOツールが必要な理由
具体的なEFOツールの機能は後述しますが、EFOツールは必ずしもなくてはならないツールではありません。
しかし、EFOツールは多くの企業にとって導入すべきツールといえます。
その理由を2つご紹介しましょう。
ユーザーの離脱防止
EFOツールを導入する一番大きな理由は、ユーザーの離脱防止です。
どんなに優れたコンテンツでも、離脱率は70%以上といわれています。
つまり、コンテンツに誘導できても全体の3割しか顧客として取り込めません。
ユーザーが離脱する理由は、フォームの入力作業で感じる煩わしさ。
入力必須項目の多さや原因不明のエラーが嫌になって、フォーム入力から離脱してしまう人が少なくありません。
こうした課題の解決に非常に有効なのが、EFOツールです。
データの分析とサイトの課題解決
ユーザーの離脱防止以外のEFOツールの大きな特徴に、データ分析機能があげられます。
入力フォームのどこでユーザーが離脱したか、どこでエラーが発生しやすいかなどを分析してレポートとしてまとめてくれる機能です。
エラーが発生しやすいところやユーザーが離脱しがちなところを改善すれば、離脱防止にもなるので、サイトの課題解決にも繋がります。
EFOツールでできること
ここからは、EFOツールでできることをご紹介しましょう。
過去に入力した内容のサジェスト
過去に入力した内容がサジェストで表示されるのは、離脱防止に大きくつながるポイント。
たとえば、マンションやアパートに住んでいる場合、建物の名前や部屋番号を毎回入力するのはとても面倒です。
そのため、一度でも入力したことのある内容がサジェストされれば、何度も同じ内容を入力する手間が省けます。
住所の自動入力
郵便番号を入力すると自動で住所が補完されるのも、EFOツールの機能です。
スクロールして都道府県を選ぶ場合、北から南に都道府県が表示される場合がほとんど。
そのため、北海道や東北地方の都道府県はすぐに見つかっても、九州や中国・四国の都道府県を探すのに時間がかかることも少なくありません。
郵便番号を入力すれば都道府県だけでなく、市町村まで限定されるので、入力個所が減ってストレスを減らせます。
フリガナの自動入力
氏名や住所を入力するとき、フリガナの入力を求められる場合も少なくありません。
そんなとき、自動でフリガナを補完してくれる機能があれば便利です。
同じ内容を二回入力する手間が省けるので、ユーザーのストレスを軽減できます。
入力文字の自動変換
フリガナがカタカナ指定なのにひらがなで入力されるなど、指定と異なる入力値がフォームに入力されたとき、正しい入力値に自動で変換してくれる機能です。
他にも全角と半角、ハイフンの有無などがあり、入力値の違いでエラーが出ると再入力の手間が発生するので離脱の原因になります。
しかし、自動変換機能があれば、ユーザーに入力し直してもらう必要がないので離脱防止に有効です。
OK/エラー表示
入力値が正しいかどうか、「OK」または「エラー」で、その場でわかりやすく表示するのも重要なポイント。
たとえば、「半角小文字アルファベット」と「半角大文字アルファベット」「半角数字」を、最低ひとつずつ使用したパスワードが求められる場合、半角大文字アルファベットが欠けていたら、それをその場で知らせる表示を出せます。
その場で誤りを訂正できるので、「せっかくすべて入力したと思ったらエラーだった」という事態を回避可能です。
ナビゲーション
入力項目数が少ない場合はいいですが、項目数が多いと終わりが見えずストレスに感じるユーザーもいます。
そのため、ナビゲーション機能で残りいくつ入力項目があるかわかると、ゴールが可視化されるのでストレスを軽減可能です。
遷移ボタンの最適化
フォーム入力の際に不備があり、「次の画面に進む」などのボタンを押せなかった経験がある方は多いのではないでしょうか。
それが「遷移ボタンの最適化」です。
そのページの入力内容にひとつでも不備があれば、次の画面に進めないので、あとから入力し直す手間が省けます。
背景のカラーリング
入力必須項目の背景色を指定した色に変更可能です。
他の項目と色を変えることで、どの項目が必須入力なのかが一目でわかります。
「必須」と書いたり「*」や「※」を記したりするのも重要ですが、背景のカラーリングを変えるとよりわかりやすくなるでしょう。
ページ離脱アラート
ブラウザの「戻る」ボタンを押したりブラウザを閉じようとしたりすると、「内容が保存されない可能性がありますが終了しますか?」といったアラートが表示された経験もあるのではないでしょうか。
これがページ離脱アラートです。
間違えてブラウザを閉じたりページを戻ったりしてしまいそうになった人に有効で、離脱を踏み留めさせられる可能性があります。
外部サービスとのID連携
FacebookやYahoo!などの外部サービスと連携できるのも、EFOツールの強みです。
個人情報を外部サービスのアカウントから取得できるので、大幅に入力項目を減らせます。
EFOツールの導入を検討した方が良い企業の特徴
EFOツールの概要を理解したところで、EFOツールは具体的にどういった企業におすすめなのか、その特徴を紹介していきます。
機能マッチすれば導入の検討はした方が良いですが、以下の内容に当てはまる企業は、より効果を実感できるでしょう。
- 自社コンテンツの反応状況を見える化したい企業
- ユーザー体験を向上させ新規顧客の獲得を図りたい企業
- Webページを効率よく集客ツールとして活用したい企業
では、それぞれについて解説していきます。
自社コンテンツの反応状況を見える化したい企業
先述していますが、自社のWebコンテンツから、どれだけの成約がとれ、反面でどれだけの成約を落としているのか、この点はしっかりとデータとしてとっておきたいものです。
いくらパッと見で良いコンテンツだとしても、そこからPDCAを回せなくては、改善の余地がありません。
その改善策も行き当たりばったりではなく、具体的なデータをもとに導きだすことが、最低限必要なこととなるのです。
現在こうしたデータを、具体的に見える化できていない企業であれば、EFOツールは心強い味方となります。
計測したデータをもとに、サイトなどの課題が浮き彫りとなり、より効率良く的確に改善を進めることができるでしょう。
ユーザー体験を向上させ新規顧客の獲得を図りたい企業
サービスを提供している側と顧客側では、どうしても目線がズレてしまうもの。
機能上は問題なくとも、使い勝手に煩わしさが出ていることは、決して珍しいことではありません。
「EFOツールにできること」でも紹介しましたが、ユーザーの利便性の向上は、離脱防止には欠かせない要素のひとつ。
これが改善できなくては、せっかく新規顧客を成約ページに誘い込んでも、みすみす取りこぼしてしまう結果となるわけです。
EFOツールを活用できれば、客観的な数値が導き出されるため、強みや弱みを知ることもできます。
またEFOツールのサービスでは、フォーム改善のためのコンサルを実施してくれるものもあるので、短期的に成果を上げたい企業は、そうしたサービスも活用してみる良いかもしれません。
Webページを効率よく集客ツールとして活用したい企業
クロージングが上手くいったとしても、最後にユーザーにストレスを与える状態では、効率良く顧客を獲得することはできません。
最後はサッと操作できる利便性が、繰り返しとなりますが必要なこととなります。
せっかく集客ページを用意しているのなら、それを最適化して、最大限の効果を得るべきでしょう。
タイミングやトレンドもありますから、EFOツールを用いて、短期的に効果的に成果UPを目指すのが得策です。
それで成果数が上がれば、それは実績となり、新たな顧客へのアプローチ材料となるなど、良い流れが生まれるでしょう。
EFOツールの選び方・注意点
次に、EFOツールの選び方や注意点をご紹介しましょう。
利用料金や料金体系は?
EFOツールを導入するにあたって、利用料金や料金体系は必ず確認しましょう。
EFOツールの利用料金や料金体系はさまざま。
ドメインごとに課金する場合もあれば、フォームに入力したユーザー数に応じて課金するものまであります。
そのため、同じサイトの同じ内容の入力フォームでも利用するEFOツールが違えば、利用料金は大きく変わるでしょう。
スマートフォンに対応しているか?
EFOツールは、パソコンからのアクセスを念頭に置いているものが多いです。
しかし、昨今はスマートフォンから各種サイトにアクセスする人が多数。
パソコンではきれいに見えても、スマホから見ると違和感を覚えるレイアウトになっていることも少なくありません。
そのため、スマホ表示向けのレイアウトが整っているかどうかは調べましょう。
使える機能は?
EFOツールに搭載されている機能も確認しましょう。
基本的な機能は多くのEFOツールで共通しているものの、外部サービスとのID連携などはEFOツールによって利用できるかどうかが異なります。
使える機能の数だけでなく、簡単に昨日のオンオフを切り替えられるものを選びましょう。
分析・レポート機能は?
「どのフォームでユーザーが離脱しやすいか」などを把握できる分析・レポート機能の有無も、EFOツール選びの重要な基準になるでしょう。
分析・レポート機能がないと、どこで離脱が発生しているか、離脱するユーザー属性に特徴があるかなどを把握できず、サイトの課題を改善できません。
すべてのツール、すべての料金プランにある機能ではないので、分析・レポート機能が必要な場合は必ず確認しましょう。
おすすめのEFOツール10選
ここからは、EFOツールのおすすめをご紹介しましょう。
最後に比較表もあるので、あわせてご覧ください。
1:Gyro-n EFO(ジャイロン イーエフオー)
「Gyro-n EFO(ジャイロン イーエフオー)」は、手厚いサポートが評判のEFOツールです。
設定から改善まで手取り足取り専門スタッフがサポートしてくれるので、EFOツールを管理できる従業員がいないなど、技術的に不安がある企業におすすめ。
サイトの課題発見に役立つログ解析や外部サービスとの連携など、利用料金に対して機能が充実しています。
使いやすい管理画面も人気の理由です。
2:EFO CUBE(イーエフオー キューブ)
「EFO CUBE(イーエフオー キューブ)」は、導入実績4,000社近いEFOツールです。
EFOツールの特徴は、docomoのdアカウントと連携できること。
SNSをやっていない人でも、docomoユーザーならdアカウントを持っています。
そのため、SNSをやらない世代層を取り込みたい場合にもユーザーの負担を軽減可能です。
月額50,000円からと、他のEFOツールに比べると高額ですが、機能の豊富さはEFOツールの最高水準。
データの解析では、離脱タイミングを3種類に分類できます。
「未入力」と「入力途中」、「入力完了後」とどの段階で離脱されたか明確になるので、より突き詰めた改善が可能です。
3:f-tra EFO(エフトラ イーエフオー)
最短15分で導入できる「f-tra EFO(エフトラ イーエフオー)」。
導入後の業務改善効果は、平均22%と驚異的です。
スマホに特化した入力フォームを作成できるのが特徴で、HTMLやCSSを知らなくても直感的に操作できる設定画面も使いやすいことで知られます。
操作性の易しさに反して、レポート機能では高度に分析されたデータを確認可能。
期間や項目だけでなく、サイトを訪問したときのブラウザごとの分析も把握できます。
セキュリティー対策も万全で、大手企業にも導入実績があるEFOツールです。
4:formy(フォーミー)
月額6,000円からの安さが評判の「formy(フォーミー)」。
アクセス数やコンバージョン数に影響を受けない一律料金なので、コストパフォーマンスを重視したい企業におすすめのEFOツールです。
フォーム作成の簡単さがformyの特徴で、項目を選ぶだけで入力フォームが完成するので、フォーム作成にかかる所要時間はわずか数分。
レポート内容に合わせてフォームを改善するとき、フォームを変更した日時がログに残るので、改善の効果もすぐに把握できます。
5:GORILLA EFO(ゴリラ イーエフオー)
「GORILLA EFO(ゴリラ イーエフオー)」も、formyと同じく安さに定評のあるEFOツールです。
タグを設置するだけで簡単にフォームを作れるので、プログラミング知識がない方でも安心して利用できます。
また、レスポンシブデザイン対応のフォームも、GORILLA EFOの特徴のひとつ。
6:EFOcats(イーエフオーキャッツ)
スマホ向けの画面表示に定評がある「EFOcats(イーエフオーキャッツ)」。
タグを挿入するだけで、「1ページにフォームが並ぶ」スタイルから「ページごとに質問が1つ」のスタイルに変更できます。
ユーザー目線ではサクサクと項目を入力できるので、ストレスを感じにくいのがメリット。
月額30,000円からと安くはありませんが、レポートも充実していて値段以上の価値があると言えます。
7:EasyEntry(イージーエントリー)
最低月額1,000円から利用できる「EasyEntry(イージーエントリー)」。
月額料金はPV数に応じて変動します。
操作は比較的シンプルで、EFOツールに限らず外部サービスの導入経験がない企業でも簡単に導入可能です。
機能は少なめですが、試しにEFOツールを導入してみたい企業にぴったりといえるでしょう。
レポートは、PDFに変換して保存可能なので、書類作成やメールでの配布にも役立ちます。
8:スマートUPフォーム
初期費用のみで導入できるのが「スマートUPフォーム」。
初期費用は60万円からと安くはありませんが、長期間使っても初期費用だけなので、長くEFOツールを活用したい企業におすすめです。
自社サーバーにインストールして使うタイプなので、外部からの影響を受けにくいのが特徴のひとつ。
GPSでの位置検出による住所自動入力など、スマホ専用の機能が充実しています。
そのため、スマホからの集客効率を上げたい企業にもぴったりです。
9:ナビキャストフォームアシスト
「ナビキャストフォームアシスト」は、EFOツールのパイオニア的存在。
ナビキャストフォームアシストを提供する東証一部上場企業は、国内外でEFO関連技術の特許を取得しています。
導入実績は5,000社以上で、金融業界に強みがあるなど、セキュリティー面の心配はありません。
EFOツールそのもの以上に、月一度の無料コンサルティングがナビキャストフォームアシストの魅力といえるでしょう。
10:Sitest
「Sitest」は、EFOツールだけでなく、ヒートマップやA/Bテストも併せ持つ、WEBサイトを最適化するためのパックのようなサービス。
このサービスの導入サイト数は、なんと40万サイトにものぼり、どれほど支持されているのかがわかります。
有名企業では、「TOSHIBA」「KYOCERA」「Rakuten O-net」なども活用しており、その信頼性も申し分ありません。
またヒートマップ解析やアクセス解析など、AIがスピードで課題を見つけアドバイス。
データドリブンでWEB改善を、サッと始めることができます。
まずは、どういった機能があるのか、ご自身で確認してみるところから始めましょう。
おすすめのEFOツール10選の比較表
料金 | 自動入力機能 | ID連携 | ||||
住所 | フリガナ | 変換 | Yahoo! | |||
Gyro-n EFO | 15,000円/月~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
EFO CUBE | 50,000円/月~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
f-tra EFO | 30,000円/月~ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
formy | 6,000円/月~ | ○ | × | ○ | × | × |
GORILLA EFO | 9,800円/月~ | ○ | ○ | ○ | × | × |
EFOcats | 30,000円/月~ | ○ | ○ | ○ | × | × |
EasyEntry | 1,000円/月~ | – | – | ○ | × | × |
スマートUPフォーム | 600,000円~ | ○ | ○ | ○ | × | × |
ナビキャストフォームアシスト | 要問合せ | ○ | ○ | ○ | × | × |
Sitest | 要問合せ | ○ | ○ | ○ | × | × |
EFOツールを活用して新規顧客を獲得しよう
今回は、EFOツールのおすすめをご紹介しました。
EFOツールは顧客獲得の重要な局面を支えるツールです。
そのため、複数ツールを無料お試ししながら自社に合うものを探るのがおすすめ。
EFOツールを導入して離脱率を減らし、新たな顧客をたくさん獲得しましょう。