この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
法人カードの選び方は数多くありますが、昔から人気が高いのがプロパーカードです。
プロパーカードとは、国際ブランドが直接発行するカードのことをいいます。
他の会社と共同で発行する提携カードに比べ、補償が手厚くステータス性も高いことで知られます。
そんなプロパーカードの中でもおすすめなのが、JCB法人カード。
高いコストパフォーマンスで、法人や個人事業主に人気のカードです。
そこで今回は、JCB法人カードの口コミや評判をご紹介します。
JCB法人カードの基本情報
まずはJCB法人カードの基本的なカード情報をご紹介します。
ちなみに、JCBのクレジットカードは2種類。
ポイントが付く「JCB法人カード」と、利用額の一部がキャッシュバックされる「JCBビジネスプラス法人カード」です。
どちらもJCBのプロパーカードなのは同じですが、JCBのオリジナルカードに認定されているのは「JCB法人カード」だけ。
ここから先は、便宜上この2種類の総称を「JCBカード」とします。
JCB法人カードの基本情報
まずは、「JCB法人カード」の基本情報からみていきましょう。
以下を見ると、還元率にわずかな違いがあります。
また後ほど紹介する特典では、さらに大きな違いがありました。
JCB法人カード | ||||
一般 | ゴールド | プラチナ | ||
入会方法 | 申込 | |||
ビジネスカードのみの入会 | 可 | |||
年会費 | 初年度 | 無料 | 無料 | 30,000円 |
2年目以降 | 1,250円 | 10,000円 | ||
追加カード | 発行枚数上限 | 複数枚 | ||
年会費 | 1,250円 | 3,000円 | 6,000円 | |
最大利用限度額 | 150万円 | 300万円 | 500万円 | |
引落口座 | 法人 | |||
ブランド | JCB | |||
最短発行期間 | 約1ヵ月 | |||
ポイント還元率 | 0.5% | |||
マイル | 航空会社 | JAL/ANA | ||
還元率 | 2.25% | 2.40% | 2.55% | |
ETCカード | 発行枚数上限 | 無制限 | ||
年会費 | 無料 | |||
電子マネー | – |
JCBビジネスプラス法人カード
次に「JCBビジネスプラス法人カード」についても確認していきましょう。
JCBビジネスプラス法人カード | |||
一般 | ゴールド | ||
入会方法 | 申込 | ||
ビジネスカードのみの入会 | 可 | ||
年会費 | 初年度 | 無料 | 無料 |
2年目以降 | 1,250円 | 10,000円 | |
追加カード | 発行枚数上限 | 複数枚 | |
年会費 | 1,250円 | 3,000円 | |
最大利用限度額 | 150万円 | 300万円 | |
引落口座 | 法人 | ||
ブランド | JCB | ||
最短発行期間 | 約1ヵ月 | ||
最大キャッシュバック率 | 3.0% | ||
マイル | 航空会社 | – | |
ETCカード | 発行枚数上限 | 無制限 | |
年会費 | 無料 | ||
電子マネー | – |
JCB法人カードの口コミ&評判
ここからはJCB法人カードの具体的な口コミ&評判をご紹介します。
JCB法人カードのいい口コミ&評判
まずはJCB法人カードのいい口コミ&評判をご紹介します。
ステータス性が高い
JCBカードのメリットは、なんといってもステータス性の高さ。
国際ブランドとして、唯一日本のブランドであるJCBのプロパーカードで、国内でも大人気。
「開業したてのときに年会費が安くてステータス性のあるカードを探していて、そのときに飛びついたのがJCB法人カードでした。
プロパーカードなのでステータス性は申し分ないし、年会費も1,000円ちょっとなので満足しています。
事業が軌道に乗り始めているので、余裕ができたらゴールドにランクを上げようと思います」
(JCB法人カード)
年会費が安い
続いて評価が多かったのは、年会費の安さ。
JCB法人カードとJCBビジネスプラス法人カードともに、
- 一般カード:年会費1,250円
- ゴールドカード:年会費10,000円
- プラチナカード:年会費30,000円
と、他社の同ランクの法人カードに比べると、かなり年会費は安いのが特徴です。
「年会費10,000円でこれだけサービスを受けられたらお得だと思います。なんだかんだJCBのプロパーなのでステータス性もあります。
他の国際ブランドのプロパーカードのゴールドは、まずこの年会費では発行できません」
(JCBゴールド法人カード)
インビテーションなしで利用できるプラチナカード
続いて、JCBプラチナ法人カードに特化した評判です。
プラチナカードとしては、驚異的な安さの年会費30,000円で発行できる法人プロパーカードとして、人気のJCBプラチナ法人カード。
利用限度額500万円なので、高額な買い物も気軽にできるのはもちろん、プライオリティパスや専用のコンシェルジュなどの特典も充実しています。
カードのデザインも高級感にあふれ、安っぽさを感じさせません。
特に口コミで多かったのは、海外出張関係のもの。
「海外の大きな展示会に出展したとき、空港でまさかのロストバゲージ。
悪天候で予定のフライトが変更になり、ビジネスクラスに乗れずエコノミークラスに乗るしかなかったので、踏んだり蹴ったりでした。
カメラなど高額な機材がなくなったので困りましたが、24時間365日対応してくれるコンシェルジュに頼んだところ、時間ギリギリのところで同じ機材を手配してくれました。
この展示会で大きな契約を複数件とれたので、コンシェルジュやJCBには感謝してもしきれません」
「JCBプラチナ法人カードには車のアクシデントに対応してくれる制度もあり、最大5万円が受け取れます。
現地で乗っていた現地法人の車が車上荒らしにあったんですが、助かりました。
この制度のことは利用するまで知りませんでしたが、コンシェルジュが教えてくれました」
「毎月半分以上は海外にいるので、プライオリティパス付きのクレジットカードが必須条件でした。
JCBプラチナ法人カードは年会費がたった3万円なのにプライオリティパスの一番上のプレステージ会員に無料で入会できると聞いて即決でした。
これだけで元を取ったようなものです」
国内では、選りすぐりの有名レストランで指定のコースメニューを2人以上で予約すると、1人分が無料になる「グルメ・ベネフィット」に評価が集中。
「グルメ・ベネフィットにかなり助けられています。
プロジェクトが大きくなるにつれて会食で食卓を囲む人が増えるので、行きつけのお店ばかりだと初期からプロジェクトに携わっている人からはレパートリーがないと思われるのが不安でした。
グルメ・ベネフィットを利用することで1人分が無料になるし、自分も初めていくお店に行けるので、顔も立ちます」
ただしグルメ・ベネフィットの対象店舗は、東京や大阪など大都市圏が中心なので、地方の方は国内出張時など限られたときしか恩恵を受けられないことを覚悟しましょう。
JCBビジネスプラス法人カードなら直接経費削減ができる
今度は、JCBビジネスプラス法人カードのメリットについての口コミです。
出張旅費やガソリン代、飲食代といった交通費や接待費などの利用額に対して、最大3.0%のキャッシュバックが適用されるサービス。
カード利用代金の支払い日に、最大15,000円がキャッシュバックされます。
「JCBカードには2種類の法人カードがあってどっちにするか迷いましたが、ポイントと違って直接経費削減に繋がるのでキャッシュバック式を選びました。
ポイントだと利用を忘れて失効してしまうこともありますが、キャッシュバックなら何もしなくてもお金が還付されるので安心です」
(JCBビジネスプラスゴールド法人カード)
ちなみに、キャッシュバック率や最大キャッシュバック額は、一般でもゴールドでも変わりません。
キャッシュフローを楽にしたい法人や個人事業主におすすめのカードです。
18歳から加入できる法人カード
決して声は多くないものの、一部でささやかれているメリットが18歳から加入できること。
最近は学生実業家も増えているので、10代のうちに起業することも珍しくありません。
しかし、法人カードの多くには20歳以上の年齢制限があります。
そのため、18歳から契約できる希少な法人カードなので若手起業家から人気です。
「高校卒業してすぐだと個人カードでも限度額が10万円くらいなので、事業実績で判断してもらえる法人カードにしました。
20代になったら乗り換えるかもしれませんが、今のところ満足しています」
(JCB法人カード)
JCB法人カードの悪い口コミ&評判
続いて、JCB法人カードの悪い口コミ&評判をご紹介します。
審査が厳しい
気になるJCB法人カードの審査ですが、厳しいとの評判です。
一度の審査落ちは珍しいことではなく、2回目や3回目の審査で通過したとの口コミも見られました。
3回目で審査に通過した人の口コミをご紹介します。
この口コミを投稿した人は個人事業主ではなく、会社経営者です。
「最初の審査は、開業から1ヵ月後。事業実績がないので審査に通ればラッキーくらいのつもりでした。
そのため、審査落ちの連絡がきたときもあまり気に留めなかったと思います。
2回目の審査は開業から2年半後。すでに年商は3億円を超えていて、黒字決済でしたが審査に落ちました。
正直通るだろうと思っていたので、かなり落ち込んだのを覚えています。
2回目の審査落ちから半年後、三度目の正直でようやく審査に通りました。業績は年商3奥の黒字決済で前回と変わりませんでした」
(JCB法人カード)
プロパーカードということもあり、業績に乏しい起業直後はなかなか審査に通りにくいようです。
他の口コミを見ても、3年目以降に審査通過のケースが多発しています。
注意したいのは、これがJCB法人カード(一般ランク)の審査ということ。
つまり、ゴールドやプラチナの審査になると、もっと厳しくなることが予想されます。
JCBビジネスプラス法人カードは少額利用だとキャッシュバックされない
続いて、JCBビジネスプラス法人カードのキャッシュバックについてのデメリットです。
まずキャッシュバックは、月額5万円以下の利用では適用されません。
それに加え、
- 出張旅費
- ガソリン代
- 交通費
- 接待費
- 通信費
の利用額など、特定の用途でのクレジットカード利用額しかキャッシュバックの対象にならないのもデメリットです。
「クレジットカードで買ったすべてのものがキャッシュバック対象じゃないのは大きなデメリットです。
個人事業主なので交通費も通信費も自分の分だけで足ります。
そうするとイベントで東京に行くときくらいしかキャッシュバック対象の5万円以上の支払いをしません。
これならポイント型のカードにしたほうがよかったかも」
(JCBビジネスプラス法人カード)
海外利用の特典がプラチナカードにしては少ない
最後にご紹介するのは、JCBプラチナ法人カードについてのマイナス意見です。
プラチナカードの利用申請をする方の多くは海外出張も多い経営者たち。
そのため、海外での利用しやすさがカード選びの大きな指標になります。
「自分は海外出張なども多いのですが、日本国内に比べて海外ではJCBが使えるところが少なく、不便さを感じています。
コンシェルジュサービスなども付帯していますが、初めて使った時に少々対応が悪く、それ以来あまり使っていません。
他社のサービスは利用したことがないのでわかりませんが、ポイントと交換でもらえる商品が少ないのが不満です。
ポイントの還元率は決していい方ではないので、せめて交換でもらえる商品の種類を増やしてくれるともっと良くなると思います」
「国内では最強と言っても過言ではありませんが、海外では利用できる店舗がまだまだ少ないと思います。
他社のクレジットカードと比較したところ、JCBプラチナ法人カードはポイント還元率が圧倒的に低いです。
またクレジットカードのプラチナカードとしては、海外出張や旅行で利用するときの特典が少ないと思います。
他社のプラチナカードにはあるキャッシュバックがないのも不満のひとつです。
海外出張や旅行では高額な買い物をすることも少なくないのに、キャッシュバックがないのはいかがなものかと思います」
海外での特典以外にも、ポイントやキャッシュバックなどでの還元にも課題があるようです。
総合的なJCB法人カードの口コミ&評判
総合的なJCB法人カードの評判は、おおむね高評価です。
特に評価が高かったのはステータス性の高さ。
国際ブランドのプロパーカードということで、ステータス性が高いものの年会費は安く、コストパフォーマンスに優れたクレジットカードといえるでしょう。
そのため、やや審査は厳しめですが、審査に通った人たちからは使い勝手のよさが称賛されています。
海外出張より国内出張メインの法人や個人事業主におすすめ
対するマイナス点として多くあげられたのが海外利用の特典の少なさ。
海外で何かが起きたときの補償は充実しているものの、JCBカードを利用することで得られるキャッシュバックやポイントなどの特典が少ないとの声が多かったです。
そのため、海外利用よりも国内利用をメインにする方におすすめのクレジットカードといえます。
もし、「JCB法人カード」が合わないと感じた方は、以下の記事がヒントとなるかもしれません。
厳選したものを紹介してありますので、サッと確認してみてもいいでしょう。
法人カードおすすめ24選を比較!迷わない選び方や目的別おすすめもJCB法人カードのお得な特典まとめ
ここでは、JCB法人カードを選ぶ際に大事な基準となる特典について、詳しくご紹介していきます。
特典はどちらのカードもそこまで大きな差はありませんでしたが、プラチナカードが存在する「JCB法人カード」については、やはり手厚い特典がそろっていました。
「JCB法人カード」の特典一覧
まずは、「JCB法人カード」の特典から見ていきましょう。
- 海外利用絵OkiDokiポイントが倍になる
- 出張に役立つ提携サービスで手間の削減ができる
- ビジネスに役立つツールをお得に利用できる
- 国内・ホノルルの空港ラウンジが無料で利用できる(ゴールドのみ)
- 有名ゴルフ場の予約を法人デスクでできる(ゴールド・プラチナ)
- 「プライオリティ・パス」で世界1,200カ所の空港ラウンジが無料(プラチナのみ)
- 提携レストランで所定メニューを注文で1名分の料金が無料になる(プラチナのみ)
- 各種サポートがあるプラチナ・コンシェルジュデスクが利用できる(プラチナのみ)
- 航空機遅延保険付帯
- ショッピング保険が付帯
- 旅行傷害保険が付帯する
■ 旅行損害保険の補償額について
- 一般:最高3,000万円(国内・海外)
- ゴールド:最高5,000万円(国内)、最高1億円(海外)
- プラチナ:最高1億円(国内・海外)
JCB法人カードは、一般カード、ゴールドカードと、さらに上のランクのプラチナカードが用意されています。
プラチナカードの特典は、「プラチナコンシェルジュデスク」や「グルメ・ベネフィット」、「プライオリティパス」などがあり、どれも手厚い特典内容となっているのが特徴でしょう。
さらに、プラチナカードになると、ゴールドカードよりも自動付帯保険が充実しています。
たとえば、家族と旅行に行った際は自分だけでなく、家族の保険も保証可能。
国内の仕事が多い方は、一般カードでも問題ありませんが、秘書のような立ち位置を求めるのなら、プラチナカードを選択するといいかもしれません。
ただし、それなりの審査基準になりますので、信用面での実績は必須となるでしょう。
「JCBビジネスプラス法人カード」の特典一覧
続いて「JCBビジネスプラス法人カード」の特典についても紹介しておきます。
- 交通費や出張利用した費用が毎月最大3%キャッシュバックされる
- 出張に役立つ提携サービスで手間の削減ができる
- ビジネスに役立つツールをお得に利用できる
- 航空機遅延保険付帯
- ショッピング保険が付帯
- 国内・ホノルルの空港ラウンジが無料で利用できる(ゴールドのみ)
- 有名ゴルフ場の予約を法人デスクでできる(ゴールドのみ)
- 旅行傷害保険が付帯する(ゴールドのみ)
■ 旅行損害保険の補償額について
- 一般:ー
- ゴールド:最高5,000万円(国内)、最高1億円(海外)
上を見てみると、一般カードには旅行傷害保険が付帯していない点が惜しいところ。
ただし、一般とゴールドともに利用できるサービスには、接待の際に役立つ「JCBタクシーチケット」や、社員旅行や出張の際に役立つ福利厚生サービスなどもあります。
ゴールドカードの特典は、JCBが選び抜いた日本国内のレストランにて、優待が受けられるサービスを利用することが可能です。
これらを見ると、一般とゴールドでは特典が大きく異なることが分かりますね!
ゴールドの特典は、海外での特典が割と見られるため、海外によく行かれる方は少し高い年会費を払ってもお得感を感じられるでしょう。
JCB法人カードでステータスを高めよう
今回は、JCB法人カードの口コミや評判をご紹介しました。
ステータス性の高さはさることながら、コストパフォーマンスでも高い評価を得ています。
審査に通るのは簡単ではありませんが、持っているだけでも価値がある法人カードです。
世間では、カードで信用度を計る風潮がどうしてもありますので、こうしたステータスカードは一枚あると良いでしょう。
もし仮に現状持てなくても、いずれ持つことを目標に、カード実績を積み上げていくことが大切です。
JCB法人カードを選ぶのなら、それぞれの特性を理解して、自身に合ったカードを選び抜いてくださいね!
[…] 口コミや評判を見てみる […]