カフェの開業にはどのくらい資金が必要?資金を抑える方法も解説!

カフェの開業にはどのくらい資金が必要?資金を抑える方法も解説!

将来は素敵なカフェをオープンさせたい!

と考えている人は多いのではないでしょうか。

カフェは飲食店のなかでも人気が高く、開業する人も多い業種です。

この記事では、

  • カフェを開業するためにどのくらいの資金が必要なのか
  • どんな種類のカフェがあるのか
  • 開業資金を安くする方法はないのか
  • 立地の賢い選び方はなにか

などについて、詳しく解説しています。

資金の調達方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

カフェの開業資金にはいくら必要?

カフェの開業資金にはいくら必要?

カフェを開業するための資金は、カフェの種類や場所、規模などによって異なります。

飲食店のなかでは、本格的な調理器具が必要ないため、必要な開業資金は比較的少ない方です。

居抜き物件を利用し、備品なども中古で揃えれば300万円程度でも開業できます。

場所や内装、備品などによっては2,000万円以上かかることもあります。

できるだけ安く済ませたいところですが、地方で居抜き物件を使用する場合は、自分の理想とするカフェにはならないかもしれません。

まずは、自分が経営したいカフェの広さや場所、内装などを決めておくのが大切です。

「とにかく安く済ませれば、100万円でも開業できる」といわれることもありますが、運転資金を考えると、少なくとも300万円は必要でしょう。

資格や申請も同時進行で準備しておこう

カフェを経営するには、最低でも2つの資格が必要になります。

食品衛生責任者

まずは、飲食物を提供するために必要なのが「食品衛生責任者」です。

飲食店を経営するには、食品衛生責任者の資格を持った人が1人は居なければいけません。

資格を取得したら開業する際に、保健所へ申請しましょう。

防火管理者

もう1つ必ず必要になるのが「防火管理者」です。

その名の通り防火に関する知識を持ち、防火の管理や災害について従業員に指導する役割があります。

どちらも難しい資格ではなく、講習を受けて簡単なテストを受けるだけです。

それぞれの費用は?

費用も自治体により異なりますが、食品衛生責任者が1万円程度、防火管理者が5,000円程度となっています。

直前になって取得するのではなく、事前に余裕をもって取得しておきましょう。

カフェの種類によって開業資金は変わってくる

カフェの種類によって開業資金は変わってくる

カフェを開業するには、いくつか形態があり、

  1. 固定の店舗を借りる「店舗型」
  2. 移動販売車を利用した「移動式」
  3. 自宅を改装してカフェにする「自宅型」

の3種類があります。

その種類によって、それぞれの開業資金も変わってきます。

ここからは、カフェの種類について解説していきます。

開業に必要な資金も変わってくるので、参考にしてください。

店舗型カフェの開業資金

最も多いのが店舗を借りて経営する店舗型カフェです。

店舗型カフェの開業資金は、店舗を借りる必要があるので、今回紹介している形態の中でも最も多く必要となるでしょう。

ただし、前述したとおり、居抜き物件の利用や開業場所を地方などにすれば、300万円程度でも開業できます。

店舗型は自由に内装を変更できるので、自分の理想とするカフェを実現しやすいのが特徴です。

ゆったりと過ごせる空間を作りたいと考えている人は、店舗型がいいでしょう。

移動式カフェの開業資金

移動式カフェは、固定の店舗を借りるのではなく、移動販売車を使って営業していくカフェです。

移動販売車は状態にもよりますが、100万円から300万円ほどで購入できます。

移動販売車には、ガステーブルや冷蔵庫、給水タンクなどが備え付けられているので、別で購入する必要もありません。

また、一般的には飲み物を入れるグラスも使い捨ての物を使用するので、グラスを購入しなくてもいいのもメリットです。

ただし、広いスペースが確保できないことが多いため、基本的には座ってコーヒーを楽しめるような席は用意できません。

もちろん、販売場所の許可が取れないと販売できないというデメリットがあります。

自宅型カフェの開業資金

自宅型カフェは、自宅を改装してカフェとして開業する方法です。

自宅なので、店舗を用意する費用はかかりません。

当然、自宅をそのままカフェにはできないので、内装工事の費用はかかります。

内装工事の費用を含めても、店舗を借りるよりは、断然安く開業できます。

ただし、通常の店舗型や移動式に比べると、集客が難しいのがデメリットです。

しっかりと集客の戦略を立てる必要があります。

また、周囲が住宅街だった場合に、トラブルになる可能性があります。十分に周囲に配慮する必要もあるでしょう。

カフェを開業するために必要な資金を整理しよう

カフェを開業するために必要な資金を整理しよう

ここからはカフェを開業するために必要な資金を1つずつ整理していきましょう。

主に費用としてかかるのは、

  1. 販売する店舗
  2. 店舗の内装工事費
  3. 厨房設備
  4. 食器や看板などの備品
  5. 運転資金

の5つです。

どの項目も、カフェの種類や規模などにより必要資金は変わってくるので、自分が開業したいカフェのイメージを持ちながら見ていきましょう。

開業資金1:販売する店舗

まずは売り場とする場所からみていきましょう。これらは、どの形態の店舗とするかによっても、必要資金は異なってきます。

では「店舗型」「移動式」「自宅型」のそれぞれで見ていきましょう。

店舗型カフェの場合

まず、必要になるのが販売するための店舗です。

  • 保証金
  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料

などを含めて支払います。

全て足すと、家賃の6ヶ月から12ヶ月分が必要になることが多いようです。

もちろん、あまり飲食店の人気がない地域や建物自体が古いなどの理由で、非常に安い賃料で貸し出している場合もあります。

移動式カフェの場合

移動式のカフェは、移動販売車が必要になります。

移動販売車は状態により100万円から300万円程度で販売されています。

移動販売車のレンタルもあるのですが、価格が高く、半年程レンタルすると購入したほうが安くなってしまいます。

車種の選択肢も狭まるためおすすめはしません。

自宅型カフェの場合

店舗に関して一番費用を抑えられるのが、自宅型カフェです。

家賃がかからず、敷金や礼金といった諸費用もかかりません。

ただし、自宅のローンが残っており、2分の1以上の面積を店舗にする際は、銀行に連絡する必要があります。

注意

場合によっては、店舗にする面積に応じた金額を返済する必要があるので注意しましょう。

開業資金2:店舗の内装工事費

店舗の内装工事費は最もお金のかかる部分です。一般的には、坪単価20万円から40万円かかります。

15坪のカフェなら300万円から600万円程かかることになります。

もちろん、これは目安なので、家具やインテリアにこだわればもっと費用がかかるでしょう。

元々カフェだった居抜き物件を利用すれば、内装工事費はかなり抑えられます。

開業資金3:厨房設備

厨房設備は、取り扱うメニューによって大きく変わってきます。

本格的な料理を提供するとなると、プロが使う設備も必要になりますが、簡単なメニューなら家庭用の設備でも十分対応できます。

家庭用の設備で、中古も含めるなら100万円もかからずに揃えられます。

本格的な料理を1から調理していくとなれば、業務用のレンジやオーブンも必要になります。

そうなると少なくとも200万円は必要です。

移動販売車には、初めからシンクなどの厨房設備があるものが多いので、それほど資金は必要ありません。

最低限の設備しかない移動販売車を購入した場合は、店舗と同様に100万円前後はかかるでしょう。

開業資金4:食器や看板などの備品

大きな設備にかかる費用についてみてきましたが、まだ食器や備品といったものが残ってます。

これらは一つ一つが小さいですが、案外お金がかかるため事前に予算に組み込む必要があるでしょう。

では順にみていきます。

食器にかかる費用

グラスや皿などは1つ1つの金額が小さいので、後回しにして考えがちですが、合計金額は意外に大きなものになります。

グラスは食器のなかでも割れやすく、1日に何度も洗うことを考えると耐久性の高い業務用がおすすめです。

皿に関しても業務用が望ましいですが、100円ショップやニトリといった価格の安い皿でも対応できます。

メニューの種類や規模によっても必要な食器は変わりますが、10万円から20万円あれば十分でしょう。

できれば最低限の数を準備しておき、足りないときに買い足すようにすると無駄な支出になりません。

看板などの備品にかかる費用

また、看板がないとお店の存在を知ってもらえないので、忘れずに発注しましょう。

小さめの看板でも20万円前後はかかります。複数看板を設置したり、大きな看板になれば価格も跳ね上がります。

その他のレジやメニュー表なども合計で10万円程はかかります。

開業資金5:運転資金

店舗を用意し、厨房設備や看板を準備しても、運転資金がなければ、経営を続けてはいけません。

主にかかるのが、以下に挙げる5つとなります。

運転資金として必要なもの
  1. 家賃
  2. 食材の仕入れ費用
  3. 人件費
  4. 水道光熱費
  5. 消耗品などの経費

カフェの経営が軌道に乗るまで、最低でも2ヶ月分、できれば3ヶ月分の運転資金があると安心です。

たとえば、

  • 1ヶ月50万円かかるなら100万円から150万円
  • 1ヶ月100万円かかるなら200万円から300万円

を準備しておきましょう。

カフェの開業資金を安くする方法

カフェの開業資金を安くする方法

ここからはカフェの開業資金を抑える方法を解説していきます。

あまり資金を準備できない人は、次から解説していく方法を積極的に利用していきましょう。

フリーレントの物件で安くする

契約後の一定期間賃料が無料になるのがフリーレントです。

人気の物件がフリーレントになることはほとんどありませんが、なかなか契約が決まらない物件はフリーレントになることがあります。

家賃の数カ月分となると非常に大きな金額になります。

運転資金にも余裕ができるので、開業したいエリアにフリーレントの物件は見つけたらチェックしておきましょう。

居抜き物件を利用して安くする

居抜き物件は、以前に入っていた飲食店の、

  • 内装
  • 厨房設備
  • 食器
  • 家具

などが残っている物件のことをいいます。

厨房設備や食器などは買取になるのが一般的ですが、それでも1から揃えるよりは、内装工事費や厨房設備などにかかる費用を大きく抑えられます。

注意

ただし、故障していたり、汚れが酷いことがあります。

状態は事前に確認しておきましょう。

設備・備品を中古品やリースを利用して安くする

厨房設備や家具などは中古品を利用すると、開業資金を抑えられます。

本格的な業務用の設備を導入したい場合は、リースも検討しましょう。

ただし、中古品を購入する際は、汚れなどの状態はしっかり確認するのが大切です。

リースの利用は、長期的に考えると、購入したほうがお得になるケースも多々あるので、安いからと即決するのはおすすめしません。

内装の工事を自分でやって安くする

開業資金のなかで内装工事費は大きいので、専門的な知識や資格が必要な部分以外は、自分で行いましょう。

内装は自分でしたほうが、自由にできるというメリットもあります。

もしも、知り合いに内装工事ができる人がいれば、安くできるか頼んでみるのも1つの手です。

カフェの開業資金を調達する方法

カフェの開業資金を調達する方法

ここからはカフェの開業資金を調達する方法をご紹介していきます。

どの方法で調達するにしても、無理をして調達するのはおすすめしません。自分に合った方法を使いましょう。

自分の貯金を使って開業資金を調達

カフェの開業は、他の飲食業種よりも開業資金がかかりません。

そのため、自己資金で開業するのが一般的です。

身近な人や金融機関から借りるとしても、ある程度自己資金を準備しておくと融資を受けられるハードルが低くなります。

身近な人から借りて開業資金を調達

金融機関から借りると金利がかかってしまいます。

親や兄弟、友人から借りれば金利がかかりませんし、面倒な審査もありません。

無理に頼んだり、返済ができなければ関係が悪くなることもあるでしょう。

身近な人から資金を調達する際は、関係が悪くならないように注意する必要があります。

金融機関から借りて開業資金を調達

カフェの開業でも、銀行や日本政策金融公庫などの金融機関から融資を受けることは可能です。

国が管理している日本政策金融公庫は、民間の銀行よりも金利が低く借りやすいので、積極的に利用していきましょう。

金融機関からの融資は、

  • 自己資金はどの程度あるか
  • カフェを経営した経験があるか

などによって審査が通るかが決まります。

日本政策金融公庫から創業融資!その流れと審査に通すための注意点も日本政策金融公庫から創業融資!その流れと審査に通すための注意点も
注意

過去に金融機関で延滞や滞納の経験があると、融資は難しくなります。

カフェの開業準備をする前に決めておきたいこと

カフェの開業準備をする前に決めておきたいこと

ただ「なんとなくカフェをやってみたい」では、必要な資金も計算できません。

まずは、コンセプトやメニューの種類から決めていきましょう。

コンセプトを決めておく

カフェが成功するかどうかは、コンセプト次第といっても過言ではありません。

人通りのいい場所でお客さんを集めよう!

と考えても、同じ考え方の大手チェーン店には資本力も集客力もかなわないでしょう。

大手チェーン店にはない魅力があり、お客さんが何度も来たくなるようなコンセプト作りをするのが大切です。

まず決めておきたい具体的な内容については、以下の4つとなります。

  1. どんなお店にしたいか
  2. ターゲットはどんな人か
  3. 何を提供するか
  4. 他のカフェにはない魅力は何か

などを決めていきます。

コンセプトがしっかりしていないと中途半端なカフェになってしまいます。

開業する前にコンセプトを考えるだけなら、いくらでも時間をかけられます。

焦らずに時間をかけて決めていきましょう。

メニューの種類

どんなメニューを提供するかによって、必要な厨房設備が変わってきます。

コーヒーやソフトドリンク、ケーキなどのデザートがカフェにあるメニューの基本です。

簡単な軽食ならすぐに提供できますが、本格的に料理やランチメニューなどを提供するなら、時間をかけてメニューを開発する必要もあります。

あまりにメニューを増やしすぎると材料費がかかりすぎてしまいます。

あとからでも追加できることを考えると、まずは基本的なメニューのみで始めるのがおすすめです。

店舗の外装・内装のイメージ

どんな店舗でカフェをしたいか、明確にイメージがあったほうが店舗を探しやすくなります。

現実から離れた、理想でもいいので、どんなカフェにしたいのか考えてみるのが大切です。

最終的に現実とのギャップは生まれますが、イメージを持たずに作ったカフェよりも理想に近くなるでしょう。

カフェを開業するなら立地も重要!その選び方とは?

カフェを開業するなら立地も重要!その選び方とは?

店舗型カフェの開業を検討しているのであれば、必要資金の計算の際に家賃も考慮するため、どこに店を構えるのかも決定していくことでしょう。

では、カフェを開業するとすれば、どういった立地で始めるのがいいのでしょうか。

ここでは、その立地の選び方について紹介していきます。ぜひ実践してみてください。

誰をターゲットにするかで立地は変わる

前項でお伝えした通り、コンセプトを決める際には、ターゲットも決めていかなくてはなりません。

これは店舗型を選ぶ方は特にそうですが、このターゲット層がどういった人たちなのかによっても、カフェをどこで開業するのが望ましいのかは変わってくるでしょう。

たとえば、

  • 若い子をターゲットとするなら、若い子が集まりそうな場所を
  • ビジネスマンをターゲットにするなら、オフィス街が近くの場所を
  • 主婦層をターゲットにするなら、住宅街や公園が近くの場所を

と、それぞれで選ぶべき立地は変わるのです。

また、自宅型のカフェを検討しているのであれば、その立地からターゲットやコンセプトを決定してみるといいでしょう。

移動型の場合では、どこを回るのかという点で考えてみると、コンセプトに合った立地を探しやすくなります。

立地の判断ポイントは3つ

カフェを開業するのであれば、集客ができるだけしやすい立地を選ぶことが成功のカギとなります。

では、集客のしやすい立地とはどういったものなのでしょうか。

それを判断するポイントは、次の3つとなります。

3POINT
  1. 人通りが多い(もしくは近い)
  2. 近辺に在住している人や勤務している人が多い
  3. 駐車場が近くにある

人通りが多い(もしくは近い)

「1」の人通りが多いことは、誰もが予想することでしょう。ただ注意しなくはならないのが、交通量ではないということです。

いくら交通量があったとしても、車で過ぎ去られては何の意味もありません。

ただし、「3」の駐車場もある場合では、交通量も判断ポイントとなります。

近辺に在住している人や勤務している人が多い

近辺に在住している方や勤務している方が多いということは、リピーターになってくれる人が多いという意味でもあります。

また、オフィス街やビジネスホテルが近くにあっても、集客が望めるでしょう。

ターゲット層によって、ビジネス街や住宅街の、どちらの近くにするかを検討するようにしてください。

駐車場が近くにある

これは主に、地方や駅から離れた場所に店を構える場合にいえることですが、アクセス面で多少不利な場合では、駐車場を確保しておくことが重要となってきます。

そのため、店舗予定地のすぐ近くに、駐車場契約ができるところがあるのかも注目してみるといいでしょう。

とくに店内で飲食できるようなタイプでは、長時間にわたって駐車することも考えられます。このケースでは、さらに駐車場の重要性は高くなるでしょう。

立地決定にはリサーチも重要

集客をする上で、どういった立地であれば有利になるのかについて紹介してきましたが、しっかりと立地を選び抜くにはまだ足りません。

ここで注目するべきことは、近くに競合となる店舗の存在はあるのかという点です。もし存在するのであれば、競争が生まれてしまい、利用客の取り合いのような状態にもなるでしょう。

多少の競争は、お互いを高め合う上では必要なことですが、必要以上なものは気苦労にもなります。

可能な限り、競合が少ない立地を選び抜くようにしましょう。

またその土地の雰囲気と、コンセプトの雰囲気が合っているのかについても、案外重要なポイントとなります。

ぜひ意識してみてください。

資金を抑えて理想のカフェを開業しよう

カフェを開業するために必要な資金について解説してきました。

カフェの開業と聞くと、多額の資金が必要になるイメージがあります。

しかし、居抜き物件や中古品の利用で開業資金はいくらでも抑えられます。

また、カフェの種類によっても開業資金は変わってきます。

自分の理想とするカフェがどのようなものか整理するのも大切です。

カフェを開業したいと考えている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

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