法人保険でおすすめできるものは?失敗しない選び方や保険の仕組みとは

法人保険でおすすめできるものは?失敗しない選び方や保険の仕組みとは

法人保険って本当にいろいろな種類の保険があり、どの保険に加入すればいいのか迷ってしまう部分がありますよね。

ここでは、法人保険に関する以下の質問について答えていきます。

  • 法人保険は何をみて選べば失敗しないのか
  • いろんな種類があるけどどんな特性があるのか
  • それぞれの法人保険の種類でおすすめ商品はあるのか

選びに失敗しないための選び方から、種類別のおすすめ法人保険をご紹介します。

自社のニーズに合った保険をぜひ見つけてみてください!

失敗しない法人保険の選び方

失敗しない法人保険の選び方

個人向けの保険にもさまざまな内容の保険がありますが、法人向けの保険にはもっと多種多様な保険が用意されています。

これは、さまざまなスタイルの法人が増えていくことで、時代に合わせて法人保険の種類が増えているためです。

法人保険にはさまざまな種類があるため、選び方を間違えてしまうと、損をしてしまうこともあります。

まずは、損をしないための失敗しない法人保険の選び方からご紹介します。

選び方①:法人保険の利用目的を明確にする

まずは、法人保険をどのような目的で利用するのかを明確にしましょう。

法人保険にはさまざまな種類があるため、目的をはっきりさせないまま加入してしまうと、実際はあまり必要ではない保険だったり、あまりメリットがなかったりなど失敗しやすいです。

法人保険を利用する目的としては、

  • 「節税目的」
  • 「事業継承のため」
  • 「従業員の退職金を貯蓄しておきたい」

などがあります。

なぜ法人保険に加入したいのか、どんな目的で利用するのか、しっかり定めてから選びましょう。

選び方②:法人保険の利用計画を立てる

法人保険の利用目的を定めたら、次はどのように利用するのか計画を立てます。

計画というのは、どのタイミングで解約するのか(途中で解約か満期まで引っ張るかなど)、返戻金はどのように使用するのかなどです。

法人保険では、

  • 満期の時期に解約返戻率がもっとも多くなる商品
  • 途中で解約したほうがもっとも解約返戻率が高くなる商品

など、商品によって解約返戻率のピークを迎える時期に差があるものです。

事業継承や退職金の準備など、さまざまな目的で利用すると思いますが、利用したいときにベストなタイミングで返戻金がもらえるように計画を立てるようにしましょう。

計画をしっかり立てないと、税金を多く支払わなければならなくなったり、返戻金が少なくてをしてしまったりすることもあります。

なので、しっかり運用計画と解約返戻金の利用方法を確認しておきましょう。

もし節税目的で、法人保険に加入するのでれば、出口戦略についての知識必須となります。

出口戦略については、以下の記事でわかりやすく紹介していますので、気になる方一読してみましょう。

法人保険の出口戦略8選!するかしないかで利益も節税効果も大違い法人保険の出口戦略8選!するかしないかで利益も節税効果も大違い

選び方③:目的に合った法人保険の種類を選ぶ

目的や計画をしっかり立てることができたら、つぎはどのような法人保険の種類が適しているのか、法人保険の種類を選びましょう。

いきなり、A社とB社の保険を比べるという方法をしても構いませんが、より目的に合った保険を選ぶためにも、まずは種類ごとに比べることをおすすめします。

選び方④:どの法人保険にメリットが多いのか比較する

どの種類の保険が自社に合っているか検討したら、つぎは具体的な商品を比較していきましょう。

同じ種類の法人保険であっても、提供する企業によってサービスの内容や料金などが大きく違ってきます。

その中で、自社に合った法人保険の比較しながら検討していきましょう。

選び方⑤:専門家に相談するのもおすすめ

自分で保険を比較検討するのもいいですが、ファイナンシャルプランナーや保険相談窓口など、専門家に相談するのもおすすめです。

専門家に相談することで、自分では発見できなかったより自社に合う保険を発見することができたり、よりよい利用方法を提案してもらえたりします。

ある程度比較して迷ったときや、どのような保険を選べばいいかわからないとき、専門家の手を借りるのも、法人保険選びに失敗しないひとつの手段ではないでしょうか。

法人保険の種類と仕組み

法人保険の種類と仕組み

まず、法人保険の具体的な商品をご紹介する前に、法人保険の種類とその仕組みについてご紹介します。

サッと確認できるように表にしておきましたので、ここで目的に合う法人保険の種類を絞りこんでしまいましょう。

生命保険
保険の種類 仕組み 備考
定期保険(※) ・期間限定の掛け捨て保険

・保険料は安い

・保険料は全額損金として計上できるため節税効果がある

→節税効果が高い

終身保険(※) ・一生涯保障の積立保険

・保険料が高いが解約時期は自分で設定できる

・保険料は全額資産として計上

→節税目的に利用できない

長期平準定期保険 ・長期保障の定期保険

・保険金は戻らないが、長期加入で保険料のほぼ100%に近い解約返戻金を得ることが可能

・返戻率のピークまでが長い

・保険料の半分を損金として計上できる

→節税効果がある

・返戻金は雑収入と損金として計上できる

・長期保障なので退職金の準備に向いている

養老保険 ・積立保険

・満期時もしくは加入中に死亡した場合保険金を受け取ることができる

・貯蓄性がある

→福利厚生や退職金準備に向いている

・契約内容によって全額損金、半分損金、全額資産計上に分かれる

→損金計上できる場合は節税効果あり

逓増定期保険 ・満期までに保険金が一定額まで増加する

・満期での保険金戻りはないが返戻率のピークが早い段階でくる

・契約内容によって全額損金、半分損金、1/3損金、1/4損金に分かれる

→契約内容によって大きな節税効果あり

・早い段階で返戻金が高額になるので事業継承に向いている

がん保険 ・がんに備えるための保険

(対象はがんのみ)

・終身タイプで契約すれば1/2が損金として計上できる

→節税効果がある

・返戻金は雑収入として計上

医療保険 ・従業員の病気、けが、入院、手術、通院を保障

・入院や特定疾患の一時金や先進医療も保障可能

・基本的に全額損金として計上可能

→節税効果がある

損害保険
保険の種類 仕組み 備考
賠償責任保険 ・他社に損害を与えてしまった場合に備えることが可能

・幅広い賠償リスクを保障できる(生産物に対する保障や、器物破損に対する保障など)

・損金として計上可能

→節税効果がある

業務災害補償保険 ・労災だけでは補えない経済的リスクをさらに保障することが可能 ・全額損金として計上できる

→節税効果がある

その他 ・休業補償保険、火災保険、自動車保険などさまざまなラインナップがある ・損金として計上できるかは商品によって異なる

※終身保険か定期保険かは同じ種類の保険でも、商品によって異なります。

また、とくにより詳しく法人保険の種類について確認したい方は、以下の記事も参考になります。

法人保険の種類と活用方法!特徴と目的別の選び方のポイントまとめ法人保険の種類と活用方法!特徴と目的別の選び方のポイントまとめ

法人保険のおすすめは?種類別に解説!

法人保険のおすすめは?種類別に解説!

では実際にどんな法人保険がおすすめなのか、比較しながらご紹介します。

定期保険/長期平準定期保険|おすすめ法人保険

・長期定期保険 スーパーフェニックス(日本生命)

日本生命の長期定期保険スーパーフェニックスでは、保険料の払込期間を満期まで」もしくは短期間で終了する」ことができる2つのタイプがあります。

死亡保障が確保でき、さらに資産形成効果も高く退職金などの準備にもおすすめです。

また、一時的に資金が必要になった場合も、契約貸付制度を利用することができます。途中で保険料払込済みの終身保険への変更ができるのも特徴です。

・定期保険クオリティ(エヌエヌ生命)

エヌエヌ生命の「定期保険クオリティ」では、保険期間を最短5年、最長では対象者が100歳までとニーズに合わせて保険期間を調節可能です。

さらに保険金額は50万円から、最大で9億円まで設定することも可能であり、貯蓄性と大きな節税効果が期待できる保険です。

・長割り定期(東京海上日動あんしん生命)

東京海上日動あんしん生命「長割り定期」では、低解約返戻金期間を設定することにより、比較的割安な保険料でニーズに応えた保障がある保険です。

解約返戻金の使い道としては、以下のようなものが挙げられます。

解約返戻金の使い道例
  • 死亡退職金
  • 弔慰金の確保
  • 事業保障資金
  • 退職慰労金
  • 事業継承

さらに、保険料の支払いが困難になった場合も、条件によって払込済み保険への変更も可能です。

養老保険|おすすめ法人保険

・特殊養老保険(ソニー生命保険)

ソニー生命保険の「特殊養老保険」では、貯蓄と保障を同時に確保できるタイプの保険です。

ソニー生命保険には、通常の養老保険もありますが、特殊養老保険の場合は、満期を迎えることができると基本保険金額の2倍の満期保険金を受け取ることができます。

より大きな資産を確保したいときにおすすめです、

・養老保険(損保ジャパン日本興亜ひまわり生命)

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の「養老保険」では、死亡時や所定の高度障害状態になった場合、保険金を受け取ることができます。

無配当と5年毎の利差配当付の2種類から選ぶことができ、さらに高額割引制度もあります。

契約者のニーズに合わせて特約を選ぶこともできます。

逓増定期保険|おすすめ法人保険

・低解約返戻金型逓増定期保険(東京海上日動あんしん生命)

東京海上日動あんしん生命の「低解約返戻金型逓増定期保険」では、この法人保険の解約返戻金の使い道は、以下のようなものが多いです。

解約返戻金の使い道例
  • 死亡退職金
  • 弔慰金事業保障資金
  • 退職金

さらに契約者貸付制度や、払済保険への変更制度も利用可能。

契約年齢により、満了時年齢を5種類のタイプから選ぶことができ、最短で45歳で満了になるタイプから89歳までに満了になるタイプまで用意されています。

・逓増定期保険(三井住友海上あいおい生命)

三井住友海上あいおい生命の「逓増定期保険」は、逓増率をニーズに合わせて設定することができる保険で、一定期間経過後に逓増率が毎年増加します。

対象菌や死亡保険金、弔慰金などの準備に有効で、さらに解約返戻金の一定範囲内であれば、契約貸付制度も利用することが可能です。

・生活障がい定期(FWD富士生命)

FWD富士生命の「生活障がい定期」は万が一のときはもちろん、所定の高度障害状態や要介護状態になった場合や、所定の疾患で重篤な状態になった場合に保障可能な保険です。

退職金や事業継承、相続などの準備としても利用可能であり、状況においじて解約するタイミングを選択することもできます。

保険料の全額が損金として計上できるので、高い節税効果も期待できます。

がん保険|おすすめ法人保険

・終身がん治療プレミアム(チューリッヒ生命)

チューリッヒ生命の「終身がん治療プレミアム」は、10万円から最大60万円まで、10万年単位で保障額を設定することができます。

先進医療の技術料を通算で2,000万円まで保障することが可能で、必要な保障や月々の保険料に合わせて、カスタマイズを自由に行えるところが人気のようです。

・Prosperityガン治療保険(マニュライフ生命)

マニュライフ生命の「Prosperityガン治療保険」は、経営者を対象にしたがん保険です。本人へのサポートはもちろん、会社をサポートする仕組みになっているのがProsperityガン治療保険です。

通算60回までガン治療月払給付金を受け取ることができ、さらに解約返戻金は資産としてさまざまな形で利用することができます。

医療保険|おすすめ法人保険

・ちゃんと応える医療保険EVER(アフラック)

アフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」は、入院給付金が日額10,000円もらえ、さらに手術では最大40万円受け取れます。

もちろん、通院保障もきちんと受け取れます。

高齢になってからの保障も可能で、保険料払込完了後でも法人から個人への名義変更もでき、しっかり準備しておきたい人におすすめです。

・総合医療保険Mタイプ(大同生命)

大同生命の「総合医療保険Mタイプ」は、入院保障は日帰りでも受け取り可能で、入院給付金は通算1,095日文も!

基本的には終身型ではあるものの、定期タイプを選ぶこともできます。

定期タイプは、

  • 5年
  • 10年
  • もしくは年齢で満期を設定

することができ、内容もシンプルでわかりやすい保険です。

・総合医療保険(ソニー生命)

ソニー生命の「総合医療保険」は、短期払いでコストパフォーマンスは高めな医療保険です。

解約返戻金は退職金としても利用でき、単位給付金は自由に設定できます。

ニーズに合わせてカスタマイズできる部分があるので、目的によってはメリットを大きく感じるでしょう。

賠償責任保険|おすすめ法人保険

・D&O保険(三井住友海上)

三井住友海上の「D&O保険」は、株式会社はもちろん、医療法人や社会福祉法人などさまざまな法人に対応しており、保険適用地域は全世界が対象となっています。

コンサルティング費用や訴訟対応費用など、充実した補償に、さまざまなオプションをカスタマイズすることが可能です。

・MRP(AIG損保)

AIG損保の「MRP」とは、マネジメントリスクプロテクション保険のことで、役員が業務遂行上での加湿などを理由に、法律上で賠償責任を追わなければならない場合に損害を保障してもらえます。

D&O保険の上位商品であり、子会社の不祥事や約なった役員の保障、不祥事発生時の信頼回復のための第三者委員会設置費用の補償なども可能です。

・D&Oマネジメントパッケージ(東京海上日動)

東京海上日動の「D&Oマネジメントパッケージ」では、さまざまな特約が用意されているため、

  • 役員に関する保障
  • 会社保障に対する保障
  • 会社に対する保障
  • その他の保障

など、保障の範囲が広い保険となっています。

全世界に適用し、さらに子会社も対象にできます。

そのため、さまざまなリスクに対して臨機応変に対応することが可能です。

業務災害補償保険|おすすめ法人保険

・ハイパー任意労災(AIG損保)

AIG損保の「ハイパー任意労災」では、万が一の労災事故が発生した場合、従業員への入院保障や死亡保障などを受け取ることができます。

また、事業者に対する訴訟対策として、弁護士の費用や損害賠償責任の補償など、幅広くカバーすることができます。

・労災あんしん保険(日新火災)

日新火災の「労災あんしん保険」では、従業員の業務上のケガや病気に備えることができるだけでなく、うつ病などのメンタルヘルス障害へも備えることができます。

ほかにもパワーハラスメントや、不当解雇などについて賠償責任を負担しなければならない場合、損害に対する保険金を受け取ることも可能です。

法人保険で節税目的の保険が販売停止へ

ここ数年、中小企業を対象とした節税目的の保険商品が急増し、また加入者も爆発的に延びていました。

しかしこれに対し国税庁は2019年2月13日に、法人向けの定期保険についての税務上の扱いを見直す旨の通達を大手保険会社に向けて出しています。

より具体的には、法人向けの定期保険について解約返戻率がピークに達したときに、50%を超える商品については、保険料の全額を損金として算入できないようにする内容となっているようです。

※参考:日本経済新聞より

これを受けて大手保険会社は、節税となりうる商品について、販売を一時休止する対応を固めました。

また国税庁は、大手保険会社の販売方法についても指摘しており、

本来の保険の目的ではなく節税の方が強調されている

と改善要望も出しているようです。

今後どのようになるのかは、2018年2月時点では不明のため、国税庁の新たな情報にアンテナを張っておきましょう。

また、現在の法人保険の見直しを考えているのであれば、以下の記事も参考になります。

法人保険の見直しで最適化するコツとは?ムダの見極め方や注意点も解説法人保険の見直しで最適化するコツとは?ムダの見極め方や注意点も解説

自社のニーズに合わせて法人保険は選びましょう!

法人保険にはまだまだたくさんの保険があります。

内容や保険金額は商品によって異なるため、ぜひ自社のニーズに合わせてもっともメリットの多い保険を選びましょう。

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