この記事はPRが含まれていますが、直接取材・調査した一次情報を元に書かれています。
確定申告をするときに帳簿を付けることが義務になっていますが、確定申告そのものよりもこの帳簿付けがいちばん面倒な過程だと思います。
そんな帳簿付けをラクにしてくれるのが、確定申告ソフトです。
ここでは、しっかり帳簿付けをしなければならない青色申告についての悩みに、分かりやすく答えていきます。
- 確定申告ソフトはどのくらい楽になるの?
- どう選べば失敗しない?
- 厳選したソフトの値段比較がしたいんだけど?
- それぞれの確定申告ソフトの特徴は?
- こういったソフトを利用する際の注意点は?
きっと自分にピッタリのソフトが見つかると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
確定申告ソフトを使うとどれだけ楽になるのか
まず確定申告ソフトを利用すると、どのくらい確定申告の作業がラクになるのか、その点からみていくことにしましょう。
まずは、確定申告ソフトを使用せずに、提出書類を作成した場合からみていきます。
もしすでに「体験済みだ!」という方は、読み飛ばしていただいて問題ありません。
では進めていきます。
もし確定申告ソフトを利用しなかったら
まず自力で確定申告、特に青色申告を行う場合は、「複式帳簿方式」で記載していかなくてはなりません。
これを行うには、最低でも日商簿記3級の知識が必要となりますので、よくわからない方は調べながら進めていくこととなります。
またここでは、その大変が伝わればいいので、具体的な方法は割愛しますね!
さて青色申告についてですが、これを行う場合、以下の書類をExcelなどを駆使して自力で作成しなくてはなりません。
- 仕訳帳
- 総勘定元帳
- 損益計算書
- 貸借対照表
- 決算書
これを見るだけでも「ゾワッ」としますよね・・・。
日々の取引を仕訳することは、そこまで難しくはありません。
しかし、仕訳帳の内容を総勘定元帳にも転記したり、総勘定元帳の1年分の金額を決算書に転記したり、その作業だけでもすでに膨大でしょう。
それゆえ、確定申告では数日間もの間、本業を忘れて資料づくりに追われるわけです。
いくら必要なこととはいえ、この作業に割く時間は、かなり勿体ないですよね?
そこで、「確定申告ソフトを使いましょう!」となるわけです。
今のソフトは、かなり進化しており、その便利さも驚くほど。
もはや使わない手はないということですね!
確定申告ソフトは簿記知識がなくても使いこなせる
確定申告ソフトなら、取引内容を入力しただけで、他の書類へと自動入力されます。
また銀行口座やクレジットカードと連携させることで、利用状況を自動仕訳してくれる機能もあるのです。
もし手入力する場合も、わかりやすい選択式になっているので、簿記の知識が不安でも使いこなせるでしょう。
このように、ひと昔前までの苦労が、大幅に削減されているというわけです。
とはいえ、簿記の知識については、ないよりは合った方が良いことに変わりはありません。
自動仕訳も完ぺきではないので、まだまだ人の目は必要です。
青色申告をラクにする確定申告ソフトの選び方
確定申告には白色申告と青色申告の2種類があり、青色申告のほうが帳簿をしっかり付けなければならないので面倒です。
確定申告でいちばん面倒なところが、この帳簿付け。
ここでは、そんな面倒な青色申告をラクにする確定申告ソフトの選び方をご紹介します。
また確定申告についての知識が曖昧な方は、以下の記事で基礎知識をつけるといいでしょう。
確定申告のやり方と基礎知識!初心者必見の損をしないためのコツとは 損をしないための確定申告前に個人事業主が知るべき4種類の税金1:インストール型よりクラウド型がおすすめ|確定申告ソフトの選び方
確定申告ソフトには、インストール型とクラウド型の2種類があります。
■ インストール型
インストール型は文字通り、アプリを購入してPC上にインストールするソフトです。
■ クラウド型
クラウド型は、インターネットにつなげて使うソフトのことです。
イメージで言うとインストール型はMicrosoftの、
- Word
- Excel
クラウド型はGoogleの、
- ドキュメント
- スプレッドシート
のようなものです。
青色申告をラクにしたいのであれば、インストール型よりもクラウド型を選ぶことをおすすめします。
理由はインストール型の場合は、預金通帳やクレジットカードの明細などを見ながら、多くの項目を手入力をしなければならないからです。
一方のクラウド型の場合は、銀行やクレジットカードのオンラインサービスと同期することで、自動的に入力されるようになっているため、だいぶ手間が省けます。
もちろん、現金取引などオフラインでの取引は手入力をする必要がありますが、
- 口座を利用したり
- クレジットカードを利用したり
など、オンラインサービスが利用できるものでの取引は、自動入力になるので入力の手間が一気に減ります。
また、インストールをする必要がないので、アカウントとインターネットを利用できる環境さえあれば、どんな端末やどんなブラウザからでも利用することができます。
なので、税理士や確定申告相談会などで相談する場合も、ささっと編集することができるということです!
オフラインでの取引が多い場合は、あまりメリットにはならないかもしれませんが、利便性を考えても、インストール型よりもクラウド型をおすすめします。
2:領収書やレシートを読み込めるのか|確定申告ソフトの選び方
より青色申告をラクにするなら、領収書やレシートを読み込めるアプリと連動することができるソフトがおすすめです。
アプリを使用しなくてはならないので、スマートフォンが必要になりますが、アプリと連動することができれば、オフラインでの取引も手入力せずに自動的に入力できるようになります。
もっとラクに青色申告をしたい人や、オフラインでの取引が多い人は、このような確定申告ソフトを選ぶことをおすすめします。
3:勘定科目を自動提案してもらえるか|確定申告ソフトの選び方
勘定科目って知識がないと、どのように入力すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
取引によっては、どの勘定科目を付けたらいいのか、知識があってもイマイチ「ピンッ」とこないこともよくあります。
そんなときにおすすめなのが、勘定科目を自動提案してくれるソフトです。
入力された情報をもとに、どの勘定科目が当てはまるかを推測して自動提案してくれるソフトを使えば、いちいち勘定科目を調べる必要はありませんし、よりスムーズに入力できるようになります。
4:コスパはどうか|確定申告ソフトの選び方
確定申告ソフトは、クラウド型やインストール型に関わらず、提供しているプランや機能にはそれぞれに特徴があるものです。
最近の確定申告ソフトは、無料プランも提供されていますが、有料プランも当然用意されています。
特にクラウド型の有料プランでは、「年額制」や「月額制」のどちらかを選択したうえで利用料を支払うことが多いでしょう。
この月額料については、「2,000~1万円」など、かなりバラつきがあります。
この金額にたいして、機能は十分に満たしているのかは、重要な判断基準となるでしょう。
中途半端な値段のプランは、機能もさほど充実していないことも中にはありますので、ここで紹介している「おすすめ確定申告ソフト」の特徴を参考に、検討はしてみましょう。
インストール型でもおすすめの確定申告ソフトはある?
便利なのはクラウド型の確定申告ソフトですが、インストール型にもメリットはあります。
たとえば、インストール型はインターネットに接続することなく利用できるので、ネット環境がないところでの入力が可能です。
また、PCに入っている分100%安全というわけではありませんが、クラウド型よりも情報漏えいのリスクが比較的低いです。
そして、インストール型にも銀行やクレジットカードのオンラインサービスのデータを、自動入力することができるソフトがあります。
ソフトによっては、クラウド型よりもコストが低くなるソフトもあるので、インストール型をあえて選ぶ人も少なくないでしょう。
それにまだまだクラウド型よりもインストール型のほうが種類も多いため、選択肢があるのもインストール型のメリットです。
クラウド型であまりしっくりくるものがないのであれば、インストール型を選ぶのもひとつの手段としてよいのではないでしょうか。
青色申告がラクになるおすすめ確定申告ソフトを比較!
ここでは、数ある確定申告ソフトの中から厳選した、おすすめ9社の基本情報を比較していきます。
わかりやすいように以下に表にまとめておきますので、予算や自身の環境に合わせて、ある程度の候補をここで絞っていってしまいましょう。
また、より詳しい情報については、次の項で順に紹介しておきます。
では早速みていきましょう。
利用料金 | タイプ | 対応OS | |
やよいの青色申告オンライン | ■セルフプラン
初年度:無料 次年度:年8,000円 ■ベーシックプラン 初年度:年6,000円 次年度:年12,000円 ■トータルプラン 初年度:年10,000円 次年度:年20,000円 |
クラウド型 | 全OS(スマートフォン可) |
freee(フリー) | 【個人向け】
■スタータープラン: 月1,180円/年11,760円 ■スタンダードプラン: 月2,380円年23,760円 【法人向け】 ■お試し: 30日間0円 ■ミニマム: 月1,980円/年23,760円 ■ベーシック: 月3,980円/年47,760円 |
クラウド型 | 全OS(スマートフォン可) |
MFクラウド確定申告 | ■パーソナルミニ:
980円 ■パーソナル: 月1,280円/年11,760円 ■あんしん電話サポート付きパーソナルプラス: 年35,760円 |
クラウド型 | 全OS(スマートフォン可) |
みんなの青色申告 | ■お試し:
0円(30日間) ■通常 9,800円 |
インストール型 | Windows |
フリーウェイ経理Lite | ■無料版:
0円 ■有料版: 3,000円 |
インストール型 | Windows |
円簿青色申告 | 無料 | クラウド型 | 全OS(スマートフォン可) |
HANJO会計 |
■有料プラン 月1,078円 |
クラウド型
(スマホは専用アプリが必要) |
全OS(スマートフォン可) |
MJSかんたん青色申告 |
■無料版:
0円 ■有料版: 7,920円 |
インストール型 | Windows |
わくわく青色申告6 | ■無料版:
0円 ■有料版: 13,180円~ |
インストール型 | Windows |
やるぞ!青色申告2021 |
■ 節税申告フルサポートパック 10,800円 ■ かんたん節税申告パック 8,800円
|
インストール型 | Windows・Mac |
ツカエル青色申告 |
■有料版 通常版:8,140円 |
インストール型 | Windows |
より詳しく!青色申告おすすめ確定申告ソフトの特徴!
ここまでで、ある程度の候補は決まったでしょうか。
次からは、それぞれの詳細な情報について紹介していきます。
では候補ごとに見ていきましょう。
1:やよいの青色申告オンライン
初年度なら無料でお試しできるののが「やよいの青色申告オンライン」です、
勘定科目は自動提案してもらえるうえに、手順にそんて入力すrだけでいいので、知識がなくても複式武器の帳簿が可能です。
もちろん確定申告書の作成も、やよいの青色申告オンラインなら、初心者でもラクに作成できます。
シンプルでわかりやすい
さらに、会計知識がない人でもわかりやすいように、入力画面は非常にシンプルで、自動取込や自動仕訳で記帳業務の時間を大幅にカットすることが可能です。
シンプルでわかりやすいソフトは、知識があると使いにくく感じてしまう部分もありますが、やよいの青色申告オンラインは税理士からも使いやすいと評判です。
知識がなくても家計簿感覚で付けられて、書類作成も可能!
e-Taxに取り込めるデータを作成できるので、やよいの青色申告オンラインを使えば、青色申告がラクになること間違いなしです!
サポートも充実
また、業界最大規模のカスタマーセンターによって、さまざまなサポートを受けることができます。
サポートは電話だけでなく、チャットやメール、画面共有などさまざまな形で行われているので、まったく知識がない人でも安心して使用できるのではないでしょうか。
基本情報
利用料金 | セルフプラン
初年度:無料 次年度:年8,000円 ベーシックプラン 初年度:年6,000円 次年度:年12,000円 |
タイプ | クラウド型 |
対応OS | 全OS(スマートフォン可) |
プランの比較
セルフプラン | ベーシックプラン | |
利用可能機能 | 全機能利用可能 | 全機能利用可能 |
サービス | WebFAQの利用 | 電話、メール、チャットによるサポートが利用可能 |
2:freee(フリー)
freeeは、下部やFX、不動産所得などさまざまな所得に対応している確定申告ソフトです。
e-Taxに対応しているため、書類作成から電子申告までその場で確定申告を終わらせることができます。
さらに、スマートフォンでアプリをインストールすれば、レシート撮影での自動入力も可能です
PCと同じアカウントで入力から確定申告書の作成もできるので、いつでもどこでも利用できます。
同期して自動入力
もちろん、ネットバンキングやクレジットカードの同期もできるので、利用すれば自動的に日付や金額、取引内容が入力されます。
また、勘定科目もAIによって推測されるため、知識なしでも利用可能です。
freeeでは取引先への請求書の作成も可能です。請求書をfreeeで発行すれば、その内容を自動的に帳簿へと反映してくれるので、他所で請求書をバックアップする必要もなく一括で終えられます!
基本情報
利用料金 | ■個人向け
スタータープラン:月1,180円/年11,760円 スタンダードプラン:月2,380円年23,760円 ■法人向け お試し:30日間0円 ミニマム:月1,980円/年23,760円 ベーシック:月3,980円/年47,760円 プロフェッショナル:月39,800円/年477,600円 |
タイプ | クラウド型 |
対応OS | 全OS(スマートフォン可) |
個人向けプランの比較
スタータープラン | スタンダードプラン | |
利用可能機能 | 基本的な記帳
ファイル保存(月5枚まで) 確定申告の書類出力 請求書 、見積書 、 納品書作成 決算書作成 |
スタータープランの全機能
ファイル保存無制限 請求・支払の効率化 定期請求・合算請求 売掛・買掛レポート 資金繰りレポート 消費税申告機能・農業所得の確定申告 |
サービス | メール、チャットによるサポートが利用可能 | メール、チャットによるサポートを優先的に対応 |
法人向けプランの比較
お試し | ミニマム | ベーシック | |
利用可能機能 | 必要最低限の機能
決算書はプレビュー表示のみ |
必要最低限の機能
決算書作成 見積・請求・納品書作成 入金・支払い管理 |
ミニマムの全機能
請求書の定期・一括請求機能 従業員の経費精算機能 ワンクリックで振り込み |
サービス | チャットでのサポートが利用可能 | チャット、メールでのサポートが利用可能 | チャット、メール、電話でのサポートが利用可能 |
3:MFクラウド確定申告
MFクラウドは、他社の確定申告ソフトからかんたんに乗り換え可能なクラウド型確定申告ソフトです。
銀行口座やクレジットカードの登録をすれば、取引明細をすべて自動的に取得して入力可能。
さらに、分析アプリを使用すればいつでもどこでも、キャッシュフローの分析が可能です。
また、銀行口座やクレジットカードだけでなく、
- 楽天スマートペイなどの決済サービス
- A8netなどのアフィリエイトサービス
- Lancersなどのクラウドソーシングサービス
との連携も可能で、よりかんたんにラクにデータを入力することができます。
対応金融関連サービスは以下の通りです。
銀行(全3,381口座) | 楽天銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行 、三井住友銀行 、みずほ銀行 、住信SBIネット銀行 、ジャパンネット銀行 、新生銀行など |
カード(全143カード) | 楽天カード、 三井住友VISAカード 、JCBカード 、アメリカン・エキスプレスカード、セゾンカード 、ビューカード、 DCカード、 オリコカードなど |
電子マネー(全85サービス) | nanaco 、モバイルSuica 、WAON、d払い、LINE Pay など |
通販(全15サービス) | Amazon.co.jp 、楽天市場、ラクマなど |
ビジネス(全41サービス) | クラウドワークス、 Lancers、Coiney、 Square、 楽天スマートペイ、 EC-Orange POS 、A8.net 、BASE 、STORES.jpなど |
サービス連携(全32サービス) | ふるさとチョイス、ビットコインなど |
さらに仕訳では勘定科目を自動提案し、仕訳ルールを学習することも可能なので、面倒な仕訳もかんたんにできます。
またMFクラウド確定申告では、月2,900円でMFクラウドのバックオフィスサービス(給与研鑽や請求書作成など)との連携も可能です。
基本情報
利用料金 | パーソナルミニ:980円
パーソナル:月1,280円/年11,760円 パーソナルプラス:月2,980円/年35,760円 |
タイプ | クラウド型 |
対応OS | 全OS(スマートフォン可) |
プラン比較
パーソナルミニ | パーソナル | あんしん電話サポート付き
パーソナルプラス |
|
利用対象 | 基本的な機能
副業などで確定申告をする必要がある方 |
全機能
自営業、個人事業主として確定申告をする必要がある方 |
全機能
確定申告の操作が不安で電話サポートを受けたい方 |
サービス | 登録から30日間のみチャットでのサポートが利用可能
メールサポートは制限なし |
チャット、メールでのサポートが利用可能 | チャット、メール、電話でのサポートが利用可能 |
4:みんなの青色申告
みんなの青色申告は、さまざまな会計ソフトを販売しているソリマチが提供する確定申告ソフトです。
インストール型ながらも、国内99%の金融機関と連携することが可能なので、口座による取引を自動で取り込むことができます。
さらに勘定科目もAIによって自動提案されるので、知識がなくてもサクサク操作できます。
また、業種を選択することによって、業種に合わせてカスタマイズができ、伝票入力も自分に合ったスタイルで選ぶことができます。
確定申告に必要なデータはすべて自動集計されるうえに、青色申告するためのナビを搭載しているので、準備から確定申告まですべて行うことが可能です。
バックアップ機能でセキュリティ性UP
さらに、みんなの青色申告は設定をONにすればクラウド上でのバックアップもできます。
インストール型はPCトラブルによって使用ができなくなると、データがなくなってしまう最大のデメリットがありますが、バックアップがとれることでデメリットを解消し、万が一のときも安心です。
複式簿記の入力もかんたんにでき、インストール型なのにインストール型のデメリットを感じさせないほど充実した機能で、クラウド型に劣らない確定申告ソフトだと言えるでしょう。
基本情報
利用料金 | お試し:0円(30日間)
9,800円 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
5:フリーウェイ経理Lite
フリーウェイ経理Liteでは、税金にかかわるあらゆるソフトも紹介されています。
またプランについては、無料版と有料版があり、他のソフトと連携させることで、無料版でできる機能が広がります。
累計ユーザーについては、14万人を超えるなど、その実績にも申し分はないでしょう。
実際に利用する際は、動画マニュアルも用意されてるため、ほとんど迷うことなく使いこなせるはずです。
それでもわからなければ、画面共有や電話を通じてサポートを受けられますので、安心して利用できるソフトとなります。
基本情報
利用料金 | 無料版:0円
有料版:3,000円 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
プラン比較
無料版 | 有料版 | |
利用可能機能 | 帳簿付け・税金計算
仕訳・出納帳形式対応 決算書など帳票対応 青色・白色対応 パソコン内にデータ保存 |
無料版の機能
自動仕訳機能 部門管理・工事監理 電子申告機能 ネット上とパソコン内にデータ保存 |
サービス | なし | メール・画面共有・電話サポートに対応 |
6:円簿青色申告
円簿青色申告は、すべてが無料で利用でき、また他社のように機能制限が特にありません。
また消費税法が改正された場合でも、無料でバージョンアップをしてくれるなど、搭載機能に関してはすべて無料となります。
ただし、クレジットカードなどの情報を同期したりといった機能がない点は注意しておきましょう。
この確定申告ソフトは、無料であらゆる機能がずっと使い続けられるので、一度試してみてもいいかもしれません。
基本情報
利用料金 | 0円 |
タイプ | クラウド型 |
対応OS | 全OS(スマートフォン可) |
プラン比較
無料版 | |
利用可能機能 | 消費税法改正時も無料バージョンアップ
複合仕訳・元帳の入力対応 仕訳帳・出納帳など各種出力が可能 領収書を画像データ保存 合計残高試算表も出力可能 データ保持数:制限なし 最大仕訳件数:制限なし やよいの青色申告のデータインポート機能 |
サービス |
データ2重保管(暗号化通信) |
7:HANJO会計
HANJO会計は、飲食店を経営されている方に特化した確定申告ソフトとなります。
ほとんどの入力がAIにより、自動仕訳されたり、勘定科目の自動設定をしてくれるので、相当な手間の削減が狙えるでしょう。
また、利用する画面についてもシンプルで、初心者の方でもわかるようになっています。
HANJO会計では、専用アプリも用意されていますので、通常PCで行う確定申告作業もスマホで十分対応できるでしょう。
飲食店を経営されている方はもちろんですが、起業したての方にもおすすめの確定申告ソフトといえます。
基本情報
利用料金 | ■有料プラン
月1,078円 |
タイプ | クラウド型
(スマホは専用アプリが必要) |
対応OS | 全OS(スマートフォン、タブレット可) |
プラン比較
通常版 | |
利用可能機能 | 領収書の撮影で勘定科目を自動推測
同じ取引先の一括入力機能 取引シーン選択で勘定科目を自動設定 通帳・クレジットカード自動取込・自動仕訳 確定申告書・固定資産登録・各帳票の出力 弥生形式のデータであれば、他ソフトもインポート可能 |
サービス |
暗号化・認証機関取得 電話サポート 経営サポートツールあり 動画解説あり 操作NAVIサポート
|
8:MJSかんたん青色申告
MJSかんたん青色申告では、非常にシンプルな画面構成となっており、ネット銀行やクレジットカードの利用情報を自動で取り込むこともできます。
ただし、初めのうちは勘定科目について自身で登録する必要があります。
その後、似た取引パターンがあると徐々に学習していくので、手間もそれに伴って減っていくでしょう。
また見た目の斬新さはないので、今までのソフトに使い慣れている方などは、親しみある画面となっています。
無料版があるので、一度試してみても良いでしょう。
基本情報
利用料金 | ■無料版
0円(インストール後30日間) ■有料版 7,920円 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
プラン比較
通常版(お試し期間を含む) | |
利用可能機能(一部) | 口座・クレジットカードの明細情報を自動取り込み
入力帳簿伝票(好みの方法で入力すると関連しように自動反映) 勘定科目自動補完機能 仕訳アシスタント機能 リアルタイム集計機能 確定申告書・決算書・減価償却出力機能 電子申告機能(e-Taxと連携) |
サービス |
3ヶ月間の無償サポート(任意:以降年額5,400円) ※以下3ヶ月間の無償サポートの場合 ・電話・メール・FAX対応 ・遠隔サポート ・アップデートプログラム ・法改正に伴う手順書の提供 |
9:わくわく青色申告6
わくわく青色申告6も、取引情報を入力していくだけで、青色申告に必要となる資料(決算書など)が作成できます。
また必要情報を入力すれば、経営状態をグラフなどで把握できるため、改善ポイントの洗い出しにも重宝するでしょう。
法改正についてもしっかりと対応しており、「令和」対応もバッチリです。
ただし、クラウド型で紹介してきた「freee」などと比較すると、自動仕訳などはないので、手間は感じるかもしれません。
知識がない方でもわかるマニュアルやわかりやすい解説があるので、青色申告の知識を付けたい方にはうってつけのソフトとなりそうです。
基本情報
利用料金 | ■無料版
0円(インストール後30日間) ■有料版 13,180円~ |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
プラン比較
通常版(お試し期間を含む) | |
利用可能機能(一部) | 領収書の撮影で勘定科目を自動推測
取引入力で仕訳帳や元帳に自動転記 取引入力で経営グラフがリアルタイム集計がされる 仕訳辞書機能 細かい設定OKのセキュリティ機能 消費税・青色決算書・固定資産出力機能 電子申告機能(e-Taxと連携) |
サービス | FAX・電話サポート
アップデートサービス 法改正や使い方情報の受信 操作マニュアルPDFファイル サンプルデータ付き |
10:やるぞ!青色申告2021
やるぞ!青色申告は、Macにも対応しているインストール型の確定申告ソフトです。
2つのパックが用意されており、そのどちらも確定申告に必要な機能が、すべて搭載されたものとなっています。
また、サポート体制が万全で、購入後も15ヶ月(最長)の無償サポート付き。
とくにフルサポートパックとなると、電話はもちろんリモート操作でのサポートにも無償対応してくれますので、不明点は積極的に聞いて解消していくといいでしょう。
こういった手厚いサポートは、初めて確定申告ソフトを使うという方には、うれしいサービスとなります。
基本情報
利用料金 | 節税申告フルサポートパック:10,800円
かんたん節税申告パック:8,800円 やるぞ!確定申告:4,980円 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows・Mac |
プラン比較
フルサポートパック | かんたん節税申告パック | |
利用可能機能 | 以下の業種に対応
・一般 ※申告に必要なすべての機能を利用できる |
以下の業種に対応
・一般 ※申告に必要なすべての機能を利用できる |
サービス | 登録から30日間のみチャットでのサポートが利用可能
以下のサポートが最長15ヶ月間無料 ・電話 |
メールでのサポート:最長15ヶ月間無料 |
11:ツカエル青色申告
ツカエル青色申告は、事業所のデータ数に制限がありません。
また、兼業で業種を複数抱えるケースもあるでしょうが、そういったケースでもしっかり対応できるように設計されています。
インストール型というと、中にはレガシーなデザインのUIも見受けられますが、ツカエル青色申告なら見やすいUIで、操作に困ることも少ないでしょう。
動作についても、軽快に動くように設計されており、ストレスなく利用できます。
実際に使い始めてみれば、価格に見合った高い品質であることが実感できるでしょう。
基本情報
利用料金 | ■無料版
0円 機能制限あり ■有料版 通常版:8,140円 ※すべてのオプションも無償利用可能 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
プラン情報
通常版(無料版を含む) | |
利用可能機能(一部) | クレジットカードや銀行の明細取り込み可能
ツカエル見積・納品・請求書などと連携し転記不要になる クラウドへ自動でデータのバックアップを行える わかりやすいビジュアル試算表で見える化 申告の必要書類を一括印刷できる カンタン決算アシスト機能 |
サービス | 法令改正対応
24時間お問い合わせフォームサポート アップデートサービス 操作マニュアルPDFファイル |
農業の方におすすめの確定申告ソフト
農業の方が確定申告を行う場合、通常の確定申告のソフトで対応していない場合があります。
ここでは、なぜ通常の確定申告ソフトではいけないのかの理由と、それと合わせて農業の方でも利用できるおすすめの確定申告ソフトを、かんたんに紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
通常の確定申告ソフトでは対応していない場合も
農業の方が、確定申告ソフトを選ぶ際に気をつけなければいけないのが、勘定科目についてです。
通常に比べ、農業の勘定科目は独自の物があるため、農業専用の確定申告ソフトを選ばなければいけません。
その他、自分自身で勘定科目を設定可能なソフトを選んでもいいでしょう。
クラウド型ならコレが使える
クラウド型でも農業の方が利用できるソフトはあります。
たとえば、これまでに紹介してきたソフトととして、以下のようなものが、農業用としても活用できるでしょう。
※以下のサービス名をクリックすると、詳細項目へ戻ることができます。
これらは、自分自身で勘定科目の設定ができる仕様になっているので、幅広い業種で利用が可能となっているのです。
この後で紹介するインストール型では、「微妙だな・・・」と感じる方は、上記で紹介したクラウド型を候補としてみるといいかもしれません。
農業専用でおすすめの確定申告ソフト
こちらでは、農業専用の確定申告ソフトでおすすめのものを2つご紹介します。
ソリマチ農業簿記11
利用料金 | ■無料版
0円 機能制限あり ■有料版 60,000円 ※すべてのオプションも無償利用可能 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
まず1つ目のソフトは「ソリマチ農業簿記11」。
農業の方が知る人ぞ知る、鉄板の確定申告ソフトとなります。
こちらはJA全中推奨製品でもあり、農業の勘定科目はもちろん元から設定されており、軽減税率制度にも対応。
また、こちらのおすすめポイントは、日本全国で研修会を開催しているため、使い方が分からないという方も安心して利用することができるのです。
さらに使える機能についても、豊富で申し分ないので、有力候補となるでしょう。
らくらく青色申告農業版2021
利用料金 | ■無料版
0円 機能制限あり ■有料版 8,000円 更新版は4,000円 ※すべてのオプションも無償利用可能 |
タイプ | インストール型 |
対応OS | Windows |
2つ目のソフトは「らくらく青色申告農業版2019」。
他社の農業専用ソフトと比べると、かかる費用がかなり良心的であることが分かります。
また対象者も、個人事業主だけでなく、法人にもしっかりと対応。
こちらも、農業に必要な勘定科目は元から設定されているため、自分自身で設定する必要はありません。
複式簿記がまったく知識のない方でも、カンタンに使いこなすことができるのも、こちらのソフトの魅力といえるでしょう。
青色申告ができる確定申告ソフトの注意点
確定申告をする上で、あらゆる面でコスト削減が狙える確定申告ソフトですが、2点ほど注意していただきたいことがあります。
ここでは、その注意点について紹介しておきますので、必ず目を通すようにしてください。
1:すべてが自動になるわけではない
Excelで帳簿管理するよりは、断然楽になる確定申告ソフトですが、いくら自動機能が搭載されているとはいっても、それはすべてではありません。
先に少し触れていましたが、中には想定の勘定科目がない場合や、期待と異なる勘定科目に設定されてしまうこともあるでしょう。
過信し過ぎず、その都度の確認が非常に大切ということです。
オフラインの買い物ではしっかりと領収書をもらい、抜けのない管理をすることも忘れてはいけません。
自身で写真をとるだけだとしても、領収書の管理はあくまでも自分自身となります。
2:人によって使い勝手の良さは変わる
どの確定申告ソフトもそれぞれに、画面のわかりやすさの工夫や機能特徴があり、その特性は各ソフトで異なるものです。
ここでは、数ある確定申告ソフトの中から、厳選したおすすめを紹介しています。
しかし、さらにその中から自身に合ったソフトを見極めるためには、無料プランで利用してみて、実際に使い勝手の良さを自身で体感することが一番であることに変わりありません。
ネット上には様々な評価がありますが、知識量や価値観はそれぞれで人によって異なります。
長く愛用していくものですから、まずはフリープランから実際に体感することから始めてみてください。
自分に合った確定申告ソフトを選びましょう!
クラウド型でもインストール型でも、確定申告ソフトごとにさまざまな特徴があります。
機能の充実度なども異なりますし、料金設定も異なります。
ソフトによっては無料お試しも可能なので、まずは試してみてから、使いやすく求めている機能があるソフトを選ぶのがよいでしょう。
また大事なことなのでおさらいしておきますが、確定申告ソフトも完ぺきではありせん。
自動仕訳や自動入力されていたとしても、再度自身の目で確認するようにしてください。
そうやって活用していけば、確定申告ソフトは、かなり心強い味方となります。
ぜひ自分に合った確定申告ソフトを選んで、青色申告をラクに終わらせてしまいましょう!