65才で定年退職することが多いのですが、しかし60代はまだまだ若いです。
生活にも不安があるため、しっかり稼ぎたいと思う方は多いのではないでしょうか。
60代で稼げる仕事をご紹介していきます。
もくじ
60代になっても稼げる仕事につきたいのは
60代になっても稼ぎたい理由には、以下の3点があげられます。
60代になったとき、生活をしていくために十分な貯蓄がないケースも多くあるのです。
老後2000万円問題
金融庁の金融審議会「市場ワーキンググループ」はこのほど、高齢者の現金残高に約2,000万円の不足が生じるとする報告書を発表しました。
このギャップは、人々が老後まで生活を支えるための手持ちの現金を持っていないことが原因です。
また、報告書によると、定年間近(65歳以上)の人は、貯蓄によって経済的に生活を維持できない可能性が最も高いといいます。
参考:調査のチカラ「JSKパートナーズ 老後資金に関する調査」
年金の受給
2009年7月に社会保障法が改正され、政府の上級職員の退職年齢が引き上げられました。
この改正により、上級官僚の定年退職の規定が60歳から65歳になりました。
老齢年金は令和4年4月から上限が70歳から75歳に引き上げられました。
また、65歳に達した日後に受給権を取得した場合についても、繰下げの上限が5年から10年に引き上げられました。
75歳まで繰り下げ受給をすると総額率が84%も増加することがあります。働ける間は働きたいという方が多くいるということでしょう。
生活の不安
老後に年金がどのくらい受けられるかもわからず、生活の不安を感じている人も多いでしょう。
家のローンが残ってしまう可能性もあります。
そのため60代で定年退職をしても、仕事を続けたいと思う人は多くいるのです。
セコムが行った調査では約8割の人が老後の生活に不安を感じているという結果がでました。
その内容は「病気・ケガ」「経済的な不安」「介護」となっており、健康で働けることが大切だということがわかります。
60代に稼げる仕事につくには
60代で定年を迎えても、企業で働く方法は以下のようにいくつか考えられます。
それぞれの企業が独自の制度を設けているので、確認をするとよいでしょう。
株式会社ガネットが定年退職を控える50代の男女319名、定年退職後も働く60代以上の男女259名を対象に「定年後の働き方に関するアンケート調査」を実施したところ、7割以上(70.5%)が「定年後も働きたい」と回答 「継続雇用制度」で働き続けたい人は約9割と多数の方が仕事を続けたいと考えています。
参考サイト:PRTIMES 定年退職を控える50代/定年退職をした60代以上のシニアに聞いた「定年後の働き方」に関する意識調査>定年退職間近のサラリーマン、7割以上が「定年後も働きたい」と回答
再雇用制度
定年まで勤めた企業において、延長して勤めることを再雇用制度といいます。
グループ会社などで勤めたり、教育係になるケースもあります。
一度辞める形になるので、再雇用の前に退職金などがでるケースが多いです。
特に若い人が育っていない企業は、この再雇用制度を導入しているケースが多いです。
勤務延長制度
勤務延長は定年を迎えても条件や仕事内容を変えることなく、引き続き勤務するケースをいいます。
65歳はまだまだ働き盛りで、また少子化により働く人口が減っていることから今後増えていくシステムではないでしょうか。
再就職
再就職とは一度やめた職場にもう一度戻ることをいいます。
少子高齢化において採用をするのが難しくなっている今、再就職可能な企業は増えています。
新しく職場を探す転職と比べて、実績や経験があるため企業にとっても採用しやすいメリットがあります。
報酬はさまざまですが、スキルなどによってはほとんど変わらない報酬を提示する会社もあります。
内閣府の調査では男女別、年齢階級別に就業状況を見ると、男性の場合、就業者の割合は、55~59歳で91.3%、60~64歳で81.1%、65~69歳で57.2%となっており、60歳を過ぎても、多くの人が就業しています。
また、女性の就業者の割合は、55~59歳で72.0%、60~64歳で56.8%、65~69歳で36.6%となっています。
参考サイト:内閣府 令和元年版高齢社会白書 第1章 高齢化の状況
60代から稼げる仕事
以下のように60代からあらたに稼げる仕事につくことができます。
体力と相談をしながら、また特別なスキルは必要な仕事も多くあります。
運転手やドライバー
宅配便など運転手やドライバーのニーズは高いです。
また大型でなくても、普通の免許で運転できる仕事もあり特別なスキルが必要ないのも大きなメリットです。
働くペースもある程度自分で設定できるケースが多いです。
「タクQ」は株式会社しごとウェブが運営するタクシー業界特化の転職サイトです。完全無料で転職支援を受けられ、入社が決まるとお祝い金が10万円までもらえます。
家事代行
料理や掃除などお金を払ってでもやってほしいという人は多いです。
運転手と同じようにスキルは必要なく、普段からやっている人であれば延長上で仕事をすることができます。
またどれだけ不況であってもなくなる仕事ではありません。
家事代行サービスcasy(カジー)は週1日2時間からでも働くことができて未経験でも安心してお仕事が始められるようなサポートも充実していますので
今まで家事をしてきた方におすすめの仕事です。
オフィスワーク
事務作用は体力を使うわけでもなく、これまでの経験を生かすことができます。
特に経理など特別な経験や知識がある場合は、より稼ぐチャンスがあります。
在宅などで仕事をしてみたい方は国内最大のクラウドソーシング「クラウドワークス」ならオフィスワークの案件も多数登録されていますので、まずは登録してご自分にあったお仕事をみつけてみるものいいでしょう。
清掃業
清掃業は常にニーズがあり、また特別なスキルも必要としません。
内容によっては体力がいる作業から、特に必要ない作業まであります。
また短時間でできる仕事から、長時間の仕事までさまざまなので体力にあわせて選ぶことができます。
警備員
警備員になるためには研修が必要です。
道路の警備や大型店舗の警備などさまざまな場所で需要のある仕事であり、60代の方も多く活躍しています。
長時間立っている仕事であり、体力が必要になります。
管理人
マンションなど不動産に管理人は年齢を問わないケースが多いです。
資格が必要になりますが、一度とっておくと長く勤めることができるのです。
管理能力があり、また人と触れ合うのが好きな方に向いている仕事です。
飲食業・接客業
飲食業や接客業を老後に経営するケースが多くみられます。
初期費用や準備が大変ではありますが、一度軌道にのると長く続けることができます。
また自分の店であれば、自分の体力をかんがえながら休みや営業時間などを考えることもできます。
まとめ
老後2000万円問題や年金問題など、将来に不安を感じている人は多いでしょう。
現在65歳で定年を迎える企業が多いですが、しかし60代はまだ動ける人が多いです。
また上記のように60代になっても稼げる仕事は多くあります。
自分の体力にあわせて、うまく調整できる仕事を選ぶとよいでしょう。
定年になっていきなりずっと家にいるよりも、できる仕事をする生き方もあるでしょう。