50代からでも稼げる仕事ってある?職種や仕事内容を解説

日本が高齢化社会となるのに伴い、50代でも応募可能な求人は増加してきていますが、50代から稼げる仕事となるとどのような職種を選べば良いのか迷う人も多いでしょう。

この記事では50代から稼げる仕事を探すコツから職種まで詳しく解説します。

50代から稼げる仕事は探せる?



50代から稼げる仕事を探すのは不可能ではありませんが、難しいとされるので実際に探す際に踏まえておきたいポイントを3つご紹介します。

転職・就職に時間がかかる

2018年にエン・ジャパン株式会社が1800人を対象に行った転職活動期間についてのアンケート結果によると、50代の転職活動にかかった期間は半年程度が33%で最も多く、次いで3か月程度が23%という結果でした。

また50代では転職活動期間が事前の想定より長引いた人が49%と約半数を占めたため、転職・就職活動にはあらかじめ時間がかかるものと覚悟しておくのが望ましいでしょう。

参考:エン・ジャパン株式会社「アンケート集計結果第155回 転職活動期間について(2018年度版)」

 

正社員ではなく非正規雇用になる可能性がある

厚生労働省が2019年に行った「国民生活基礎調査」の結果によると50才~54才の男性では9.1%、55才~59才の男性では11.4%、50才~54才の女性では59.3%、55才~59才の女性では62.9%がそれぞれ非正規雇用で仕事をしているのです。

50代で就職や転職をする場合、非正規雇用で仕事をしなければならない可能性があるのを覚えておきましょう。

参考:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」

前職より収入が減る可能性がある

50代で就職や転職をする場合同程度の収入を得られるのが望ましいと考える人も多いかもしれませんが、例えば正社員から非正規雇用へと転職した場合、賃金は約1/2程度にまで減る可能性が高いでしょう。

厚生労働省が2019年に行った「賃金構造基本統計調査」においても50才~54才では正社員の平均賃金が時給2,476円なのに対して、非正規雇用では時給1,308円という結果が出ているので、条件を良く確認して転職するのが望ましいと言えます。

参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」

前職より収入が減ってしまうという一方で、アンケート調査40代、50代の転職についての意識調査では40代、50代での転職経験者は全体の18%と少ないですが、転職経験者の61%が満足しているという結果がでています。

アンケート:PRTIMES 「リクナビNEXT 40・50代の転職意識に関する調査」より

50代から稼げる職種とは


50代から稼げる仕事にはどのような職種があるのでしょうか。

7つご紹介します。


運送業界やタクシー運転手

丁寧な運転が得意であればドライバーで稼ぐのがおすすめです。

運送業界で働くのであれば大型免許や中型免許、タクシー運転手として働くのであれば二種免許を取得しておきましょう。

製造業や土木系

モノづくりに携わりたいなら製造業や土木系の会社で稼ぐのも良いでしょう。

製造業は機械の組み立てや仕分け、検査など、土木系では建設現場や道路工事の作業員の求人が多いので製造業ならフォークリフト、土木系ではクレーンやユンボなどの免許を取得しておくと良いアピールとなります。


警備員や管理人

体力に自信があるなら建物の警備員や管理人の仕事で稼ぐのが即戦力となって良いでしょう。

臨機応変な対応を求められる場合も多いため、冷静な判断力も合わせてアピールするのがおすすめです。


営業

人と接する仕事の経験があれば営業で稼ぐと効率が良いでしょう。

新規開拓営業も良いのですが、既存顧客を管理するルート営業なども50代の人の高いコミュニケーション能力を活かせるのではないでしょうか。


清掃業

掃除をするのが好きなら清掃業の仕事も稼げるでしょう。

大型の業務用物件を担当したいなら清掃員、住宅を担当したいならハウスクリーニングと選べる幅も広いのが特徴的です。


介護系

高齢化の波を受けて需要が高いのが介護系の職種です。

最初はデイサービスなどで適性があるか様子見をして、向いていれば初任者任用資格を取得後施設に勤務しながら介護福祉士を目指すのが良いでしょう。

「かいご畑」は厚生労働大臣認定の介護就職支援センターで介護の仕事の経験がない方への求人も多く、働きながら資格取得を目指せます。介護の仕事はますます需要が高まるので長く稼げる仕事と言えるでしょう。

 


50代から稼げる仕事につくには


50代から稼げる仕事に就くコツを3つご紹介します。

今までの経験を生かせるか

50代から稼げる仕事に就くには、前職で得た知識・スキルを高く買ってくれる企業を探すのが望ましいと言えるでしょう。

未経験で新しい仕事に挑戦するのも良いのですが、それではなかなか金銭的に自分の希望とマッチする仕事に就くのが難しくなってしまいます。

一度自分の経験をメモなどに起こして整理し、そこからどのような仕事に就くかを導き出すのもおすすめです。


雇用形態にこだわらない

50代から稼げる仕事に就くにはあまり雇用形態にこだわりすぎないことも大切だと言えます。

正社員に最初からはなれなくても、正社員登用制度のある会社に入社するなど、どこかで条件を折り合わせる工夫をしてみた方が良いということです。

積極的に応募する

50代から稼げる仕事に就くには積極的に応募を続けることも重要と言えます。

なぜならその積極性が言葉や振る舞いに現れ、面接官の心を動かさないとも限らないからです。

コツコツと応募を続けることで、自分に合った職場を見つけられると信じる気持ちが大切です。


まとめ

50代でも稼げる仕事を探すのは不可能ではありませんがある程度の時間を要したり、自分の条件に合わない部分も出てきたりするため、折り合う気持ちを大切にしながら積極的に就職・転職活動を続けることが大切だとわかりました。

この記事も参考にして、ぜひ自分が楽しく働ける職場を探してみてください。

 

50代向けのおすすめの転職サイトについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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