文系でも儲かる仕事ってある?おすすめの仕事を10種紹介!

儲かる仕事と聞くと、なんとなく医者や薬剤師など、理系の業種を浮かべる人が多いでしょう。

しかし、文系だからといって諦める必要はありません。文系でも儲かる仕事はたくさんあります。今回は、文系と理系の平均年収の違いを紹介するとともに、文系でも儲かる仕事を紹介します。

文系と理系の平均年収の違い

文系でも儲かる仕事を知る前に気になるのが、理系との平均年数の差でしょう。性別によっても平均年収が異なるのが現状です。まずは、文系と理系の平均年収について紐解いていきます。

 

男性の文系と理系の平均年収

独立行政法人経済産業研究所による「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPS データに基づく分析結果-」によると、男性の理系出身者は平均で600万9,900円の年収という結果でした。

一方の文系出身者は559万200円と、実に約42万円もの差が開いています。

 

参照:独立行政法人経済産業研究所「理系出身者と文系出身者の年収比較-JHPS データに基づく分析結果-」

https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/11j020.pdf

 

女性の文系と理系の平均年収

男性と同じく、女性の場合も文系と理系の平均年収が異なります。前項と同様のデータによると、理系の女性は平均年収が260万円3600万円、文系の場合は203万200円となりました。男性よりも差が開いていることがわかります。

 

文系と理系に年収の差がある理由

理系出身の人は、より専門性の高い職種に就くケースが多く、給料も高めに設定されています。

文系出身者でも専門職に就くことはありますが、知識だけではなく技術的にもより高い専門性が求められるため、理系出身者の方が重宝されるでしょう。

また、理系出身者が多く就職する企業は、大半が大手メーカーであり、ベースとなる給料が高い傾向にあります。

 

文系で儲かる仕事とは

トータル的に、理系出身者の方が高収入を得ていますが、文系でも儲かる仕事はあります。続いては、その中から10種を紹介するとともに、儲かる理由について見ていきましょう。

 

総合商社

貿易に関わる業務や、卸業、小売業など幅広く商品やサービスを行っている企業を総合商社といいます。

日本では「三菱商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「三井物産」「住友商事」「豊田通商」「双日」の7社が該当し、年収が高いのが特徴です。

貿易をメインの業務としている企業が多く、語学力も求められるでしょう。また、商社マンなる上で、必須となる資格はないこともあり、文系でも十分に稼げる仕事といえます。

 

大学教授

教育分野において最高位に当たるのが大学教授です。多い人は年収1,000万円以上を稼いでいます。

理系の専門分野に関する教授もいますが、文系の教授も欠かせない職業です。好きな学問で稼ぐことができる上に、社会的地位も得られるので付加価値の高い仕事といえるでしょう。

 

大手広告代理店

電通や博報堂で有名な大手広告代理店も、文系で稼げる仕事のひとつです。

大手であれば、平均年収は1,000万円を超えるとされ、昇進すれば2,000万円に到達する人も少なくありません。理系的な要素は必要ないので、文系でもチャレンジしやすい仕事といえるでしょう。

 

医療関係の営業

医療関係といえば、理系出身者が就く仕事といったイメージがありますが、文系でも目指せる職種があります。

そのひとつが、医療機器メーカーや医薬品メーカーの営業です。医療機器は一台の価格が高いこともあり、年収アップも見込めます。外資系企業であれば、医師と同じくらいの年収を得ている人もあるほどです。

 

公認会計士

会計業務を担う公認会計士は、文系でも目指すことができる国家資格です。経済界において最高峰といわれており、年収もそれなりに高いため、多くの人がチャレンジしています。会計業務だけではなく、コンサル業や監査業務なども行い、独立する人が多いのも特徴です。

関連サイト:公認会計士・監査審査会

弁護士

突破するのが非常に難しいといわれる司法試験に合格した人だけがなれる弁護士も、文系でも稼げる仕事のひとつです。

さらに、司法試験を受けるためには、法学部から法科大学院へ在籍するなどいくつかの条件を満たす必要があり、文系の方が有利に働きます。とはいえ、合格率3%という超難関であることには変わりありません。

関連サイト:法務省 

弁理士

知的財産に関するスペシャリストを弁理士と言います。

弁護士や司法書士などと同じ士業のひとつです。弁理士試験は、理系が有利という内容ではなく、むしろ民法が選択問題にあることから、文系の方が受けやすいでしょう。また、英語スキルがあれば、キャリアアップに活かせます。

関連サイト:日本弁弁理士会

エンジニア

エンジニアと聞くと、理系ではないかと思う人も少なくありません。しかし、エンジニアは言語の特性を使って組み立てていくため、文系に向いている仕事といえます。ITコンサルティングになれば、さらに高収入が期待できるでしょう。

エンジニアは稼げる仕事として注目の職業です。詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

マスコミ

新聞や出版関係、テレビ業界に携わる仕事です。例えば、記者や編集者、アナウンサーなど、仕事内容は多岐にわたり、その多くが文系向きといえます。

特にテレビ業界は高収入が期待できるため、求人倍率も高くなりやすいでしょう。

 

メガバンク

大手銀行の総称をメガバンクといいます。日本国内にあるメガバンクは「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」が有名です。年収が高いことに加えて、福利厚生の充実度も高く、安定した職種として人気があります。

文系におすすめの稼げる仕事についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

文系でも稼げる仕事はたくさんあることをご紹介しました。

一見すると、理系の方が稼ぎがいいイメージがあるため、文系出身だと諦めがちです。しかし、職種を選べば、しっかりと稼ぐことができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

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